癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

黒四ダムほか観光

2011年08月09日 | 登山・旅行
予備日を前段で使い果たし、あと3日しかなくなった。そこで、今日は足休めも兼ねて、黒四ダム中心の観光モードの日にした。

最近は連日朝の内の好天は昼まで持たないので、昨夜の内に扇沢に入った。涼しくて寝やすいこともあるのだが・・・。念願の立山黒部アルペンルートの始発のトロリーバスに乗り、ケーブルカー~ロープウェイと繋いで大観峰まで上がり、下りに黒四ダムをゆっくり見た。

大観峰からは、唐松岳から赤牛岳までの後立山連峰の山々がくっきりと見えた。これまでに登った山を別角度から見るのも良いものだ。

黒四ダムは観光客で賑わって、観光放水も行われていた。それに懸かる虹がきれいだった(画像)。

下りて来ても10時ごろだったが、山の方は雲が懸かっていた。いつものパターンだった。陽射しを利用して、濡れたテントや用具などを乾かした。

明日と明後日は、白馬大雪渓を登り、テント泊で白馬三山の循環縦走の予定なので、起点となる涼しい猿倉へ早目に入った。
《追加画像》
1、大観峰展望台の眼下に見える黒部湖を挟んで聳える赤沢岳~スバリ岳~針ノ木山
2、唐松岳~五竜岳~鹿島槍ヶ岳
3、黒部湖の奧に見える水晶岳~赤牛岳



本日、水平歩道~欅平~車回収

2011年08月08日 | 登山・旅行
無事、5日ぶりに下界に下りました。昨日までどこも携帯が通じず、まとめて5日分アップしました。

日によって行動の軽重はあったが、連日重いテント泊装備を背負って5日も歩いたのは初めての経験だ。それもいよいよゴールとなる。

夜中に雨が降ったようだが、今日も晴れの朝。5:50、まずは水平歩道までのきつい登りからスタート。この水平歩道の正式名称は「黒部第三発電所水平歩道」で、欅平と仙人ダムを繋ぐ歩道で、断崖絶壁の黒部峡谷の斜面の岩を削って造られて和いる。もともとはダムや発電所の建設のために造られた道だが、今でも送電線の管理道として、整備補修がされている。

それにしても、はるか眼下に黒部川の川面を見下ろす高度感が凄い。つまづいたりして転落したら絶対に助からない。2日前に雨の中下山した女性が亡くなっているという。

このようなところにこのような道を造った先人の苦労に畏敬の念を抱きながら、慎重に歩を進めたが、それにしても長い。目標とした5時間に10分だけお釣りの来る10:40、観光客で賑わう欅平へ到着。

衣服を着替えて、登山靴もサンダルに履き替えて、黒部峡谷トロッコ電車へ観光客と一緒に乗り込む。もちろん缶ビールは忘れない・・・。

宇奈月温泉で富山電鉄に乗り換えて上市駅へ。さらにタクシーで車を置いてある馬場島へ。このタクシー代が7490円・・・涙。これだけはケチるわけには行かなかった。
《追加画像》
1、よくもこのようなところに造ったものだ2、はるか眼下を流れる黒部川


8/7 池ノ平山ピストン~仙人池~阿曽原温泉小屋

2011年08月08日 | 登山・旅行
夜中に雨が降って心配したが、ほぼ快晴の朝を迎える。東側の空に雲があり、すっきりと姿を見せた八ッ峰尾根の岩稜群が赤く燃えることはなかった。

まず、池とうが広がる平ノ池(剱池)へ。池に映るモンローの唇と呼ばれる残雪をカメラに収める(画像)。 次に、北方稜線の大窓と小窓の間に聳える池ノ平山南峰へ。

花の多い山で、後立山連峰も富山平野も見えたが、頂上に着いた頃には高い峰にガスが懸かり始め、見えるはずの剱岳頂上も見えず。約2時間で往復する。

テントを畳んで、9:10、仙人池経由で今日のテン場の阿曽原温泉小屋を目指す。仙人池ではガスに半分ほど覆われた八ッ峰群しか湖面に映っていなかった。
その後は、雪渓の残る仙人谷沿いの道を下るが、高巻きや雪渓の上やスノーブリッジを渡るところもあったりで、非常にハードかつワイルドな下りだった。さらに、黒部峡谷の仙人ダムまで下る雲切新道も急で長い道のりだった。

さらに、ダムから水平歩道までの登りとさらにゴールの阿曽原温泉小屋までの下り・・・ヘトヘトになって15:40ゴール。この4日間で最もキツい一日だった。

テントを張って、早速温泉へ。さらに10分ほど下らなければならない露天風呂だが、広くきれいで気持ちの良い温泉だった。貸切状態で4日ぶりの汗を流しさっぱりする。

小屋へ戻って缶ビールを買い2本立て続けに 飲み、簡単な夕食を摂り、バタンキュー。
《追加画像》
1、朝日を浴びる八ッ峰の岩稜群とモンローの唇
2、池ノ平山の南峰と北峰~登ったのは左側の南峰
3、残念ながら全容は映らなかった仙人池
4、広々とした阿曽原温泉




8/6 雨の裏剱

2011年08月08日 | 登山・旅行
夜中は雷雨に見舞われたが、朝には回復し、晴れ間が広がった。真砂沢テン場を5:15スタート。剱沢沿いの道を進み、仙人新道の入口まで来たら、上空はガスに覆われて、肝心の裏剱の岩稜部分は見えず・・・。

急いでもしようかないので、のんびり休み休みきつい仙人新道を登る。それでも9:10には池ノ平小屋に着いてしまう。予定通りここに泊まって、明日の朝に賭けることにする。ところが、着いた途端に雨が降って来てテントも張れず。小屋で雨宿り。

予定では、裏剱の最大のビュースポットのここで湿原の沼巡りや池ノ平山ピストンなどをしてのんびりと過ごす予定だった。

昼頃の一瞬の雨の止み間にテントを張ることができ、テントの中でじっと過ごす。夕方にになって漸く雨が上がり、裏剱を演出する八ッ峰や小窓の王(画像)、池ノの平山、小黒部谷、針ノ木山などすべての展望が広がった。

小屋は満杯だが、テン場は、室堂からやって来て、明日北方稜線から剱岳を目指す30代の男性と二人切りで、暗くなるまで話していた。
《追加画像》
1、朝、仙人新道入口付近から三の窓雪渓?を見上げる
2、夕方、池の平小屋の前から平の池(剱池)と八ッ峰尾根の末端を望む


8/5 剱岳~剱沢~真砂沢ロッジテン場

2011年08月08日 | 登山・旅行
快晴の朝を迎える。4日も足踏みした甲斐があったというもの。北アルプスはいくら天気が良くても、9時過ぎるとガスが湧いて来るので、5:00スタート。

昨日の二人もひと足先に出た。アイドリングも許さないいきなりの急登に驚きながら登って行く。やがて、左手に毛勝三山、右手に奥大日岳が見えてくる。

2400m地点からは頂上までの早月尾根の荒々しい光景が見えるようになる。2700m辺りから四肢を駆使しての岩場の急な登りになり、鎖場も数ヶ所あり、慎重に登る。

8:10、3年ぶりの剱岳頂上到着。別山尾根コースから登ってきた人でごった返していたが、展望はバッチリで3年前と同じ。案の定、徐々にガスが湧いて来る。

9:00、3年前往復した別山尾根コースを下山開始。荷物が大きく、重いので、慎重に下る。カニの横ばいは、やはり最初の一歩が怖かった。11:30に剱山荘到着し、20分ほど休憩。

そこから剱沢への近道を下る。ちょうど大雪渓の始まるところで合流。そこから1時間もの雪渓歩きが続いた。4本爪の簡易アイゼンは持参したが、斜度が緩いので使うことはなかったが、前のグループは12本爪を履いていた。

13:25、雪渓が消えるところに建つ真砂沢ロッジのテン場が今日のゴール。約8時間半の理想的な行動時間だったが、管理人に「健脚ですね」と褒められた。

朝は涼しくあまり汗をかかなかったせいか、1.2kmもホースで引っ張っているという美味しい湧き水をがぶ飲みしたら、高いビールは飲みたいと思わなかった。

今日は、念願の早月尾根の登りと別山尾根の下りの高度感満点の心身共にハードな岩尾根と大雪渓の下り、さらには懐かしい北アルプスの大展望を楽しむことができた。明日はいよいよ今回の山旅のハイライト「裏剱」である。明日も天気は良さそう・・・。
《追加画像》
1、2400付近から早月尾根のこの後のルートと剱岳頂上稜線を見上げる
2、頂上から登ってきた早月尾根と早月小屋を見下ろす
3、剱沢の雪渓を1時間も下る



8/4 早月小屋テン場まで

2011年08月08日 | 登山・旅行
ちらっとガスの切れ間に剱岳北方稜線の小窓の辺りが見える中を6:15に出発。登山口は759m。上空には青空も覗いている。今日は、2224mの早月小屋のテン場までなので、ゆっくり歩いて昼までの到着予定。

まずは、登山口の上の有名な石碑「試練と憧れ」をカメラに収める。

相前後して、同じテント泊装備で早月小屋までの名古屋の40代と横浜の20代の男性が出発。結局、自分が先頭を歩く形で、休憩は同じ場所となり、最後まで一緒だった。

1800m辺りからガスの中に入り、展望はなくなった。過去にはないほどゆっくり歩き、のんびり休んで11:50には今日のゴール。テントを張って、北アルプス協定料金の500mlの缶ビール800円を飲んで、本を読んでまったり過ごす。この小屋は水がないので、2㍑のペットボトルの水を800円で売っている。それも必要なので購入。

夕方になって晴れてきて、迫力ある小窓尾根(画像)も剱岳の頂上部分も早月尾根の上に見えた。
《追加画像》
1、登山口に建つ有名な石碑
2、早月小屋とテン場


今日も待機日

2011年08月03日 | 登山・旅行
昨夜の滑川市の道の駅は暑くて眠られず、夜の10時過ぎに30km先の標高700mにある馬場島の登山口まで走った。案の定、寒いくらいでぐっすり眠れた。

天気予報は午後から夜に掛けて雨。山も黒い雲で覆われているので、もう1日待つことにした。ところが、次々と登山者がやって来ては、それぞれに希望的観測を述べて出発して行く。こちらもついつい迷ってしまう。

しかし、昨日下山して来て登山口で泊まっていた男性の「昨日は一日ガスの中で、午後からは物凄い雨でした。多分今日も同じようなものだと思います。ましてやテント泊なら、明日まで待った方が良いと思いますよ。」と言う言葉で迷いが吹っ飛んでしまった。

登山口は携帯が通じないのと、時間潰しの場所を求めて、下の上市町市街地まで下りた。携帯で見ることのできる山岳天気予報の剱岳は、午前・午後ともに雨絡みだったが・・・?

暑い中あちこち動き廻るのも嫌なので、温泉「アルプスの湯」併設の「つるぎふれあい館」(画像)の冷房の効いた広いロビーで新聞や持ち込んだ本を読み、TVを見て、9時からのんびり過ごした。17時ごろには登山口へ向うつもり。

平地はずっと晴れていて、朝の内は高い山もちらっと見えていたが、まもなく黒い雲が低くなってきて、最後まで姿を見せることはなかった。

さて、明日は、明日以降の好天予報に掛けて、満を持して入山するつもりだ。4日も待った我慢は果たして報いられるだろうか?明日は、早月小屋のテン場までの予定。

能登半島観光~2日目

2011年08月02日 | 登山・旅行
輪島市の名物「朝市」(画像)からスタート。輪島市内は見所が多い。その後は、なるべく海岸線を走って、羽咋市から氷見市に戻り、高岡市経由で、滑川市の道の駅まで走った。

詳しくは、写真とその説明にて・・・。

ここから登山口の馬場島まで1時間程の距離。明日の予報は、午前中は雨はなさそう。1日目は、5時間ほどの早月小屋のテン場までの予定なので、山が見えていたら行くつもりだが、果たして?


《追加画像》
1、輪島市街地の街並み

2、能登の祭り館「キリコ会館」

3、稲忠漆芸会館の輪島塗の豪華作品

4、西保海岸の「間垣」~冬のシベリア下ろしの強風を防ぐ竹で作った垣根(輪島市赤崎町)

5、曹洞宗大本山総持寺祖院の山門(輪島市門前町)





6、鳴き砂で有名な琴ヶ浜(輪島市剱地)

7、能登二見の機具岩(志賀町)

8、能登金剛厳門(志賀町)

9、今日と明日の高岡市の七夕祭りの駅前通りの巨大な飾り

10、高岡市街地の土蔵造りの街並み





3の写真の説明の訂正 ~稲忠漆芸会館の工場内部の様子
3の写真は下載

能登半島観光~1日目

2011年08月01日 | 登山・旅行
「週の後半は高気圧に覆われて好天が続く」という長期予報を信じて、雨絡み予報の今日と明日は能登半島観光に当てることにした・・・山の方は雲に覆われていたが、能登半島は午後に一時雨に見舞われたが好天の暑い一日だった。

朝6:00に射水の道の駅を出て、富山新港の海王丸パークを皮切りに、富山湾側を北上し、半島の最北端の禄剛崎(画像)を回り、輪島の道の駅まで走った。

およそ40年前と30年前にやはり2日日程で回っているが、記憶に残っているところはごくわずかだった。

以下、写真にて・・・

《追加画像》
1、海王丸パーク(射水市富山新港)

2、大境洞窟住居跡(氷見市)~国内で一番最初に発掘された洞窟住居跡。6層の地層から縄文中期から中世までの出土品がでているとのこと。

3、蝦夷穴古墳(七尾市能登島)~蝦夷という名前に惹かれて見に行った。珍しいタイプの古墳なので、当時住んでいた蝦夷のものと思って蝦夷穴と呼んだが、発掘したら、朝鮮半島から渡ってきた人のものらしいということが判明。蝦夷には関係なかったということ。きちんと復元されていて、中も覗けたし、出土品も歴史センターに展示されていた。

4、七尾湾南湾のマリンパーク(七尾市能登島)

5、見附島(軍艦島)(珠洲市)





6、椿展望台から眺める木ノ浦海岸の堂ヶ崎(珠洲市)

7、「揚げ浜式製塩」の塩田で作った「かん水」を煮詰める釜まで運ぶ様子(珠洲市すず塩田村)

8、塩田から運んだかん水を平釜で煮詰めて塩を作る(7の続き)

9、重要文化財の上時国家(輪島市)

10、白米の千枚田(輪島市)