院長のひとりごと

私、竹村院長が食べ物から健康まで基本的にノンジャンルでかきつづります。

「崖の上のポニョ観てきたよ。」

2008年07月24日 06時42分06秒 | ノンジャンル
昨日「崖の上のポニョ」を観てきました。


思ってたよりもずいぶん面白かったんだけど難しい映画だねぇ。

ストーリーはトトロっぽい感じで、大筋はたいした話じゃない。

でも映画が終わった後、反応しづらいんだよね。

もしかしたらすごい映画なのかもしれないけど、隠されているであろうメッセージが

いまいちピンとこない。


この映画のコンセプトは「少年と少女、愛と責任、海と生命、これ等初源に

属するものをためらわずに描いて、神経症と不安の時代に立ち向かおうというものである」

だそうですが・・・なんかわかりづらいんですけど。


ポニョのそうすけへの一直線な純粋な思い、それを監督は描きたかったのだろうが、

院長はその純粋さに感動できないんだよね。

そう純粋に人を想うわけにはいかない境遇もあるわけでしょ。

ネタバレになるので伏せるけど、ポニョがそうすけに会いに行くことはそういうこと。


「やっぱいいよね~そういう周りを見ない純粋さって。」 と思う人も多いのかな?

この映画見て「よし!俺も神経症と不安の時代に立ち向かおう!」って

勇気づいちゃう人いるのかな?

果たして監督は本当にそう思って欲しいのかな?


あちこちのシーンを「これは何の暗喩だろう?」とか難しく考えちゃう院長は

素直にリアクションがとりずらいんだけど、でも宮崎アニメって単に

「面白かった!」って感想を持つだけでも別にいいんじゃないかとも思う。

「何が面白かったって、キチンと説明しなきゃダメ?

なんか面白いと思ったんだよっ!」でもいいんじゃないかね。


独特の世界観に入り込む快感は間違いなくあるわけだし。


2,3回もしくは5年後くらいに観るとまた少し印象が違うかもしれないね。