赤城神社のカフェ

明日はお休みだ。ちょっと夜更かし。
今日は久しぶりに飯田橋の名画座ギンレイホールへ行ったよ。今やってるのは「タロットカード殺人事件」「ウェイトレス　おいしい人生のつくりかた」の二本立。
「タロットカード殺人事件」は去年の暮れあたりに観にいったんだけど、どうせだからまた観とくかと思って観た。１回観てるやつだし気持ち半分で観てもいいし途中で寝ちゃうのもありかなと思ってたんだけどやはり面白いので普通に観て普通に楽しんでしまった
何のためにギンレイまで行ったかというと「ウェイトレス」のほう、どうしても観たかったからです。これも去年やってた映画なんだけど観よう観ようと思ってるうちに終わってしまったの。でもこれは観ておかなきゃいかんような気がして（これといって根拠はないなんとなく）名画座でやるのを待っていたのです。
有名な役者も出てないし地味な映画なんだけどこれがすごく面白かった。パイレストランで働くパイ作りの名人のジェナという女の人、嫉妬深くてバカで気持ち悪い夫に束縛されて自由もなく酒の勢いで望まない妊娠（夫との子ですが）をしてしまい、しかし夫のもとから逃げ出そうとしているがいろいろうまくいかず絶望的なように見えて決していやな気分にはならない話でむしろ楽しくて泣けるという非の打ち所のないような映画だと思った。女のひとはぜひ観るべき、男のひとはこういうの嫌いだろう。
いやぁ観てヨカッタ。
久しぶりにめったに来ないとこまで来たのでちょっとぶらついて帰ろうと思い神楽坂をえっちらおっちら上って、上ったところをさらにトコトコ歩いて右手の赤城神社へ行きました。かれこれ１０か月ぶりぐらいだここに来るのは。
神社の境内にカフェがあって去年の初夏のころ夜のテラス席でご飯を食べたことがある。ぽや～んとした電球の灯かりを眺めたりざわざわと木の揺れる音を聞いたり鉢植えのハーブの匂いをかいだりしているとなんだかモーっとしてきてまるで旅先の外国にでもいるようなゆったりとした時間が流れるのであった。そんな赤城カフェ、２年という期間限定のお店なのでそういえば今月いっぱいで閉店ではないか。もしテラス席が空いてたら何か食べようかなと思って行ったら、まだ外で食べるのにはちょっと寒いせいか誰もおらん。ちょっと寒いけどまあいっかと、スパイシーキーマカレーとコーヒーをたのんで食べました。美味い！スパイシーというだけあってたくさんスパイスを使ってそうな味なのだが決して辛すぎず、ごはんも十穀米かな？今度カレー作るときは私もカルバンゾーを入れてみようと心に誓った。
こんないい店でお客さんも入っているのに今度の月曜日には閉店してしまうなんてもったいないな。もっとやればいいのに・・・ヤクルトの杉浦みたいに引退って言っちゃったけどやっぱもうちょい現役続けます！みたいのもアリだと思うけどな。