院長のひとりごと

私、竹村院長が食べ物から健康まで基本的にノンジャンルでかきつづります。

「月9に織田裕二が・・・・キターー!」

2008年07月31日 06時39分08秒 | ノンジャンル
遅れてきた月9ドラマ「太陽と海の教室」が良いです。

少し型破りな教師と受験戦争真っ只中の生徒達の学園ドラマ。


内容はとてもオーソドックスですが、織田裕二ですからね。

手堅く面白いです。


毎回のテーマも奇をてらっていない、学園ドラマでは使い古されたくらいの

分かりやすいメッセージです。

初回は「誇りを失うな」、2回目は「人の心を金に置き換えるな」

3回目はなんでしょう?

「人と比べるな」だの「決定に責任を持て」だのいくらでも浮かんできそうなものですが

ドラマにすると見れちゃうんですね~


今回光っているのは屋島灯里(あかり)役の吉高由里子。

「あしたの喜多善男」で宵町しのぶ役でも存在感がありましたが、このコは

「受けてきた愛情が足りず、心が不在のまま成長したお人形さん」みたいな役が

とてもはまってるね。


価値観がずれてしまっているので金、モノにしか価値を見出せなくなって、

自分の価値もお金にするといくらか?ものにするとどれくらいか?

自分なんて若くなくなったらいずれ無価値になってしまうのでは?と不安がり恐れる。

そのくせ全てをわかっているように冷めたふうを装う。

みんな誰かに好きになって欲しいし、自分を必要として欲しい。

その想いに強弱はあるが、人が共通で持っている欲なんじゃないかな?


認めて欲しい、好きになってほしい、必要とされたい、でも努力は嫌だ、

ありのままの(努力なんかしない)本当の自分を見て欲しい。っていう甘ったれには

同情しないけど、自分が誰からも必要とされていない・・と何年も何十年も

感じ続けた人の心が平静でいられるわけは無いと思うんだよね。


凶悪犯に肩入れするわけではないけど、心が空虚であり続けることは

人を少しづつ確実に壊していく・・・

なんて、たかが月9でいろいろ考えすぎだなっ!