鳥バカ日記

インコと暮らす楽しくシアワセな毎日。
我家の愛しい鳥さんのことを綴った、親ばか、鳥ばか日記です☆

《オオハナインコのヒナ》アイアンレンジ探鳥記3

2013年01月07日 | オーストラリア/アイアンレンジ探鳥記
2012年7月15日


朝からオオハナインコのお宅巡り。

まず最初に訪れたオオハナインコ邸はこちら。<オオハナインコ邸No.1>
真ん中の背の高い木です。




この写真の真ん中あたりにある樹洞がオオハナインコの巣穴らしい。







鳥好きのみなさんならご存知な方も多いと思いますが、オオハナインコというのは一妻多夫制。
一度つがいになったら、生涯添い遂げるインコ・オウムがほとんどの中、
非常に珍しい生態を持つインコです。

メスは複数のオスにかわるがわる餌を運んでもらったり、周囲のパトロールをしてもらったりして、
自分はほとんど巣穴の中に引きこもって、優雅に女王様のような暮らしをしているのです。
人間でいうたら、結構な悪女ですね。

そしてなんと以前観たテレビ番組では、オオハナインコのメスは複数のオスと交尾をしても、
DNAを調べてみると、100%まではいかないけど、ほぼ特定のオスの卵しか産んでないと言っていた。

相手を選んで卵を産み分けできるなんて!!

どのオスにもいい顔して、貢いでもらいーの、尽くしてもらいーのしといて、自分のお気に入りのオスの子どもだけを産む・・・

そんなことも知らず、オスたちはみんなヒナは自分の子どもだと信じて、
今日もせっせとメスに尽くしてるんやろうなぁ・・・





メスはなかなか巣穴から出てこないらしいから、長丁場覚悟で折りたたみの椅子に座って観察。

見つからないように、なるべく草むらギリギリのところに椅子を置いて、気配を消すように観察してるのに、
オオハナインコのオスがすぐに私たちを見つけ、大声で女王様に「怪しいヤツらがいますよ!!」と報告している。
やめてー。メスが出てけえへんようになるやん!!





ここの女王はモテモテらしく、複数の下僕のオスがパトロールしてる模様。

私たちはおとなしく、静かに観察しているのに、オスは数分おきに私たちの頭上を旋回して、鳴き声で女王に報告。






しばらくしたら、1羽のオスが木にとまった。







こちらの様子をじぃーっと・・・




じぃーーーーっと・・・




じぃーーーーーーっと見つめて、首傾げ。私らおかしな生物に見える??






あ!あれ?今飛び立ったのオオハナインコのメスやん!!!




ずっと眺めてた巣穴と違うとこから出てきたし!




オオハナインコは一妻多夫制ということの他にも、オスとメスの色が全然違うというのも特徴。

私の写真じゃわかりにくいかも知れないけど、オスは緑と赤、メスは赤と紫色です。
他の多くの鳥はオスの方が派手で綺麗な色合いをしているのに、
オオハナインコは明らかにメスの方が派手で綺麗な色をしています。
よりたくさんのオスにモテモテになるために、どんどん派手で綺麗な色に進化したんだろうなぁ。。。

色が違いすぎて、昔はオスとメスで全然別の種類の鳥だとされていたらしいです。



オオハナインコのメスの巣穴だと信じていた樹洞。

なんや。ここ巣穴ちゃうかってんなぁ。なんて言ってたら、何かが見えたぞ!!




うわぁ♡ ♡ ♡ ♡ ♡





オオハナインコのヒナ!!!男の子。超かわいい♡ ♡ ♡ ♡ ♡

「はじめまして。ヒナ君、こんにちは。」



ヒナ君はガーデンイール(狆穴子)が海底の砂地の巣穴から顔出したしたり引っ込んだりするときみたいに、
音もなく、そーーーっと、にゅぅーーっと出てきてこちらの様子をうかがい、
またそーーーーっと、にゅぅーーっと巣穴の中へ消えて行きました。



私たちがずっと眺めていた巣穴は女王様の部屋ではなく、子ども部屋だったようです。


はじめて野生のオオハナインコを見たその日にヒナにまで会えるなんて、とてもラッキーでした☆
おそらくこのヒナ君にとっても、人生ではじめて見る大阪のおばちゃんだったことでしょう。


子育て中ならここであんまり観察し続けるのも悪いな。と、
また別のオオハナインコのお宅拝見しに行くことに。




途中、大きな奇岩がたくさんある海を見に行きました。




奈良・飛鳥の石舞台古墳を思い出した。













午後からお邪魔した2件目の<オオハナインコ邸No.2>では、巣穴から顔をのぞかせるメスの姿を見ることができたのですが

こんな写真しか撮れなかったので、




また翌日リベンジに伺いました!







つづく・・・








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