他所(よそ)のフトコロは、そうそう分かりません

2008年08月20日 | 店内外の話
                (「昔の価格でやってます」の
                         看板が目立つレストラン)

日高町の交差点、好立地で営業のコンビニレストランは開業時より、「昔の価格でやってます」のキャッチコピーで人の目を引いています。
店の回りにはノボリがぐるり、そこにも同じ「昔の価格でやってます」の表示です。
私には、昔の価格の基準も分かりませんし、その価格が他店に比べ安いと云う事も分かりません、
でも、”なんとなく分かったような”キャッチコピーに、実は凄い意味があるのでしょうか。

アトム電器は、「あなたの街の21世紀型電器店」を標榜しています。
これだって中身を詳しく聞かないとちょっと不明、”なんとなく分かったような”言葉です。
同じく、アトム電器の夏限定のキャッチが、「日本一の安さに挑戦!!」、「他店に負けたら、差額の2倍返し!!」です。
これでも、日本一ってどうして分かるの、他店に負けるってどうして調べるのと、疑問を感じるときりがありません。
要は、”なんとなく分かったような”言葉で、お客様の心をとらえる(キャッチ)ことに意味があります。

お客様からよく、「電気屋さん、商売繁盛で一人儲けですね」なんて冷やかしがあります。
そんな時、『おかげさまで、エアコンも液晶も飛ぶように売れてます』と返します。
どうせ誰でも、他所(よそ)のフトコロはそうそう分かりません。
繁盛している店、儲かっている店、そんなところから出来たら買いたい。それが心理というものです。
店の外観はパッときれいに明るく、心をつかむキャッチコピーで宣伝に努め、話す時は、「繁盛・満面」をふりまく、これが極意です。
どうせ見えないフトコロ、よく見ていただくのもお客様の勝手、ぜひともそうありたいものです。
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