
昨日、中野ダム公園の帰りに、いつものオオバナノエンレイソウの群生地へ寄ってみた。

この花は、北海道大学の校章にもなっている花で、北大の構内にも大きな群生地がある。
5-6月に茎頂に直径5-7cmの白い大きな3枚の花弁を付ける。
花の中央に子房があり、6本の雄蕊が取り囲む。

北海道、本州北部に分布し、群生することが多く、北海道では各地に群生が見られる。

十勝地方に特に多くの群生が見られる・・・芽室町の新嵐山スカイパークの道路沿いの群生。
◎これまでに目にしたことがある他のエンレイソウ

一番多く目にするエンレイソウ(延齢草)・・・開花するまで15年程度もかかるそうだ。
キクザキイチゲ、カタクリ、エゾエンゴサクとともに咲いていることが多い。

函館山で多く見られるコジマエンレイソウ。コジマは渡島小島を指す。

山で良く目にするミヤマエンレイソウ(シロバナエンレイソウ)
オオバナノエンレイソウより花弁が小さく、横向きに咲く。

ヒダカエンレイソウ・・・鎌鹿さんのブログから借用
自分にはコジマエンレイソウとの見分けがつかない。
見分け方のポイントは、雄しべの長さが短いことらしい。
また、エンレイソウと白い花弁を持つミヤマエンレイソウとの雑種なので、
近くにミヤマエンレイソウがあるかどうかがポイントとなるそうだ。

クロミノエンレイソウ・・・実が黒くなる。
アオミノエンレイソウ、アカミノエンレイソウ、ウスクロミノエンレイソウもあるらしい。

トイシノエンレイソウ・・・札幌の砥石山で発見されたのが名前の由来
萼片が緑色、雄しべが白く、子房は赤紫色。
これらのほかに、シラオイエンレイソウ、カワユエンレイソウ、トカチエンレイソウなどがあるようだが、目にしたことはない。
シラオイエンレイソウは、シロバナエンレイソウとオオバナノエンレイソウの交雑種のようですね。
ポロト自然休養林で見られるとか・・・?
道内のエンレイソウ属は基本種、雑種、変種を入れると13種あります。
わたしは、今日アップされた中でトイシエンレイソウは見たことがありません。室蘭にもあるようです。
シラオイエンレイソウは、シラオイに行くと普通に見られます。