院長のひとりごと

私、竹村院長が食べ物から健康まで基本的にノンジャンルでかきつづります。

「バブルへGO!!」

2007年02月12日 11時34分37秒 | ノンジャンル
おはようございまっす!

今日も天気いいね、たぶん家出ないけど。


昨日は観て来ましたよ「バブルへGO!!」を。


バブル時代の世の人々の浮かれっぷりがあちこちで描かれていて、

当時の世の異常ぶりがうかがえました。

当時をど真ん中で生きた人は今だと42~50才手前の人たちです。


こんな時代は多分永遠に来ないので貴重な時代を過ごせた人たち

ということになります。


当時院長は中学生で、両親は公務員だったため時代の甘い汁というのは

享受できませんでした。

別に、貧乏暮らしってわけではなかったけど、ばら撒く様なカネの使い方は

実際に見たことが無いし、好景気というのはあくまでもテレビのなかで

騒がれてることで、自分には実感が無かったです。


映画の中でも六本木でタクシーを止める時は札びらを振って

「タクシー!!」といって競ってタクシーを止めようとしている

シーンがありましたが、こんなマンガみたいな話も多分実話なんでしょう。


覚えてるのは12チャンネルで関口宏が司会をやっていた

「テレビあっとランダム」という番組があって、当時の東京の世相を

六本木を中心に伝えていたのをテレビの中の世界としてぼんやり見ていました。


赤プリを取ってティファニーのオープンハートのネックレスをあげて

イタ飯食べてシャンパンあけて最後はティラミス・・

というデートマニュアルが大流行したのもこの時代で、

なんでもかんでもマニュアル本が出ていたというのはしっかり覚えています。


我々はその後、高校、大学と進み、暗黒の就職活動時代へと歩んでいくわけです。

院長は文学部だったため、同期の連中はそれは厳しい就活だったようです。

50社受けて受かったの1社なんてざらでしたから。


院長は就活そのものをやってませんから、耳に入ってくる情報だけですが

大変な時代だったというのは間違いないようです。


子供の頃は「いい大学に入っていい会社に入っていい老後を迎えるために

勉強しなさい」と言われて育ってきた我々世代は年功序列制度の崩壊を見て

外資の流入による実力社会への転換という価値観の転覆をもろに

体感しているわけで、イジケ世代なんて言われてます。


今の子供に「いい大学に入って~いい老後を迎えるために~」なんて子供に

言ってる親はいないわけで、価値観の転換期を子供から社会人になる

20年間くらいで体感した世代といえます。


我々が不幸な世代かどうかはもっと後になって振り返ったときに

分かることであっていまの段階ではまだ分かりません。


異常な浮かれ時代に毒されなかったという点では堅実に生きられる

面白みに欠けるまじめな世代・・なのかもしれません。



この映画でもそうだったんだけど、広末涼子という女優さんは「顔芸」の

人なんだと改めて感じました。


自分がカワイく見える表情を知り尽くしていて場面ごとに最高に

絵になる表情を見せます。

表情の振り幅が他の俳優さんよりも多く、いろんな顔のヒロスエを

見せてくれるので、その度に恋をしてしまうのです。


DVD出たら観るといいよ。