今夜も本をまくらに。

山歩きが好き、落語が好き、おいしい物が好き、中島みゆきが好き、
でもやっぱり活字がなければ生きていけない私。

お彼岸のよもぎ団子

2012年03月24日 | 「う」のひきだし


先日、公園で人を待っていてふと足元を見ると美味しそうなよもぎがあちこちに・・・
普段は道ばたに生えているよもぎは敬遠するのですが(たくさん犬を散歩させていらっしゃるので・・・)見渡す限りこの公園は大丈夫そうだ、というのも管理が行き届いていると思ったからです。なんとおじさんがパンジーの花がら摘みをされていたのです!自分の家のでもなかなかできないのに、すごい!

葉の裏が白い若い葉っぱを片手に山盛りほど摘んで、茹でて刻んですりつぶして。
小豆は和菓子の本で見つけた、浸けておかずにそのまますぐ煮るやりかたは思い立ってもすぐできて、他の仕事をしながらいつの間にか煮えているという簡単な煮かたです。柔らかくなったら砂糖と塩を入れて練り上げます。

問題の粉ですが、以前仕事関係のかたからいただいてそのままにしておいたのをそろそろ使わねば。なのですがなんの粉かわからないのです。上新粉?だんごの粉?片栗粉ではない。要するにもとがうるち米か餅米かということなのですが、今更聞けない、すぐ聞いとけば良かった。まあいいや。

粉に砂糖を入れて耳たぶくらいの柔らかさに練って、蒸す。
蒸し上がったらよもぎの入ったすり鉢の中に入れてつんつくつんつくひたすら混ぜる。(実はこれが結構大変)
適当な大きさにちぎって、丸めておいたあんこを包む。
きなこをまぶして完成!

餅米から作るのは大変だけれど、粉だと手軽にできちゃいます。混ぜるのが大変だったのは蒸しかたが足りなかったのかな?
神様と仏様に御供えして、お隣にも少しおすそ分けして、家で食べたら無くなっちゃいました。
あんこはまだあるけれど、もう一回同じことをする力が無い・・・疲れました。

夕方御供えしたお餅を見てみたらかなりかたくなっています。あの粉は餅米の粉だったのかしらん?売っているお餅はどうしてかたくならないのかしら?

お彼岸のある一日でした。

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晦日庵の芳香炉

2012年01月10日 | 「う」のひきだし
お正月休みが終わって仕事に行ったと思ったらまた休日がやってきました。
別に無理して連休にしなくてもいいのになぁ。と成人の日にとんと縁の無くなった私は思うのですが。

お天気もすっきりしないので山やスキーは見送るとして、久しぶりに京都まで出かけてきました。
目的は・・・美味しいものを食べて、ぶらっとする、あまり目的はありません。

まず腹ごしらえから、何をするにも特に買い物をするときにお腹がすいていてはいけません。
行き先は「晦日庵 河道屋」 御池通から三条に向かって麩屋町へ入ります。柊屋旅館と俵屋旅館のあいだです。白バイがいたり、旅館のかたが見送られていたり、ちょっと物々しい雰囲気です。当然のことながら対象者は我々ではありません。どこかの要人が出立されたのでしょう。
一本すじを越えると右手にお店が見えてきます。

お目当ては冬季限定の「芳香炉」。このお店はおそば屋さんです。そばぼうろでも有名です。おそば屋さんのお鍋です。


湯気ではっきり見えません。


お鍋の中身は、九条ネギ、飛竜頭、椎茸、湯葉、かしわ、しんじょう、菊菜、ほうれん草、これらが何とも言えない美味しいお出汁の中で、ぎゅうぎゅう肩を寄せ合いぐつぐつといっております。
それらを小鉢にとり、すだちをぎゅっと絞っていただきます。もう物も言わずにただただ黙々とお箸を動かすのみ。
お鍋の中が少しゆとりができてきたので、おそばとうどんを投入。
またしても沈黙・・・・

あらかた食べ終わってふーと一息。ふと気づくとなんて静か~~ 時間が早かったせいか、テーブル2席のこの部屋は私たちだけで、BGMもなく、なんの物音もしません。
改めてあたりを見渡してみると、この建物も年代もののようですが、手入れが行き届いています。窓の外は庭があり、その窓の鍵がおもしろいんです。落とし錠とでもいうのでしょうか、レールの穴の中に障子を閉めると鍵がすとんと落ちてかかる仕組みになっています。もちろんすべて木製です。
古い物はやっぱり残すべきだと思いました。


暗くて鍵は見えませんね。

三条通りにでて、イノダコーヒーでコーヒーを飲んで、烏丸通りに出て、丸善に向かいます。
丸善書店は、惜しくもたたまれてしまいましたが、新たに文具店ができているというのは知っていましたが、行くのは初めてです。ちょっと期待していったのですが、期待はずれでした。
銀座の伊東屋とまでは行かなくても、もう少しの品揃えと格調が欲しいなあ。←えらそうに。

隣の大垣屋書店で、何故か世界地図と、日本地図を買って、お土産にクリスピークリームドーナッツを買って帰りました。

世間はバーゲンセールで、どこも人だらけ(だと思う)でも今日のコースは人気も少なく、お腹も、目も、心も大満足でした。


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舟和の芋ようかん

2011年11月15日 | 「う」のひきだし
「浅草へ行ってきたよ~」と母親からお土産をもらいました。
浅草・舟和・芋ようかん・・・・これってかなり有名ですよね??  確か落語のマクラか噺だかにも出てきたと思います。

浅草演芸場の反対側に歩いていったらあったような・・・去年浅草に行ったときにちらっと見た記憶があります。

               
                 思わず一個パクッ あかん写真。

かわいい~ きれい~ 右の丸いのはあんこ玉といって、コーヒー、苺、みかん、抹茶、小豆等が。左は、芋ようかんです。
ぎっしり! よくぞこんな重いものを、ありがとう。

日持ちがしなくて、賞味期限は明日。え~こんなに食べ切れへんわ。と思いきや甘さ控えめであっさり、くどくなく結構食べられます。
お茶にも合うし、コーヒーにもいけます。
なんだかんだとみんなで食べたら賞味期限、気にすること無かったです。

ごちそうさまでした。

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秋のロールパン

2011年10月04日 | 「う」のひきだし
ここ2・3日この秋一番の冷え込みだそうで、北の方では初氷を観測しただの、高い山では雪まで降ったとか、ニュースで伝えています。
本当に勝手な物で、ついこの間まで暑い暑いと言っていたのに、もう夜など寒い寒いを連発です。
でも秋はこれからではないの?そんなに早く冬になっては熊さんも、りすさんも困るでしょう。

と言うわけで(前置きが長いな~)暑い時期には見向きもしなかったホームベーカリー(以下HB)を久々に引っ張り出してきました。
いつもいつも食パンでは能が無い、というわけで今日はロールパンに挑戦、といっても材料はほとんど変わりませんけれど。

材料をHBに投入して、練りの行程をやってもらいます。
40分ほどで練りあがったら、12等分にして丸めて10分休ませます。

休み終わったら雫の形にして、薄くのばしてくるくる巻いてクッキングシートを敷いて皿に並べます。
35度で40分ほどレンジで発酵させます。


計量せず適当に分けたので大きさまちまち

 
二倍くらいにふくらんだかな?



ふくらんだら溶き卵を表面に塗って、180度に余熱したオーブンで20分ほど焼きます。


おお!またしてもふくらんだ


レーズン入りとシナモンシュガー入り

意外と簡単にできました。練ってもらうと楽ですね。でもパンって1次発酵とか2次発酵とかありませんでしたっけ?
これって発酵は1回だけでしたが・・・まあいいか。
焼きたてはふわっふわで、あっという間に無くなりました。
今度はハムとかチーズを入れて総菜パン風にしてみます。
まずまずの成功に気をよくして、パン作りはしばらく続くと思われます。


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コンロでさんま

2011年09月24日 | 「う」のひきだし
涼しくなってくると、ごそごそと物置から「コンロ」を出してきます。

勝手口で炭をおこして今日は、さんまを焼きました。
この頃は、炭の着火の道具がいいのがあって助かります。
熾火になるまでは、お湯を沸かしたり、味噌汁を作ったり、炭火って結構強いんですよ。案外早く沸きます。

炭が真っ赤になって、炎が出なくなったらさあ焼きますよ~

              
                
                油が落ちてすごい煙です。 うちの中ではとても・・・


このコンロは、石川県珠洲で作られる珪藻土の切り出しコンロです。
ずいぶん前に、鶏肉やさんのサイトで買いました。焼き鳥をするためだったと思いますが、いまではもっぱら、さんま専用です。練ったコンロより丈夫で長持ちするらしいのですが、私はこの長方形の形が気に入っています。
まさにさんまを焼くのにぴったりのサイズでしょう?

今夜は、お茶のお湯も味噌汁もコンロですませたので、IHは出番無し。
だいこんおろしを添えたさんまと、味噌汁とおつけ物、つつましい夕食ではありますが、なんとなくゆったりとした、贅沢な時間でした。

               
               こちらも大人気。
               大きな火は炭坪に入れて、残った炭の中に入れておくと、ちょうど食後のデザートです。
              

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