ブクログより
細谷先生は、今は現役を退かれているが、長年小児科医療に携わってこられた。
それも、小児ガンや白血病という命に関わる病気の子ども達と向き合ってこられた。
この世に生を受けて、2年や5年でその命を閉じなければならなかった子ども達、どんなに手を尽くしても救えなかった命、そんな子ども達や家族と日々接してこられた中で、人を思いやる、身内でも他人でも、そんな当たり前のことをひしひしと感じたり、この世に生まれてきたと言うこと、その奇跡のようなことをもっと大事にしなければいけない、せっかくいただいた命を途中で絶ったりしてはいけない、自分でも他人でも、それは理屈ではない、誰がなんと言おうとそういうものなのだ。と言わずにはいられない、心からの叫びだと思う。
病気だけでなく、事故や震災で不幸にして犠牲になった人々、どんなことにでも当てはまると思う。
不平不満を口にしながら、当たり前のような顔をして毎日を過ごしている私、何の反発心もなく細谷先生の言葉の数々がすっと心に入り込む。
今、伝えたい「いのちの言葉」 / 細谷亮太
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自画自賛、してます