
ブクログより
図書館で見つけて、「おおっ!!」と思いました。
表紙を2度見直しました。題名と作者に違和感を覚えたからです。
五木寛之や宮本輝が言っているのなら驚きもしません。
あのシーナさんがどんな心境で・・・
またしても、複雑な生い立ちや厳格なお父さんの話から始まり(最近、自分に関する私的なことをよく書かれます)
生まれてからこの方、数々の危険なそれこそ一歩間違えば死に至るような、出来事(まあ、あれだけいろんなことをしていたら、そのようなことは多々ありましょう)が語られ、69歳になった今(びっくり!)きちんと死について考えてみた、と言うことらしいのです。
そうかシーナさんも69歳かぁ、3人もお孫さんのいるおじいちゃんだものなぁ。
何人もの死に立ち会い、いつかは自分も送られる側になる、それがいつどんなかたちになるのかは誰にもわからないけど、確実なこと。
椎名さんはお孫さんと約束したそうです。「じいじは死なない」そうです!その意気です。
いつまでもパワフルで、エキサイティングなシーナさんでいて欲しいのです。
落ち込んでいるときほど本にのめり込むわけです。読み終わったら即、現実に戻るのですが、一時でものめり込みたいわけです。こういうときにこんな本はどうかな?と思いましたが、ちょっと元気が出ました。
ぼくがいま、死について思うこと / 椎名誠
★★★★☆

この撮影の2・3日後くらいに巣立ちました。
今年の燕は、去年の古い巣に最初からつがいで来て、ちゃちゃっと卵を産んで、ちゃちゃっと子育てして、ある日知らない間に巣立っていきました。普通巣立っても夜になると帰ってくるとかするものですが、それもなく誠に潔い燕たちでした。お盆過ぎまでうろうろしていた去年のとは大違いです。
今また違う燕が(多分)向かい側の窓の桟の上に巣を作っています。そんな足場の悪いところに作らんでも、空いた巣が目の前にあるやないか、と言うてやるのですが・・・