ブクログより
滋賀県大津市膳所(ぜぜ)が舞台のいわばご当地小説、かと思い軽い気持ちで手に取ったが、帯に寄せられたなんていうの?コメントがすごい。
三浦しをん、東村アキコ、辻村深月、西川貴教はまあわかるけど。
とにかく全国的にヒット中なのです。
中・高校生が主人公の青春ものだし、あんまり期待せずに読んだが、閉店した西武大津店とか、近江神宮でのかるた大会だとか、琵琶湖ミシガンクルーズとか、出来事が身近すぎて思わずのめりこんでしまった。
ストーリーもそれほど深いわけではないのだが、なぜか胸が熱くなったり、鼻の奥がジンとしたり、自分でもわからない感情のまま読み終えていた。
成瀬は確かに変わっているが、夢である200歳まで生きて、大津に再び百貨店を開業して欲しい・
成瀬、かっこいいぞ‼
と少し成瀬熱も落ち着いたころ(申込時はかなりタイムリーで少し興奮してました)先日、作者の宮島さんを交えて成瀬を語る会なるファンミーティングに参加してきました。
宮島さんには成瀬の誕生秘話やら、成り立ちなど、質問形式で進められ興味ぶかい話も聞けました。
ノートにメモを取る人、本のお気に入りの箇所?を開いて見直している人、など見受けられ、質問もかなり深く掘り下げてマニアックなものも多く、かなり読み込んでるなぁと感心しきり。
一度読んだだけの私など、そんな場面あったっけ?なんてもう皆さんの成瀬愛の熱気に少々たじろいでいたのでした。
でも最後のサイン会にもちゃっかり参加して、(図書館での開催なのに、本屋さんが出張ってきていて即売会、ちょっと驚き)本を買ってサインをもらいました。この本は孫にあげました。
続きの次回作も進んでいるということで楽しみです。
スクリーンには、大津界隈の小説に出てくる場所が映し出されていました。