ここ数年、北斗市のカタクリの群生地として有名な匠の森に、カタクリが終わったあとはシラネオアイが群生しているという情報を多く目にするようになった。これまで行ったことがなかったので、様子見方々出掛けてみた。
確かに、カタクリのように斜面一面というわけではないが、同じ斜面のあちこちに予想を超えるシラネアオイの群生が見られた。
シラネアオイ(白根葵)は、キンポウゲ科(シラネアオイ科として分けることも多い)シラネアオイ属の多年草で、日本固有種の1属1種である。和名の由来は、日光白根山に多く見られたことによる。しかし、最近は鹿の食害で急激に減少しているらしい。
花がタチアオイに似ることからシラネアオイ(白根葵)と名づけられた。別名で「山芙蓉(やまふよう)」、「春芙蓉(はるふよう)」ともいう。
北海道では、裏山のようなところでも普通に目にできる花であるが、本州ではなかなか目にできないようで、本州から来る登山者はこの花を目にすると非常に感激することが多い。大千軒岳のシラネアオイの群生地は規模的に日本一と言われている。
白っぽい花は目にしたが、純白の白花と1株から2つの花を咲かせるものは目にすることができなかった。
白花はまだ2~3回しか目にしたことはないが、伊達紋別岳では株となっているものが多く目にできるという。
伊達紋別岳の白花のシラネオアイ(他サイトから借用)
昨年、桧沢の滝下の沢で見かけた1株から2つの花を咲かせるシラネアオイ
恵山の428峰(御殿山)では、1株から2つの花が咲くものばかりが群生している。
オホーツクにはこの花もないのです。
近くでは、中札内「六花の森」で管理植生されていますが、今年は今のところ休園中で訪問には間に合わないでしょう。
貴ブログで目にする、大千軒岳のシラネアオイ群生は見事ですね。
五稜郭公園のソメイヨシノも素晴らしく拝見致しました。
花だより、たくさん楽しませて頂いております。
登山は自粛していますので、この時期ならではの花を中心とした自然に触れる不急不要の外出で鬱憤を晴らしています。
あまり知られていませんが、胆振の来馬岳山頂付近の群生もなかなか素晴らしいですよ。スキー場コースから登って山頂手前一帯広範囲に咲き乱れています。白花もあります。見頃は5月下旬、今年は行きにくいかもしれませんが、いつか機会がありましたら是非!
来馬岳、昔5月に登っていますが、写真には撮っていなかったようです。
来年にでも、伊達紋別岳とセットで登ってみたいです。
とにかく、大手を振って山に登れる日が早く来ることを待つしかないですね。
白水岳もマッタが掛かった感じですね。これまで刈った所も新しいササが伸びて来るだろうし・・・。