ブクログより
またもや大谷翔平。
これは今までで一番読みごたえがあった。
著者はエンゼルス番記者として10年目を迎える、メジャー取材歴24年で米野球殿堂入りを決める投票資格も持つ。
大谷の取材に対しては、MLBルーキーイヤーから4年間にわたって密着取材。
アメリカで最も大谷選手を取材している記者とされる。
メジャー以前の、大谷選手が育った岩手での様子から日ハムとの交渉の様子(語りつくされているが)事細かに取材されている。
メジャーデビューしてからは、時系列に語られているが、数字と実績を羅列するだけではなく、その時の監督とのやり取り、相手チームの反応、大谷選手の心境など、全部の試合を見ていたなら、かなり興味深いものだろう。
素晴らしい、すごい!と手放しで絶賛するわけでもないが、言葉の端々にそれは表れているし、敬意をもって取材してきた様子がうかがえて余計感銘を受ける。
先ごろもホームランと盗塁50-50という記録を達成、まだまだ記録更新中。
アメリカに来てからの念願だったというプレーオフ進出も決めて、その活躍にますます目が離せません。
SHO-TIME 大谷翔平 メジャー120年の歴史を変えた男 / ジェフ・フレッチャー