ブクログより
以前からずっと読みたかった本で、やっと読むことができた。
宮部さんに外れはないと思っているので、期待しながらページを繰る。
やはり捕物帖であるので、人が殺される。その後始末が今回変わっていて、まずそこで意表をつかれる、うまい。
ふむふむ今回は薬問屋が舞台らしい。また人が殺される、薬問屋の主人である。そこで前回の被害者との接点が出てくる、奇妙な後始末の理由も明らかになる。
調べにあたる親分子分たちも、いつもの顔ぶれである。
そうかこれは一連のシリーズ物だなとわかる。
ここいらで一気に引き込まれて、一気に進んでいくはずが、どうしたことか・・・進まない。
考えてみるに、まず江戸時代のお役所の役職がよくわかっていない、与力だとか同心だとか、これは別のところで調べたのだが、はたして誰が与力で同心なのだか、わからなくなってきた。とぎれとぎれに読むとこうなる。巻頭にでも、登場人物として載せておいてもらえると大変ありがたいのだ。
そういうわけで事件は進むは、お役人は曖昧だわで、登場人物に感情移入できなくて、話の中に入っていけない。
たぶん最初にちゃんと説明箇所があったはずだけれど・・・
下巻に期待したい。(なにを?)
落ち込んでいても本は読むのです。現実逃避にこれほど良い薬はないのです。
でもこの本は本当に幾晩もマクラにしたなぁ。
おまえさん・上 / 宮部みゆき
★★★☆☆