今夜も本をまくらに。

山歩きが好き、落語が好き、おいしい物が好き、中島みゆきが好き、
でもやっぱり活字がなければ生きていけない私。

たま木亭のパン

2013年06月10日 | 「う」のひきだし



先日、山科へ行ったついでにちょっと足を延ばして、あるお店に行ってきました。
そのお店とは・・・「たま木亭」というパン屋さんです。

京都はパン屋さんの店舗数もさることながら、そのレベルもかなり高い、らしいです。
そんな中でも、このたま木亭さん、ただいまダントツ人気NO1! だそうでして、ず~と行ってみたいなぁと思っておりました。

車にナビを搭載するようになって、ほんっとに便利になりました。どこへでも行けるようになりました。
意地悪な友達が「そんなんに頼ってばかりでは、ぼけるで~」と言いますが、もうこんな便利なものは離せません!

本日もナビに従い、「目的地に到着しました」と突き放されて、キョロキョロすると看板が・・・あった~と思ったらそこは駐車場で、なんと誘導の警備員さんがいてビックリしました。駐車スペースは4・5台なんですが・・・

お店に行きますと、ホントにここがあの噂のお店??というようなちっさなお店で、4・5人も入ると行き交えないほどです。まあ取りあえず目につくパンを適当にチョイス、しかし狭い・・・
トレイに山盛りになったので、取りあえず本日はこのくらいにしておきました。

ちょっとご紹介します、名前は全部忘れました。








同じ種類で、片方は小豆入り。




メロンパン


デニッシュ生地のあんパン




栗の餡が入っています。


当店の名物?「おこげ」だったかな。ラスクより堅くて濃厚な黒砂糖味です。

買って帰って見てみたら、いわゆるお菓子パンばかりです。そういえば総菜パンや調理パンは無かったような・・・売り切れてたのかなぁ、ハードなパンも割と少なめでしたね。
お味の方は・・・好みもあると思いますが、全体的に甘めです。私は初めてのパン屋さんはあんパンで、判断するようにしていますが、あんパンはおいしかったです。餡の甘さ、生地のしっとり感。結構でした。

先頃、「京都のパン屋さん」という本を買ったのですが、この本には載っていなかったのです。なんでかなぁ、と思っていましたが、きっとこれ以上お客さん来ていらんのでしょうね。
今度は総菜パンを中心に食べてみたいです。


たま木亭
京都府宇治市五ヶ庄新開14-91
TEL 0774-38-1801


コメント (4)
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消されゆくチベット

2013年06月08日 | 「本」のひきだし

ブクログより



図書館で偶然見つけました。椎名さんの本とこの一枝さんの本。
別々のところにあったのに、びびっと私の心に響いたのです。

はたして読んでみたら、椎名さんの内容とリンクする部分もあり、2冊同時に読んでいくと誠に意義深いものでありました。

以前からチベットには関心があり、目につく文献を読んできましたが、そうかチベットのことなら渡辺一枝さんかと今更ながら気づいた次第です。

長らく携わってこられた保育の仕事を辞めてから、今日まで何十年とチベットに通い詰めている一枝さんは、女性ならではの感性でチベットの人々と関わり、親交を深めてこられました。
その都度、本にまとめて紹介されているようですが、単なる観光案内的なものではなく、その時の自分の関心事を探しに行くみたいなとても偏りのある旅もまたおもしろいです。

今回はろうそく作りや紙漉職人さんなど、チベットの伝統工芸を訪ねる旅、そして親しい友人を見送るという悲しい出来事の立ち会い、(なんと鳥葬にも立ち会われる)今回も濃い旅だったようです。

そんなチベットにも時代の波は押し寄せ、若者の服装や、大きい工場の出現や近代住宅など、その進化には目を見張るものがあるそうです。
中国の介入による力の大きさによるものですが、そんな中でも、力を出し合い古くからのチベットらしいチベットを守り抜こうとしている一部の人たちに限りないエールを送り続けることが私にできること、と結ばれています。



消されゆくチベット / 渡辺一枝
★★★★☆



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ぼくがいま、死について思うこと

2013年06月06日 | 「本」のひきだし

ブクログより


図書館で見つけて、「おおっ!!」と思いました。
表紙を2度見直しました。題名と作者に違和感を覚えたからです。
五木寛之や宮本輝が言っているのなら驚きもしません。
あのシーナさんがどんな心境で・・・

またしても、複雑な生い立ちや厳格なお父さんの話から始まり(最近、自分に関する私的なことをよく書かれます)
生まれてからこの方、数々の危険なそれこそ一歩間違えば死に至るような、出来事(まあ、あれだけいろんなことをしていたら、そのようなことは多々ありましょう)が語られ、69歳になった今(びっくり!)きちんと死について考えてみた、と言うことらしいのです。

そうかシーナさんも69歳かぁ、3人もお孫さんのいるおじいちゃんだものなぁ。
何人もの死に立ち会い、いつかは自分も送られる側になる、それがいつどんなかたちになるのかは誰にもわからないけど、確実なこと。

椎名さんはお孫さんと約束したそうです。「じいじは死なない」そうです!その意気です。
いつまでもパワフルで、エキサイティングなシーナさんでいて欲しいのです。



落ち込んでいるときほど本にのめり込むわけです。読み終わったら即、現実に戻るのですが、一時でものめり込みたいわけです。こういうときにこんな本はどうかな?と思いましたが、ちょっと元気が出ました。



ぼくがいま、死について思うこと / 椎名誠
★★★★☆






この撮影の2・3日後くらいに巣立ちました。

今年の燕は、去年の古い巣に最初からつがいで来て、ちゃちゃっと卵を産んで、ちゃちゃっと子育てして、ある日知らない間に巣立っていきました。普通巣立っても夜になると帰ってくるとかするものですが、それもなく誠に潔い燕たちでした。お盆過ぎまでうろうろしていた去年のとは大違いです。

今また違う燕が(多分)向かい側の窓の桟の上に巣を作っています。そんな足場の悪いところに作らんでも、空いた巣が目の前にあるやないか、と言うてやるのですが・・・



コメント (2)
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おまえさん・上

2013年06月05日 | 「本」のひきだし

ブクログより



以前からずっと読みたかった本で、やっと読むことができた。
宮部さんに外れはないと思っているので、期待しながらページを繰る。
やはり捕物帖であるので、人が殺される。その後始末が今回変わっていて、まずそこで意表をつかれる、うまい。

ふむふむ今回は薬問屋が舞台らしい。また人が殺される、薬問屋の主人である。そこで前回の被害者との接点が出てくる、奇妙な後始末の理由も明らかになる。
調べにあたる親分子分たちも、いつもの顔ぶれである。
そうかこれは一連のシリーズ物だなとわかる。
ここいらで一気に引き込まれて、一気に進んでいくはずが、どうしたことか・・・進まない。
考えてみるに、まず江戸時代のお役所の役職がよくわかっていない、与力だとか同心だとか、これは別のところで調べたのだが、はたして誰が与力で同心なのだか、わからなくなってきた。とぎれとぎれに読むとこうなる。巻頭にでも、登場人物として載せておいてもらえると大変ありがたいのだ。
そういうわけで事件は進むは、お役人は曖昧だわで、登場人物に感情移入できなくて、話の中に入っていけない。
たぶん最初にちゃんと説明箇所があったはずだけれど・・・
下巻に期待したい。(なにを?)



落ち込んでいても本は読むのです。現実逃避にこれほど良い薬はないのです。
でもこの本は本当に幾晩もマクラにしたなぁ。



おまえさん・上 / 宮部みゆき
★★★☆☆



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