
ブクログより
ディヴァーの作品はもうどんな順番でもいいや、と手に取った本作品は、またしてもキャサリン・ダンスが主人公の話。
シリーズ化になってしまったダンス、人間の所作や表情を読み解く「キネシクス」分析者、別名歩く嘘発見器とも。
物語は、いきなりダンスによる容疑者の取り調べから幕が開く。
その容疑者、カルト指導者ダニエル・ペルが脱獄した。ダンス率いる捜査チームと、ペルの手に汗握る攻防。
捜査の手を巧みにかいくぐり、するりと逃げたり逆に裏をかいて襲いかかったり、狡知なペルに振り回される捜査チーム。ハイスピードで展開される、追跡と逃亡に息つく暇を与えない。
今回のキーワード「カルト」そして「スリーピングドール」ドールは実は眠っていなかった・・・
キャサリン・ダンスは恋多き女性、同じく捜査官だった夫を交通事故で無くして日も浅いが、周りにはいつも魅力的な男性がいて、いい感じに進展するがいつも最後はうまくいかない。今回も手痛く裏切られてしまう。
でも息をつく間もないようなハイスピードな展開の中、ちょっと息抜きのようなダンスの恋愛事情、結構私は好き。
頑張れ!ダンス。
スリーピング・ドール / ジェフリー・ディヴァー
★★★★☆