長かった話

2014年01月16日 | その他
(論語の本をオモチャにするケンちゃんです)


「ちょっと~、看護師さんまだかえ。朝の8時半から座って待ってるけれど、ひっとつもわしの番号が出てこんがな~」と、隣のおじさんは不機嫌そうな声で呼びます。

私、ちょっと体を診察してもらうために、豊岡病院に行きました。

昨日のことです。

「水曜日は予約診ばかりで、初診はないのです。明日早めに来てください。この科はとっても患者さんが多くて、なかなか順番が遅くなります。受け付けは朝8時からですから、できるだけ早く来てください」と受付案内の説明でした。

今日は木曜日です。

「早くでないと初診は順番が・・・・」と聞いていましたものですから、朝一番に用意して病院には7時50分くらいに入ります。

受診票の手続きをして問診票も書いて、8時ジャストに受付に出しますね。

呼ばれました。

「これが担当の先生と順番の番号表です」、
「今日は予約診が多くて、この科は先生二人なのですが遅くなります。おおよそ順番の時間は2時です」、

『えっ、一番に出しても午後の2時ですか???』、
『帰ってきます。仕事してからまた来ます』ってな具合に、豊岡病院もでっかくすごくいい病院ですが、順番待ちがすごいです。

午後2時に20分ほど早めに来ました。

受付に「2時頃と言われた者です。今来ました。椅子に座って待ってます」』と伝えます。

持ってきました本が読めますな、どんどんページをめくって読めますな。
2時を過ぎても2時半なっても、一向に順番が回ってきそうな様子はありません。

そんな時の隣のおっちゃんの声なのです。

「ちょっと~、看護師さんまだかえ。朝の8時半から座って待ってるけれど、ひっとつもわしの番号が出てこんがな~」という声に、
看護師さんは、すまなそうに「救急の患者さんもあって、朝一番から1時間半遅れです。予約の方が多くて申し訳ありません。もうしばらくです」といいますね。

私の順番どうなるの、
そのうち時計は3時を過ぎて3時半に近くなる、

「中待合に入ってください」と呼ばれてからでも、すぐ30分も過ぎていきます長いです。

結局、朝8時に出した受診が、診察終わって支払すんで病院出たのは5時前でした。

今日の受診はなんちゅう長いのよ、待ち時間が延々続いた長~い長~い話です。



《元気でも 待ってる間に 病気なる》

討入りの朝

2014年01月15日 | 季節(冬)


今朝の東京は雪が降ってましたかな。

今日は、旧暦で云えば12月15日ですな。
と云うことは、昨日は12月14日、忠臣蔵の討入りの日でしたね。

300年ちょい昔の今朝15日の江戸市中は、朝日に照らされた雪が眩いほどに、四十七士を輝かしてたようですね。


(元禄15年を新暦に置き換えると12月15日は2月1日ですが、今年の暦で今日が15日と書きました)

 (大石神社の大石内蔵助像)

【時は元禄十五年十二月十四日、草木も眠る丑三つ時、雪を蹴立てて「サクッ、サクッ、サクサクサクサク」、 本所・吉良邸へ向かうは赤穂の四十七士、主君の無念を晴らさんと、大石内蔵助が打ち鳴らすは陣太鼓、・・・・・・、】と、

今は亡き三波春夫が歌うと、なんとも様(さま)になる赤穂浪士の吉良邸討ち入りのシーンですね。

元禄15年12月14日の深夜です。

吉良邸への討入りは明け方までかかって、明けて15日の朝は晴れ渡った雪景色の中、上野介の打ち首を主君・浅野内匠頭(たくみのかみ)の墓前に持っていくため、高輪・泉岳寺への行進です。

江戸市中では見物の喝さいを受けて、晴れ晴れとした四十七士の行進は堂々としたものだったのでしょう。

赤穂で開催されます年の瀬の行事、赤穂四十七士の義士行列は、三百年前の朝を迎えた江戸市中の再現ですね。



昨日の14日です。

お江戸から時を300年飛び越して東京の街で、「原発ゼロ~~~」なんて叫んだお方、元総理が東京都知事選へ出馬表明されました。

そのまた、このお方を応援するお方も元総理、
「都知事選は、原発ゼロで日本は発展できるというグループと、原発なくして発展できないというグループとの争いだ~~~~」と、これまた得意のワン・イシューです。

選挙になりますと不思議ですな~、

聞いていますと、何か公約というより、憎い親の仇をどうしようこうしようと云うように聞こえるワンフレーズの話です。

主君の仇を打とうと立ち上がった赤穂浪士、明けて喝さいの朝でした。

でも、どうでしょうかね。

どうも、一番電気を消費して経済の牽引大事な東京の知事候補でありながら、原発ゼロでも経済発展するという、脱原発、経済発展の道筋も明らかにしないで、やみくもに「原発ゼロ~~」は、明けても喝さいの輝きはやって来ないような気がします。



《原発は 親の仇じゃ ないでしょう》

〇〇さんいつもありがとう お買い上げのお礼です。

2014年01月14日 | お客さん宅で


『今月は、和歌山の総本家・駿河屋のぜんざいと羊羹の詰め合わせです。』と声かけて、「アトムのうまいもの市」を届けます。

本日、アトム本部からプレゼントの名産品が店に届きました。
早速、一月にお買い上げいただいたお客さまへ、感謝を込めてお届けします。

プレゼントの箱には感謝の言葉を印刷します。

「吉岡さんいつもありがとう 感謝 アトム電器のおおうえから お買い上げのお礼です。」と書きまして、気持ちを込めて渡します。

お買い上げいただいたエアコンの調子を伺いながら、『どうぞ、お礼です。ほんの気持ちです』と渡します。

「まあ、アトムさんありがとう。雪の降ってるのにその日のうちにエアコン付けてもらって、本当にありがとう」、

「あの日、お昼に食事に連れて行ってもらった甥っ子が “傷んだその日のうちにエアコン工事、えらい親切な電気屋さんがあるんだね” “おばさんとこは素晴らしい電気屋さんを捕まえてるんだね” と、とても感心してたのよ」、

「こんなのもらって、こちらこそ一生懸命やってもらって、寒い目遭わした兄ちゃんに、何ぞお礼をせんならんわ」と吉岡さんの奥さんは、恐縮、恐縮、感激したわと云いますね。




「赤木さんいつもありがとう 感謝 アトム電器のおおうえから お買い上げのお礼です。」と書いてありますとおりに読み上げて、赤木さんのばあちゃんに渡します。

赤木さんところも、ばあちゃんのために「よ~暖まるエアコン」をお買い上げでした。

『ばあちゃん、暖(あたた)まってますか?、リモコンのボタンは分かりますか?』と尋ねると、
「アトムさんが勧めておくれたエアコン、とっても静かで暖ったかいです」、

「まあ、こんなの貰えるのですかえ。ありがたいことですな~あ、本当にアトムさんから息子が買ってくれて有り難いですや~な」と手を合わさんばかり、

『ばあちゃん危ないがな、杖から手を放したら危ないがな』と云いますね。




『すみません。夜分遅くなってしまって。途中捕まってしまって遅くなりました』、

『捕まったと云っても、パトカーに捕まったと違いますよ。木村さんのとこの前に寄った、Fさんちで商談が長くなりまして』と云って、木村さんに渡します。

「木村さんいつもありがとう 感謝 アトム電器のおおうえから お買い上げのお礼です」の箱を木村さんの奥さんは受け取りながら、メッセージを読み上げ「冷蔵庫の分ですか」、
「冷蔵庫も洗濯機も調子よく使ってますよ」、

「アトムさん、無理云って古い冷蔵庫も洗濯機も作業場の方へ運んでもらって、それに洗濯機の排水パイプ、なんちゅう具合ようにしてもらって」と感謝感謝の言葉です。

「まあ、こんないい物いただけるの、アトムさんは何買っても、いつも “うまいもの市です” って云って、丁寧に持ってきていただきますね」と、木村さんの奥さんも感激しましたアトムのプレゼントです。



《うまいもの アトムのお礼 感激を》

うちの電気屋、今年は開業して二廻り目の成人となるがね

2014年01月13日 | アトム電器

毎月、クイズの答えを応募していただく方は、なかなか多いのです。ところが、今月新年号は凄いです。

「難しい~よ~、解けるかな!!今回に限り、回答された方全員に、プレゼント進呈。」と書いたせいでしょうか、
毎月抽選で3名様限りの賞品でしたから、今回は皆に何がプレゼントあるかなと頑張って解かれたのでしょうか、応募の数が〆切まで一週間を残して、あっという間に普段の倍ですよ。

ご来店でなくってFAXの回答者の皆さんへ、今日はせっせとプレゼント、ビックリするほどの物を届けます。

ジャ~ン『応募ありがとうございました。はいプレゼントです』と云って、ニコニコしながらアトムのタオルを渡します。
気持ちです。
プレゼントなんてものは気持ちです。
たったタオル一本でも、受け取られるお客さまは、大喜びの大感激ですね。



「ありがとう、よう雪の降る中をわざわざ持って来ていただいたのですか。ありがとう」、

「いつもクイズするだけでも楽しみなのに、こんな良いものいただいて悪いわね、本当に楽しいクイズありがとうね」、

「まあ、息子が出していましたかえ。今月は皆にこんな良いものいただけるのですか。帰ったら渡しときます」、

「ウン、じいちゃんに渡しとくわ。ボク賢いから、電気屋さんのクイズってわかるよ。じいちゃんに渡しとくよ~~」、

「まあまあ、アトムさんは丁寧にありがとうございます。新年号見て、12月号の3名の当選者にうちの名が載ってて嬉しかったわ~、こんなにテッシュいただけるのですか。それにアトムのタオルもですか。新年早々当選して縁起よかったと喜んでいます」、

「まあアトムさん、タオルがもらえるの嬉しいわ~。そうそう、暮れに云ってた冷蔵庫の紹介の話、そのうち必ず買って貰えるから。アトムさんちのにいちゃんにも宜しくね」、

あいにくの留守のおうちは、郵便受けかドアの前に置きますね。

「リ~ン、アトムさんですか。新年早々からお年玉ありがとうございます。12月号の分は当選してたのですね。アトムのタオルもご丁寧にいただいてありがとうございます」と、お礼の電話がかかります。



今日は旗日です。
国民の祝日「成人の日」です。

成人を祝う集いが、昨日今日あたり全国の市や町で開催されています。

相変わらず行儀の悪い、浮かれた新成人の困ったニュースも流れています。

今日の新聞に載ってました。「30歳の成人式」ってなものが、ポツリポツリと開催されてるとニュースです。

2年ほど前に、県境は越しますが豊岡とは隣町の京都府与謝野町で、初めて30歳の「大人の成人式」が行われたそうです。

社会の荒波にもまれ、仕事や家庭でも「本当の大人」になった30歳を節目に、「30歳の大人の成人式」をしようと発案し、与謝野町の方の呼びかけで今や全国に、「30歳の成人式」が広がっているそうですね。

最後の話は当店のことです。

当店は創業が昭和49年12月8日なのです。本年・平成26年12月8日を迎えますと、満40周年となりますね。

あと11か月ありますが、この一年間は『うちの電気屋、今年は開業して二廻り目の成人となるがね』、
『何か記念に、ドヒャ~~っというくらい楽しいことを、何か記念に、ウヒャ~っというくらいお返しをしなくっちゃ』と、毎日毎日考えて年末の大感謝祭を迎えようかと思います。

おっと待て待て、3月はアトムの全国一斉開催の「春の家計・大応援祭」があります。
二廻り目の成人迎える年末まで待てません。3月の「春の家計・大感謝祭」でウヒャ~っとお返し考えますね。



《当店も この一年は お返しだ》

午年(うまどし)って運命の交差点かな

2014年01月12日 | 季節(冬)
(「あなたの街の電気屋さん」と書いた当店アトム電器の看板です)


子年の子(ね)って、植物が成長しはじめる種子の状態ですって。

丑年の丑(うし)って、芽が出かかっているが、まだ地上には出てない状態、

寅年の寅(とら)って、草木が伸び始める状態ですって。

卯年の卯(う)って、草木が地面を覆うような状態で、

辰年の辰(たつ)って、草木が盛んに成長している状態です。

巳年の巳(み)って、成長が極限になって、次の種子を作る状態ですって。

午年の午(うま)って、成長が終わり衰え始める状態で、

未年の羊(ひつじ)って、果実が熟しきってない状態ですって。

申年の申(さる)って、果実が成熟して堅くなった状態ですよ。

酉年の酉(とり)って、果実が成熟し切った状態で、

戌年の戌(いぬ)って、草木が枯れる状態ですって。

亥年の亥(いのしし)って、、種に生命がまだ閉じ込められた状態なんです。


なんて、十二支の意味が書いてありました。


今年は午年(うまどし)です。

午年の午(うま)の本来の読みは、午(ご)と云いまして午前が終わり、午后が始まるその交差点と云う意味から、植物の成長が終わり衰え始めた状態、その後は果実がなってその中に実を付け熟してていく時季になるって意味の年ですね。

日本の経済もアベノミクスの第一の矢、第二の矢、第三の矢と放たれた効果でしょうか、どんどん成長軌道になりました。

これから来年度の予算も、さらに大型強力なものとなるとの期待を含めて、四月まではガンガン成長一途に邁進するでしょう。

安倍政権からの要望強い、4月からの賃金アップもこれまた結構上がるでしょうね。

午年です。

午前が終わり午后が始まる交差点の意味、ある意味頂点に差し掛かることになる。若しや若しや、四月からの消費税の3%アップがその頂点の交差点の役割になってしまって、十二支の午年の意味のとおりに、成長が終わり衰え始めた状態になるやもしれぬ、とっても心配いたします。


「扠(さて)も扠も、思うまいと思うても又思ひ、云うまいと云うても又云ふものは国家天下の事なり」は、
吉田松陰が、安政の世に変わった元年に、下田事件の顛末の末萩の野山獄に収監された時、実家の兄、杉梅太郎に宛てた手紙の一文なのです。

安倍首相を支持する者も、何とかして安倍首相の足元をすくおうとする者も、固唾をのんで見ているのがこれからの三ヵ月間の動き、その先の4月からのアベノミクス、交差点を過ぎた先の推移でしょうね。
アベノミクスが腰折れなるか、私はとっても心配します。

今日は旧暦で12月12日です。

吉田松陰が、兄、杉梅太郎に書簡を出した日付が、今を去ること160年前の安政元年12月12日の今日ですね。




《午年は 頂上境目 なるのかな》


このワンちゃん、犬のくせして寒がりなんよ

2014年01月11日 | お客さん宅で
(ワンちゃん抱いてお見送り、「雪見て震ってるでしょ、犬のくせして寒がりなんよ)


一昨日です。

雪降る中を商品積んで、Tさん宅へ配達します。

『ありがとうございます。衣類乾燥機をお届けに参りました』とあいさつしまして元気よく、街の電気屋アトムの店は雪の中でも走ります。

「アトムさんありがとう、今日は雪降りで寒いことですね。使ってた乾燥機が物凄い音なのよ、欠かせないわね冬の洗濯物には」、

『そうですね、但馬の冬は雪ばっかりなものだから、洗濯物が乾きませんね。衣類乾燥機は必需品です。但馬は、乾燥機の普及率がとっても高いのです』なんてお話ししながら据え付けますね。

『いつものキャンキャンはないですね。ここのワンちゃんはおとなしいですね。吠えないのですか』、
「いえ、初めて見る人にはキャンキャン吠えてます。でも、次からは吠えない賢い犬なんよ」と、ワンちゃんの頭をなでなでしながら奥さんは、いかにも可愛いらしそうに抱っこです。

「アトムさんのとこみたいに孫がいないの、私しんとこの息子はまだ独身ばっかりで、孫のまの字もないの」、
「ケンちゃんみたいに可愛い孫さんがいないもんだから、このワンちゃん可愛がってるのよ」と、犬を飼ってる訳を話します。

『可愛いじゃないですかこのワンちゃんは、なかなか毛並よろしいようです。きりっとした顔つきが」なんて話して据え付け終わり、説明しながら撫でてやる、

その時です。

「キャンキャ~ン、キャン」と、何やら寒そうな吠え方ですね。

車に乗せます古い乾燥機、見る見る間に雪が積もって真っ白け、見送りに外に出ましたワンちゃんはちょっとブルブルっと震ってますよ。

「このワンちゃん、犬のくせして寒がりなんよ」、
「犬のくせにコタツに入っておるんよ、雪の降るような外には滅多に出ないの、可笑しいでしょう寒そうにして」と、奥さんは可愛い孫をあやすような仕草です。



《何じゃいな ワンちゃんなのに コタツかえ》

小さな小さな「街の電気屋」の、今日の朝礼は

2014年01月10日 | 店内外の話
昨年2位(豊岡南店さん)

(朝礼で、昨年のコンテストで入賞しましたチラシを見ながら話します)



小さな小さな「街の電気屋」アトムの店は、家族4人のお店です。

家族でやってる田舎の小さな電気屋だって、仕事の初めの朝一番は、4人そろって一人前に並んで朝礼いたします。

『おはようございます』、

『若嫁さんがパソコンで集計してくれた、昨年一年間の売上げ、仕入れ、粗利益、経費、純利益のデータがまとまりました』、

『有り難いことに、売上げは大幅にアップしました。もちろん粗利率は過去三年で最良、しっかりと純益も出ています』と説明します。

一昨日のアトムの社長会での景況好転の話も交えて、今年の見通しは4月からの消費税アップの影響がどう出るか、3月のチェーン統一個展「家計・大応援祭」をどうして盛り上げるかの話をいたします。


最後に、チラシコンテストの話です。

社長会の中で副本部長の説明です。

「今年も、アトムの家電特選カタログメッセージコンテストをいたします。お客様にカタログを手配りする時に添えるお店のメッセージチラシです」、

「簡単な大きな文字だけでもよし、凝ったイラスト入りの作品でもよし、ふるって応募してください。締め切りは1月21日までですよ」、

「資料の写真は昨年の上位3店さんの作品です。1位のいわき中央店さん、2位の豊岡南店さん、3位の柿原店さんのチラシです」と説明のあったチラシコンテストです。


朝礼で若嫁さんに言いますね。

『何年も前からお父さんや息子のチラシで応募していたが、昨年は始めて若嫁さんに書いてもらったね。それが見事にアトムのお店の温かい投票で2位でした。今までの当店最高位の入賞でした』、

『今年も若嫁さん、若嫁さんが書いてくれると良いんだがね、なんとか頼めんかね』と話します。
『それともお母さんかな、順番から云って今年はお母さんが書いてくれるかな』、

『いやいや、私には書けんわなんて手を振らんでも良いがな、お母さんでも若嫁さんでもどちらでも良いよ』なんて、

今朝の朝礼はチラシコンテストの、だれが書くかで笑います。


    今日のふるさと但馬の空は、雪が舞います一日中も、雪の止み間の薄日が射した、小坂(おさか)の平野はキラキラ光って、うっとりするほどきれいです


《どうしよう チラシは誰が 書こうかな》

わ~~、コードリモコンだわ、懐かしいエアコンですね

2014年01月09日 | お客さん宅で
(木目調の薄型室内機、流行りましたな~このデザインが・・・・)


Aさんちのエアコンです。

「エアコンの相談したいです。アトムさん来てくれますか」と電話です。
母屋のこの部屋は、元は茶の間だったのでしょうね。

Aさんちの6畳の部屋には、ばあちゃんのベットが壁際に、大きなテラス窓の傍(そば)で、ほぼ一日中ばあちゃんはコタツに座ってテレビを見ています。

息子さん夫婦は離れの建物に住んでいらっしゃいます。
『エアコンで暖房ですか。ご相談に参りました』と挨拶しまして、ばあちゃん、息子さん、私でお話しいたします。

エアコンを見ました。
『えらい年季の入ったエアコンですね』、
「そうです。もう何十年にもなりますかな、つけた当時は最新型でしたが、暖房は全然ですし使えませんわ」とおっしゃいますね。

『そうですね、木目調の薄型のエアコン、私が電気屋始めてしばらくした頃流行りましたな~このデザイン、懐かしいですよ』、
「高かったですよ、今のように5万だ6万だなんてウソみたい、20万もしましたよその頃は」と、Aさんも懐かしそうに話します。
『懐かしいってより、このコードの付いたリモコン、このリモコン見るだけで年季入ってます。今では滅多にお目にかかりませんよ』なんて、相談そっちのけで懐かし談議の会話です。

『ところでなんですか、このテラス窓にプチプチをびっしり貼って、外も見えないし窓も開けられませんがね』と問いますね。
「そうなんです。今部屋はコタツ一つで寒いのです。狭いし危ないし、石油ストーブは使えないのです」、「ばあちゃんの為に、暖房よ~く効くエアコン買います」とその話です。

サッサとアトムの特選品カタログ開いて説明します。
「あら~、出ているの20万越すのばっかりやないの、アトムさんは高いのですか」とAさん話す、
「1月号はね真冬でしょ、冬に買っていただくエアコンは、最上位機種でないと暖房が安心できないの』、『但馬の冬は寒いでしょ、よ~く暖房効くのはここに載ってる機種なのですよ』と、要点よろしく説明します。

この冬、昨年の年末過ぎて新年なって、ずっとですよ相談は、暖房がよ~く効くエアコン・エアコンと相談ばかり、雨の降る中雪も降る、雪国但馬の電気屋さんはぶるぶる震えて工事です。



《嬉しいが ぶるぶる寒い 工事です》

アトム本部に集まる意見や要望は、ムチャクチャ凄い宝物

2014年01月08日 | アトム電器
(今日は新年社長会、アトムの年間計画や、春の売り出し「家計・大応援祭」の話しです)


大阪の万博会場跡地には、今でも太陽の塔がたってます。

今日はアトムチェーンの新年初めの社長会でした。
全国津々浦々北から南から、「あけましておめでとうございます。あけましておめでとう、今年もよろしくお願いします」と、ホテルの玄関で挨拶かわす元気なアトムの面々に、太陽の塔も優しく笑顔で迎えます。

会議は半日びっしりと、中身の深い話です。





写真は会議の資料です。B4用紙の資料は、何十ページと凄いです。

私、アトムのメンバーです。
メンバーの店でありながら、不思議で驚き感心をいつもすることありますね。

と云うのは、今日の新年最初の会議はアトム電器の元気の元や、メンバー店と本部の関係端的に示す内容ありますね。
アトムチェーンはですね、本部と加盟店が「価格・情報・販促ノウハウ」をFC契約で結ばれています関係です。

ところがですよ普通はですね、世間でFCと云いますとガッチガッチのマニュアルあって、本部が加盟店を支配する立場でもありますね。
アトムはそこが違います。

年末の12月の会議で提出します「アトムチェーン本部アンケート」というものありまして、800店を超すアトムの店が本部にアンケートを提出します。
アンケートには「会議の内容」から、「商品の入値・品揃え・送料」、「販促について」、「各種キャンペーン・売り出し・個展」、「本部スタッフの対応」からありとあらゆる項目何でもですよ、思いつくすべてについて、何でもかんでも何を書いてもいいのです。

そんなアンケートを提出します。
本部はそれをですね、正月返上で全ての書き込みに目を通し、全部整理して一覧表に仕上げて、今年はこの事を必ず改善改革しますよと、本部はそれを発表いたします。

アトム本部の社員はですね、加盟店から出されたアンケート、意見や要望ですよ、それを男性社員も女性もパートの方も全員全部目を通し、全員全部その対応をレポート仕上げて整理して、それもどんどんみんなに公表ですね。

まあ、云ったらですね、アトム電器チェーンはFCと云うものの、本部と加盟店の共同作業、改革・改善、成長発展は、本部と加盟店の全員でやっていく、本当に真面目な関係ですね。

本部は云います。
加盟店からアンケートで出ますきつい要望や、お叱りの意見に提案はとても大事なものだと云いますね。
大切な意見が、アトムの将来の発展にどれだけ役立つかしれないくらいの、とってもムチャクチャ凄い宝物だと云いますね。

不思議ですな~、普通フランチャイズチェーンと云ったら、個性の強~い本部が居て「こうせい、ああせい」と商売のマニュアルを指図するのが当たり前です。
そんな加盟店に、百も二百も意見を出してくれの、要望聞くから出しましょうと、不思議な驚き、凄いことです感心します。

今年は甲午(きのえうま)の年です。
甲午の甲(きのえ)は、草木の芽が殻を破って頭を出すと云う意味、午(うま)は、陰陽の陽の極地、太陽が最も高く上がった状態を示すのですよ。、なので、今年はV字回復はっきりと大きく飛躍の年ですね。

アトムの理念は、「社会貢献」の追求です。
加盟店の方針は「町の電気店の笑顔、技術、面倒見」と、「量販店の安さ、品揃え」の両方を併せ持つ『21世紀型電気店』の実践です。

そして、その目的にするところはですね、町の電気屋さんがなくなると、お年寄りや電化製品の使い方が分からない方々が大変困る、なので町の電気屋さんを残すために立ち上がった地域電気店の復権なのです。

今日の会議もいつものように、「超」と「ド」が付くほどの、真面目な電気屋さんのアトムの新年会議です。



《アンケート 宝ザクザク 集めます》

鶴は千年、亀は万年、我は天年

2014年01月07日 | その他
(夕焼けきれい、ふるさと但馬は快晴よい天気、でも明日の予報はジャージャー雨のよう)


「鶴ハ千年、亀ハ万年、我れハ天年」は、仙がい義梵(せんがいぎぼん)の「双鶴画賛(そうかくがさん)」の掛け軸に書かれている言葉です。

百田尚樹の小説「海賊とよばれた男」を読みました。
主人公・国岡鐡造(注:出光興産創業者の出光佐三がモデル)の、油の事業に賭ける壮絶な人生のドラマです。

学生時代に魅せられて、仙がい義梵禅師の骨董画「指月布袋画賛(しげつほていがさん)」を地元九州で求めて以来、膨大な数の収集をしたと小説には書いてあります。

仙がい義梵禅師は、実にユニークな狂歌と画の達人でした。
「志(し)わかよる、ほくろか出来る、腰まか(る)、頭かはける、ひけ白くなる・・・・・・・・」で有名な、「老人六歌仙」をはじめ、数々の一級作品は主人公・国岡鐡造がコレクションとして収集し、現在は彼の興した会社の美術館に所蔵されています。

国岡鐡造が最初に手にした「指月布袋画賛」は、月を指さす布袋さんと、それを喜んで眺める子供が描かれています。
その賛には、「を月様幾ツ十三七ツ」と書かれていますと、

小説の中には、『国岡商店での七十年におよぶわが人生は、「指月布袋」の布袋のようなものだったかもしれない、と鐵造は思った。大勢の店員たちは、月を見つめる子供だ。自分は店員のために、七十年にわたってずっと月を指差し続けた・・・・・。』と書かれています。

大ベストセラーです。

この小説を読まれた方はとても多いでしょうが、本当に、主人公のなににも負けない前向きな姿勢に、涙が出るほど感動します。

最終章、最後の国岡鐡造が生涯を閉じるシーンです。

『昭和五十六年三月七日午前十一時二十五分、国岡鐡造は九十五年の英雄的な生涯を静かに終えた。臨終の床の間には、仙がいの「双鶴画賛」が掛かっていた。』と小説は結んでいます。
国岡鐡造が収集し続けた仙がい義梵の書画、最晩年に一度手放したものを、古美術商から求めたのが二羽の鶴を描いた「双鶴画賛」なのです。

小説にはこう書いてあります。

『絵には二羽の鶴が描かれていた。一羽の鶴は下を向き、もう一羽の鶴は上を向いている。賛には「鶴ハ千年、亀ハ万年、我れハ天年」と書かれてあった。「天年」というのは天命の意味だろう。』と、
国岡鐡造は、自分に与えられた油事業における壮絶壮大な人生を、天命だと考えて生きたという事なのでしょう。

仙のユニークな書画や言葉をこよなく愛し、人生の指針にも大いに取り入れた鐡造、彼の臨終の床に掛かっていたものも、仙がいの「双鶴画賛」の鶴ハ千年、亀ハ万年、我れハ天年だったのですね。



《仙がいの 歌に惚れ込み 天命を》 

先生と呼ばれたの、え、えぇ~、今度は神様なんて

2014年01月06日 | 店内外の話
(JR国府駅にて一枚パチリ。銀の馬車道ラッピング電車が停まってました。)


ご冗談がお好きなお客さんってありますね。

当店は、親切丁寧分け隔てなく、仕事や対応懸命にお客様のために尽くします。
一生懸命です。
当店から嫁いだ商品はもちろんのことですが、他のお店からお買い上げの商品だって、顔色一つ変えずにニコニコと、直して修理をいたします。

昔のことです。

「いつも買ってる電気屋さんは、頼んでも頼んでも来てくれないのに、何も買ってないアトムさんは、すぐ来てアンテナ直してくれたね」とばあちゃん話す。
「アトムさんは、もしやヒマなんですか?、商売がはやっていないのですか」と問われます。

冗談がきついですね。

『ムチャクチャはやっていますよ。当店は、聞いたご用はすぐに片付ける主義なのです。なので、次の電話にもすぐに駆けつけられます。だれかれ分け隔てなんていたしませんよ』、
『屋根の上から広い世間の家々眺め、走ってる車から眺める家も、全部いつかはうちに電話がかかってくると思っているのです。なので、分け隔てなく飛んでいきます驚かないで』と答えます。

今日は、知らないおじさんが石油ストーブの持込です。
「この店は、何でもニコニコ修理してくれるって噂で来ました。頼めるかな」、

『よろしいですよ、車から降ろしてください。ところでどちらからお越しでしょうか』と聞きますと、
なんと遠くの竹野町ですわ。豊岡のその先の竹野からですよ、えらい遠いところにも、噂ってものが伝わっています。

「先生いますか、パソコンの先生おられますか。また調子がおかしいの、息子さんに診て欲しいのですが」と電話です。
50代でも60代のお方でも、パソコンのお客さまは、ほとんどのお方は云いますね。
若い息子に向かって、「先生、先生、せんせ~いおられますか~」と、

息子に私は云います。
『今先生と云ってる人は本当の先生だがな、元校長先生やないの。偉ら~い本当の先生やで、本当の先生にセンセイ、センセイって云われて可笑しいやないの』、
『おいおい、先生って頼むあの人は、先生よりもっと偉いよ、先生を指導する先生やないの。そんな人が若いもん捕まえて、センセイってなんて、なんちゅうお前は偉くなったもんだね』なんて冗談のような話です。

息子は云います。

「先日電話で、 “近くまで来てます。アトムさんを探して来てます” って来られた女性のお方、パソコンの難しい修理を頼まれて、データの取出ししてあげたら、 “どこでもムリだったのに、ここでは噂どうり親切にやっていただき、神様のようだわ、ありがとう、ありがとう” って、ムチャクチャお礼を言われたよ」と話します。

『あ~あ、息子はいつも先生と呼ばれていたのに、え、えぇ~、今度は神様なんかえ、とうとう神様になってしもたか』と、冗談のお好きなお客さまの、上手な話に感心します。


《先生も 神様だって 冗談よ》

全然鳴きませんがな、海に沈みませんがな

2014年01月05日 | ふるさとの話
(丹後半島は網野町・琴引浜の鳴き砂は、キュッキュッ・キュッキュッと鳴くはずですが)


昨日は店を開けました。
早速です。電話が次々鳴り響き、ご注文やら修理の依頼が舞い込みますね。

『ありがとうございます。富士通のZシリーズなら寒い但馬の冬でも大丈夫です。あのね、この低温時暖房能力ってのが業界一なのです』と云って、Aさんちのエアコン決まります。

この日は新年のプレオープンです。
本番の初売りオープンは、明日の6日といたします。

そのための、初売りご来店記念品やら、クイズのプレゼントの品に「おめでとう」のノシ付けて、準備万端いたします。

本日は定休日です。
最後の正月休みです。
『さあ、墓参りや養護施設に出かけよう』としたその時です。
リ~~ン「アトムさんですか。一人暮らしのNさんちの近くの者ですけど」、
「ばあちゃんがね、アトムさんから電話機を買ったと云ってます。電話の調子悪くて、外との連絡がとれんと困ってます」、
「日曜日ですまんけど、すぐに診に来てやってよ」と電話です。

困りましたな~、出掛ける矢先です。
『お困りならすぐ行きます。ハイ、本当はこちらも急いでいるのですがね』と云って、駆けつけますねぶっ飛ばします。

色々調べました。
『これはね、NTTに連絡して外線を診てもらうね、NTTが来るまでの辛抱ね』と説明しますね、一時間遅れの墓参りです。

養護施設を訪ねた後は、丹後半島をチョロっと回ります。

砂が湿っています。
今日の琴引浜の鳴き砂は、踏めども、擦ってもダメです鳴りません。キュッともクッとも鳴りません。
砂が乾いていれば、本当ならばキュッ、キュッキュッ。クックックッと鳴くはずが、キュッもクッも一言も鳴りませんでした。


(丹後半島・浜詰海岸は、夕日ヶ浦温泉と言って夕日が素晴らしい、でも今日は・・・・・・・)


帰り道、ちょうど夕暮れ時です。
浜詰の夕日ヶ浦温泉に差しかかります。
日本の夕日百選にランクされています、夕日がとてもきれいな浜詰海岸です。

ジャストです。夕日がちょうど沈む瞬間です。
ところが今日のこの季節、冬です。太陽は海には沈みません。
太陽さんは海から外れて、左手の山並みに沈んでいきます違います。

やはり、浜詰海岸の夕日は海に沈みますと、真っ赤に焼けます空の雲、海に映った夕日の赤が、日によっては涙が出るほどきれいなのです。
そりゃ最高ですよ。
残念ですが、今日の夕日は山でした。それでも結構キレイです。



《砂鳴らん 海に沈まん 丹後です》

心配だわ

2014年01月04日 | 私の思い
(「なかきよの とおのねむりの みなめさめ・・・・・・」の話し、初夢の投稿文です) 


《長き夜の遠の眠りの皆目覚め、波乗り舟の音の良きかな》

『一月二日の夜に見る夢が初夢ですね。 江戸時代には宝船と七福神を乗せた、丸に宝の帆をあげた船の絵に「ながきよの とおのねふりの みなめざめ、なみのりふねの おとのよきかな」という回文(かいぶん:さかさに読んでも同じになる文)の歌を記したものを、枕の下に敷いて寝るとよい初夢を見ると信じられ〈おたから おたから〉と呼びながらその版画を売り歩く宝船売りが正月風物の一つであったそうです。皆さんはどんな良い初夢で新年を迎えられましたか・・・・・・・・・・・・・・』
(そのまま:実はこのあと物凄い長文なのです。今も昔も書き方、延々長文変りませんな~)

これは私が22才の頃に、社内報に連載していました投稿文の冒頭です。その新年号は「宝船」のお話しから始まりました。

《長き夜の遠の眠りの皆目覚め、・・・・・・・・・》の歌です。
この歌の意味するところはいくつかありまして、一番普通は、「進みゆく船は心地良く波音を立てるので、過ぎ去る時も忘れてしまい、ふっと朝はいつ訪れるだろうかと思うほど夜の長さを感じた」ですが、

「長き夜の」を「長き世の」と置き換えて詠みますと、こんな風に解釈できるとも書かれています。

「長い世の中の遠い戦いの記憶から皆よ目を覚ましなさい。波に乗っている船にぶつかる音の状況はよいのだろうか」という事です。




今日の朝刊に載っていました。
1964年(昭和39年)と2020年(平成32年)の、年齢別の人口を表す「人口ピラミッド」の記事です。

1964年は今から50年前、東京オリンピックが開催された年です。
私が19歳ですから、青いグラフの一番背の高い15~19歳の分ですね。19歳の昭和20年生まれは少なかったのですが、昭和21~24年生まれが戦後のベビーブームの団塊世代、ものすごく多い人数で1、000万人を超えています。

青いグラフの、70~74歳とか75~79、80~84歳の人口の少ないこと、一目瞭然のグラフです。

右の赤いグラフです。
2020年は、2回目の東京オリンピックが開催される7年後の姿です。

青いグラフで飛び出していた私達だった15~19歳の者が、赤いグラフでは70~74歳のところに移動しています。
当然人口は多いですね。
2020年のグラフでは、0歳から24歳辺りまでの人口がどんどんどんどん少なくなって、ピラミッドの形がちょうど反対になっています。

2020年の頃は、1人の高齢者(私たちの年代のこと)を、ほぼ2人の現役世代で支えなければならん、とんでもない大変な時代になると云います。
それもたったの7年後です。




このグラフも凄いです。

1月1日の新聞の記事です。
数年前から、死亡数が出生数を上回るようになって、日本の人口が毎年毎年減少するようになったと伝えます。
去年は、今までで最多の24万人もの人口減少です。

年間の赤ちゃんの出生数が、100万ギリギリまで減少していて昨年が103万人、私が子供の頃の昭和30年代は、200万人台が当たり前だったのに今はもう100万人を切るのもすぐだと伝えます。
このまま、赤いグラフの65歳以上の高齢者のかたまりが、毎年150万も120万も亡くなっていくわ、赤ちゃんは90万や70万しか生まれてこない、毎年50万も60万も人口は減っていきますね。


日本と云う宝船に乗った我々の子孫は、このままどうなってしまうのでしょうか?、
初夢どころではありません。
「長い世の中の遠い戦いの記憶から皆よ目を覚ましなさい。波に乗っている船にぶつかる音の状況はよいのだろうか」のそのままです。

戦争よりも、もっともっと恐ろしい少子化超高齢社会におののきますね。



《人が減る 恐ろし過ぎる 正夢は》

一念発起して

2014年01月03日 | 私の思い
(香美町今子浦の「かえる島」、北前船が「帰る」を祈願したと云うカエルの巨岩)



今日、香美町今子浦の「かえる島」の見える海岸に行きました。
西の海を見ながらどっしりと座る、カエルの巨岩を眺めながらこんなことを想います。

佐藤一斎が、年が改まるごとに暦に書いて、家族の戒めにしたという句の話です。
言志晩録・第252条です。

「三百六旬(じゅん)、日にして吉(きつ)ならざる無し。一念善を作(な)す。是れ吉日(きつじつ)なり。三百六旬、日にして凶ならざる無し。一念悪を作す。是れ凶日なり。」

「一年三百六十五日、一日として吉日でない日はない。一念発起して善を行えば、これすべて吉日となる。一年三百六十五日、一日として凶日でない日はない。一念発起して悪を行えば、これすべて凶日となる。」と云って、

人は誰でも「吉」であることを求め「凶」を避けたがるものであるが、人の「吉・凶」は、その人の行動の良し悪しが及ぼすものであることを忘れてはならない。年の初めに心するようにと諭したそうです。


また258条にはこんなこと、

「昨日を送りて今日(こんにち)を迎え、今日を送りて明日(みょうにち)を迎う。人生百年此(か)くの如きに過ぎず。故に宜しく一日(じつ)を慎むべし。一日慎まずんば、醜(しゅう)を身後(しんご)に遺さん。恨む可(べ)し。」と云って、

人の一生は二度なし、今日の一日も二度はない、一日一日は人の一生の縮図なのだ。
日々を大切にし、「一日一生」の思いで生きなさいと諭します。

新しい年を迎えて想います。
日々の善行が積み重なって一年の吉を成し、一日一生の想いが日々の善行を為し、一生の吉を成していくことを想います。


佐藤一斎、80過ぎたころのことば、言志耋録(げんしてつろく)の第154条には、人の一生なんてこんなものと云っています。

「必ずしも福を干(も)めず、禍無きを以て福と為す。必ず栄を希(ねが)わず。辱(じょく)無きを以て栄と為す。・・・・・・・・・・・・・・」

「必ずしも幸福を求めることはない。禍さえなければ、それで幸せではないか。必ずしも栄誉を願うこともない。恥をかかなければ、それが栄誉なのだから。必ずしも長生きを祈らなくてもよい。若死にさえしなければ、それが長生きなのである。必ずしも金持ちにならなくてもよいではないか。飢えなければ、それで十分富者である」と言っています。



《新年の 誓い新たに 発起して》

ひだりうま

2014年01月02日 | 季節(冬)
(アトムの店から年賀状、「ひだりうま」のイラスト描いた、素敵な挨拶いただきました)


今年は、午年(うまどし)です。
干支(えと)は、甲午(きのえうま)と云いますね。



(今日行ってきました。赤穂の大石神社、開運厄除・平成二十六年甲午歳と書いてある)


元日に届きました年賀状には、馬のイラストやら、「午」の文字や、「馬」の文字がのってます。
その中でも圧倒的に馬のイラストが多いですね。

干支って、ネズミ、牛、トラ、ウサギ、竜、ヘビ、馬、羊、サル、ニワトリ、犬、イノシシってな動物をあしらって、年賀状にのせて楽しく使ったり、自分の生まれ年に使ったりしまして、今の日本ではすっかり普段の生活に定着しています。

でもどうでしょうかね、干支を難しく云うときは、今年は甲午(きのえうま)とか、去年は葵巳(みずのとみ)とか、一昨年は壬辰(みずのえたつ)と書いてありますが、これって何でこんなに書くのでしょね?。

もともと「えと」って云えば、ついネズミ、牛、トラと云う動物のことかと思いますが違うのですね。
干支(えと)は、年や月や日や、それに方位などをあらわす十干十二支(じっかんじゅうにし)と云う、暦と云うか占いと云うものだそうです。
十干も十二支も、まあ生命の生長と、寿命の循環過程をあらわしたものだそうで、ネズミだ、牛だ、トラだなんてのは全くもって関係ないもののようですね。

なので、日本では干支の動物だと云って、盛んに年賀状に使ったり自分の生まれ年に使ったり、はたまたその動物の性格を人の性格に当てはめたり、ありがたいことですが「馬」を左向きに描く、「ひだりうま」は「舞う」と読んで縁起が良いとかなんとか、もうムチャクチャ遊び心の解釈や捏ね回しは、どんどんどんどん派生していきます驚きますね。

もともと十干とは、甲(こう)乙(おつ)丙(へい)丁(てい)戊(ぼ)己(き)庚(こう)辛(しん)任(じん)癸(き)の、1から10までの呼び名です。

訓読みをしますと、甲(きのえ)乙(きのと)丙(ひのえ)丁(ひのと)戊(つちのえ)己(つちのと)庚(かのえ)辛(かのと)任(みずのえ)癸(みずのと)って読むそうですよ。
もちろん、「甲」は草木の芽生えとか、「乙」はかがまって陽気がまだ伸びないとか云うように、自然の消長を陽気であらわしているのです。

そして十二支です。

子(し)丑(ちゅう)寅(いん)卯(ぼう)辰(しん)巳(し)午(ご)未(び)申(しん)酉(ゆう)戌(じゅつ)亥(がい)って、1から12のこれも生命成長の、陽気とか陰気とかをあらわす言葉なのです。

なぜ、十干の10個と十二支の12個があるかと云うのは、実は十干を「〇〇え」と「〇〇と」に二分して、5個を使って十二支に当てはめます。すると5×12=60って組み合わせになり、暦の60日とか60ヵ月とか60年とか、占いに都合のよい数字になるそうな、なので十干の「干」と、十二支の「支」を合わせ、「〇〇え」の「え」と「〇〇と」の「と」を合わせて、干支(えと)って云うの、決して動物の名前を「干支」とは云わない、動物は後でこじつけました「十二支」なのですね。

十二支の子(し)とか丑(ちゅう)とか寅(いん)なんて難しいことを云っても、庶民は分からんだろうと、字体や音が似ている動物を持ってきただけの話、
例えば、今年の午年(うまどし)は、「午(ご)」を「うま」なんて読ませることになってしまったが、本当の意味は陽と陰の境目、だいたい真ん中って意味で、午前、午後の「午」なのですホントわね、それを無理やり「馬」ですよ。

そんな訳ですホントわね、大石神社に書いてあった平成二十六年甲午歳と云うように、「甲午(きのえうま)」あるいは「甲午(こうご)」と読むのがホントの干支(えと)なのですね。



《馬なんて 親しみやすく したのです》