Rさんよりいただきました。
先日、三ヶ月山をお休みされていたRさんより「山に復帰します、福寿草を見に行きませんか」とお誘いを受け「行く、行く、行く!!」と三つ返事で出かけた山は鈴鹿の北部にある藤原岳でした。
福寿草かぁ~、盆栽の鉢に咲いているのは見たことがありますが、野生のは初めてです。
Rさんたちの復帰もうれしいし、楽しみです。
他の方たちとの集合場所に着くと、なんと観光バスが止まっています。
「なんと言っても、花の百名山やし~」とのことです。ここに一台車を置いて、白瀬峠登山口へ向かいここでもうお一人と合流して、さあ出発です。
こちらの道は観光バスの団体さんが同じ山を歩いているとは思えないくらいの静かな山歩きです。久しぶりに山に入ったRさん、快調にとばされています。山中ですけど水を得た魚とはこのことでしょう。
言ってるうちに、先頭から歓声が・・・お花発見??
「みすみそう」発見!白くて小さくてなんてかわいい。味気ない茶色の枯れ葉の隙間から懸命に顔をのぞかせている姿は本当にいじらしい。
ミスミソウ
その他にもセツブンソウ、セリバオウレン、スズカカンアオイなど次々に現れ、そのたびに上がる歓声。もうみんなニッコニコで足取りも軽やかです。
セリバオウレン
セツブンソウ
スズカカンアオイ
送電線の巡視路に沿って歩いていくといよいよ、一番のお目当ての福寿草群生地へ向かいます。うん?どこどこ?まだ早いのかな? 口々に言いながらきょろきょろ・・・
「あった!あった!! あそこ黄色い!!」 「・・・・すごい」
あるあるあちらこちらに、怪しかったお天気もいつの間にか日が差して、黄色い花がここにぽっかり、あちらにぽっかりときれいに開いています。
もう目移りしてしまって、ここよりあそこの方がきれいな気がして、また誰かが歓声をあげると、そっちに行ってみたくなって、目は福寿草に釘付けで思わず足をとられて転びそうになったり、大変です。
双子ちゃん。
大家族。
また帰りにも見られるからと、後ろ髪を引かれる思いでお別れして、休憩の後の登りは雪も多くなってきて、急に足が重くなりました。
やっとの思いで頭陀ヶ平、天狗岩へ登り、さあお楽しみのお昼だ!とごちそうを広げたとたん、雪・・・と思っているうち吹雪になりあっという間に真っ白。
暖かいおうどんとハムを急いでいただいて撤収です。
まさに避難小屋に避難してほっと休憩
あとは下るのみ、話には聞いていましたがこのぬかるみはどうでしょう。雪解け水が流れた道を何百人?が歩いて歩いてこねてこねてぐっちゃぐちゃになってます。
足を取られるは滑るはで気を使った下りは余計疲れました。
しかし2合目あたりでまたまたご褒美が、ミノコバイモを見つけられました。こんな脇道でよく見つけたなぁと感心。恥ずかしそうにうつむいていました。
ミノコバイモ
暑かったり寒かったり、降られたりめまぐるしい一日でしたが、たくさんのかわいい花たちに出会えて、楽しい山歩きでした。ご一緒いただいた皆さんどうもありがとうございました。(Dさん、写真使わせていただきました)
平成24年3月28日(水)
藤原岳・1171m(正確には山頂に行ってません^_^;)