院長のひとりごと

私、竹村院長が食べ物から健康まで基本的にノンジャンルでかきつづります。

エビチリ論(長編)

2005年07月02日 09時19分01秒 | 
    バンゴハン

     いらんと君が言ったから

       七月イッピはエビの記念日

院長です。

おはようございます。

院長の奥さんはエビが苦手なのでエビの料理は奥さんがいないときに作ります。

だから昨日はちょっと嬉しい「エビチリ」をしました。

エビチリを教材にエビの話で盛り上がろうとしましたが、あまりに盛り上がりそうなので

今回はエビチリの話に留めておきます。それでも長いけどね。

さて、院長のエビチリを食べた人が口を揃えて「エビが全然違うっ!」と言います。

口の周りにチリソースつけてね。なんと愛くるしい連中でしょう。

でも院長が使うエビはスーパーで買ってくる普通のエビです。じゃあ皆さんはどうやって

エビチリを作っているのか、東急に行ってクックドゥの箱を読んでみました。

大きい声で読んでみました。

・・・周りに人がいなくなりました。

さて、殻付きのエビは背ワタを取って酒と味の素で下味をつけてフライパンで炒める・・・

あれ?これじゃあエビがモソモソしてプリプリにならないよ。

簡単が第一!!のクックドゥだからだと思うけど、皆さんはもっとテッペン目指してください。

エビをプリプリに仕上げるには卵白と片栗粉によるコーティングが必要なんです。

そして買ってきたまんまパックから出して使うんじゃなくて、しっかりと洗ってください。

洗い方!?じゃあそれもレシピのトコで。あと家庭でエビチリを作るときはだいたい

フライパンで炒めると思うんだけど、くれぐれも炒め過ぎに気をつけて!表面がちょっと

赤くなったらもういいです。総じて皆さん炒め過ぎです。 あとは・・・まぁいいや

とにかく下拵えを面倒くさがらずにね、テッペン目指してもらうんだから。

         
                   (作り方)


1) まずはエビの下拵え。普通の大きさのエビ10尾くらいを買ってきます。

   パックから出したら殻を剥いて背中を開いて、背ワタをとります。

   背中はちゃんと開いてね。全部終わったら片栗粉オオサジ1と塩コサジ1をまぶし、

   カップ1の水でジャブジャブしっかり洗います。何回かすすいだらペーパータオルで

   しっかり水気を拭き取りますが、この水気をとる作業もとっても大事。


2) さてここからようやく下味つけです。エビ全体に味塩胡椒を振り、酒オオサジ1、

   卵白一個分、片栗粉オオサジ2を入れて手でしっかり混ぜます。箸はダメ。

   しっかり混ぜたら余分な卵白はこぼして捨てます。

   ご苦労さま、エビの下拵えはこれで完了です。


ここまで皆さんがしたことはプロと同じです。

・・・う~ん。ごめんなさい、やっぱりすごく長くなりました。でもここまでが一番手間が

かかるんです。


3) エビに火を通しますが、ここだけがプロと家庭の違うトコだけど、そんなに

   気にすることないです。テフロンパンに油を入れて熱したらエビを炒めます。

   ザッとでいいからね、色が変わったら火を止めます。


4) 隣のコンロで中華鍋に油オオサジ2とニンニク、ショウガのミジン切りを入れて火を付け
   
   プツプツいってきたら豆板醤オオサジ1、ケチャップオオサジ3を入れて混ぜる。

   ここにさっきのエビとスープ1カップ、酒オオサジ1、醤油コサジ1一味唐辛子を好みで

   振り、しばらく煮込む。味見をして、味塩胡椒で調節したら長ネギミジンを

   レンゲ2杯分入れ、水溶き片栗粉でトロミをつけて完成。

卵白で使った残りの黄身をトッピングすれば、その時点でプロを越えます。

頑張ったご褒美は最高のエビチリです。 長くなりました、ごめんなさい。



次回は「えびを語る」です。    ・・ってどんだけエビ好きだよ!?