日本にとって、8月14日の深い意味

2008年08月13日 | その他
                     (Mさん宅のハスの花)

今日、Mさん宅に洗濯機の配達です。
屋敷に続く畑には、「こんにゃく」の一年物から三年物(こんにゃくは、3年しないと収穫の大きさにならない)が、整然と植えてあります。
各種作物に、色とりどりの花や木々、よくもまあ、これだけの手入れ大変という感じです。
入れ物に、「ハスの花」が咲いています。
ハスの花は仏教では大切なもの、8月15日は月遅れのお盆、いや日本人の心のふるさとの日「お盆」です。

8月15日は、「お盆」でありながら別に、とっても大切な「終戦記念日」と言い表します。
子供の頃、なんの知識もなく、お墓参りをする日なので終戦記念日だと勝手に思っていました。
今日の新聞に掲載の、長谷川三千子氏の論「8月15日神話」によると、
ポツダム宣言正式受諾が8月14日、全軍への休戦命令が8月16日、ミズーリ甲板での降伏文書調印が9月2日、ましてや真の終戦はサンフランシスコ講和条約発効の、昭和27年4月28日ではないかと述べてます。
天皇陛下の玉音放送があったと云うことをもって、「終戦記念日」とする「8月15日神話」は、どう云う事なのかと論考されています。
私は思います。
実は、8月14日まで悲劇的にずれ込んだ最後の御前会議、そこで天皇陛下の御聖断により宣言受諾が正式決定しています。
7月27日に無条件降伏を骨子とする、ポツダム宣言がなされ、広島・長崎への原爆投下、ソ連の参戦を挟んで8月14日までの日本大混乱の18日間です。
結果的に、正式受諾の翌日がちょうど月遅れのお盆、その日の玉音放送です。

後世、アメリカ押しつけの終戦記念日とならぬよう、日本人の心のふるさとの日「お盆」に合わせるように、終戦記念日としてしまった智慧(GHQ占領中の昭和27年までは、もっぱら9月2日を日本降伏記念日として押しつけられていた)って、凄いものだと、今更ながら感心いたします。