癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

名前が気になっていた「七時雨山」

2018年08月03日 | 登山・旅行
    
    南方向から眺める七時雨山

 「東北百名山」の中で、以前から、その情緒的な響きの山名が気になっていた。
 八幡平市北東部の田代平高原に位置する、この七時雨山(ななしぐれやま)(1063m)は、1日に7回も時雨たことが由来とのこと。天候が変わりやすいということなのだろう。

 恵山と同じく、岩崎元郎さんが選んだ「新日本百名山」や「岩手20山」にも選ばれている。
 また、田代平カルデラの南壁を形成する外輪山である。ピークは南峰(1063m)と北峰(1060m)の双耳峰でもある。

 昨夜の内に、快適なトイレも設置されている田代平登山口駐車場に入った。寝るときも涼しかったが、朝には15℃まで下がっていた。お陰で8時間も熟睡できた。

    
 トラックログ(ヤマップ地図)

    
 5:15、登山口から牧場越しに眺める朝日に輝く七時雨山。まさに、高原の朝である。
 すでに標高650mなので、1000m超峰には見えない。見えるピークは北峰で、南峰は陰になっていて見えない。

 しばらくは牧場の中を歩くが、よそ見をしていると、牛糞を踏んずけそうで怖い。

    
 牧場の中に伐られないで残っている木。何とも良い雰囲気である。

    
 3合目で林の中の本格的な登山道となる。合目標識が1合ごとに設置されている快適な登山道が続く。

    
 北峰に到着。一等三角点がこちらに設置されているせいか、地形図ではこちらが山頂になっている。

    
 岩手山を左奥に望む南峰を目指す。
 ところが、首丈ほどのササが両側から被さり、朝露で全身びしょ濡れになった。暑いときで良かった。

    
    6:50、本峰となる南峰に到着。

    
 石で造られた獅子頭の権現様が祀られていた。熊野修験の修験者が納めて行ったお札があった。

    
 こちらには、立派な山頂標識が設置されていた。

    
 南西方向の岩手山から八幡平に繋がる山並み。

    
    南の姫神山方向の眺望。

 素晴らしい眺望を眺めながら、40分もゆっくりして下山開始。

    
 再び薮を掻き分けて、北峰へ登り返す。朝露で濡れるだけでなく、足元が見えないので怖い。

    
 3合目で林から抜けると、田代平カルデラの向かい側の田代岳を中心とした外輪山が見える。

 登り1時間35分、下り1時間10分。涼しいうちの楽勝モードの早朝登山口であった。

 明日は、岩木山のまだ歩いていない赤倉コースの予定なので、そちらへ向かった。

    
 途中の安代IC付近から、見事な双耳峰の七時雨山が見えた。

 途中の鹿角市で昼食を摂り、コインランドリーで洗濯をした。その間を利用してブログを打った。

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