郡寺(夏井廃寺跡)です。
「夏井廃寺跡」の位置関係の看板が立てられています。
少し整備されてわかりやすくなりました。
約1300年前年前の建物の礎石と瓦の破片です。
磐城郡役所(根岸遺跡)の位置関係の看板です。
院現在の位置関係と全体像を鈴木先生が説明されました。
参加者と正倉院(納税された米蔵)の跡地です。
こちらも正倉院の跡地です。
何回か建て替えられたようです。
磐城郡役所の政庁跡地です。
かんぽの宿が見えますし、海が見えます。
軍事的にも敵が攻めてきたときの防御態勢がわかる位置に建てられています。
夏井公民館講座の
歴史探訪夏井再発見の
磐城郡役所(根岸遺跡)と郡寺(夏井廃寺跡)を探る
に少々の雨の中参加しました。
講師は鈴木 隆康先生(財団法人いわき市教育文化事業団 主任研究員)でした。
1)夏井廃寺・・・平成17年に国史跡に指定されました。
根岸遺跡北隣の水田地帯に位置します磐城郡衙関連寺院で、
寺の伽藍域は東西約96m、南北約119mで、塔・金堂・講堂・中門からなり、
金堂の真東に塔というL字型形の構成をとり、塔は三重の塔でした。
金堂は南北に長い構造を持つものであり、東側から安置仏を拝することになります。
この形式は全国的にも珍しいようです。
7cから10cにかけての寺院跡といわれ
磐城の地方豪族丈部(はせつかべ)氏に
より造営されたといわれます。
今から
1300年前、
当時の私たちの祖先は、
金色の三重の塔などをどのように仰ぎ見たのでしょうか!!
2)根岸遺跡・・・平成17年に国史跡に指定されました。
夏井川河口の南側にあり、太平洋が一望できる高台(標高25~45m)に位置します。
調査の結果、陸奥の国磐城郡衙(7c~9c)と判明しました。
政庁院
正倉院
豪族の居宅
などが発掘により判明し
約200年近く磐城郡を取り仕切っていいたと考えられます遺跡群です。
高台の見晴らしのよい場所に
律令時代の権力を誇示する建物には、
当時の私たちの祖先も驚かれたのではないでしょうか!!
今回は約1300年前の
奈良の律令時代の磐城郡の中心地を探訪しました。
これから、
これらの遺跡を整備し、活用していくためにどのようにするかが課題です。
他市に比べて、
いわきは一回り以上遅れていますので・・・・・・
鈴木先生
雨の中、ありがとうございました。