但馬空港のLLZ/T-DME(ローカライザー/ティーデメ)

2008年10月18日 | ふるさとの話
                 (コスモスの向こうに見える
                         T-DME「ティーデメ」の塔)

竹野からの帰り、奈佐路や藤井地区のお客さまに向かう時、近道となる空港線を走ります。
完璧な秋晴れの下、空港駐車場の数万本のコスモスも見ごろを過ぎ、半数は花から実へと育っていました。
コスモスの向こうの丘の上、大きな鉄塔は、空港からの情報を発射する施設T-DME(ティーデメ)です。
コウノトリ但馬空港は、離島を結ぶ路線を除けば、豊岡・伊丹間の運行距離は国内最短、一日2往復(冬場は1往復)もたぶん最低本数でしょう。
そんな、国内で一番小規模の空港にも、一人前にLLZ(ローカライザー)が完備しています。
平成13年10月に共用が開始、霧や雲、雨などの視界不良のときも安全に着陸OK、
それまで欠航に泣いてたことがウソのように就航率がアップ、あとは搭乗率のアップを願うばかりです。
ローカライザーは、滑走路の端に設置されたオレンジ色の柵のような形、滑走路中心線とその延長線上の生野町方面をねらっています。
ローカライザーは、非常に指向性の強い誘導電波を生野町に向け発射、南から進入・着陸する航空機の計器(指示器)をコントロール、150Hzと90Hzの電波のズレを修正しながら、パイロットは正確に進入します。
T-DME(ティーデメ)は、ローカライザーからの距離情報を提供する役割を受け持ちます。
小さな空港にしては設備は完壁、就航率アップ、安全第一の設備といえますね。