愛の指摘を受けます

2016年02月07日 | 日記




 楽(たの)しみは   五文字のヒント  針供養  2月と違う  指摘あるとき



リ~~ンとHさんから電話です。
「クイズの答えの5文字は “ハリクヨウ” と “ウルウドシ” でしょ」と2月号の答えを言って、

「5文字のヒントって “2月8日、2月29日で連想する言葉” とアトムさんは書いているけれど、
針供養は2月8日と違うよ。12月8日でしょう」と指摘です。

Hさんは、当店が送るクロスワードパズルの大ファン、
毎月欠かさず回答していただいてます。

指摘された私は、
『ありゃ~、そうですか。お届けしたアトムのカレンダーにも針供養(2月8日)と載っていましたが』、

「いや~違う違う。但馬では昔から針供養は12月ですよ。
12月8日が針供養の日です」と指摘です。

お届けしています「クイズ」や「ふるさとの話」の、
ミスや間違いを色々なお客様から指摘されます。

書いてるお話の中身だって、
「出典はどこどこから」と注釈を書き加えなさいよ、自分で知ったかぶりに書いてはいけませんよと、親切な指摘もあります。

クイズのヒントが間違っていますの指摘もあります。
字のミスプリントの指摘もあります。

なかなか、
お届けするチラシの原稿も、気を使うものなのです。

ところが、
Hさんの「針供養は2月8日じゃなくって、12月の8日だよ」って話です。

毎月8日は、長楽寺の本尊・薬師如来の「やくっさん」の日です。
お薬師様も含めて、「八」って数字は物事の区切りによろしい数字らしくて、

「事八日(ことようか)」と言うそうです。
日本の年中行事の区切りに使われます。

12月8日と2月8日は「事八日」と言って、
「事納め」「事始め」の日でした。

もちろん農耕文化の日本です。
農作業の終わりを12月8日の「事納め」、そして農作業の始まる2月8日を「事始め」としたそうです。

事納めをした日は、休息ですから慎みをもって休み、
針仕事も針に感謝の供養をしながら休息しましょうと、12月8日は針供養する日となりました。

と辞典に書いてあります。

ところが、
東日本では事始の2月8日に針供養が行われるようになり、カレンダーにも載ってしまいます。

Hさんのおっしゃる指摘の12月8日は、
元々の正しい意味の、事納めの西日本に残る針供養の日と分かりました。

そんな優しい指摘でも、
とてもありがたく学びます。