青少年会館条例が廃止されてから、早いものでもう3ヶ月たちました。
条例廃止後3ヶ月が過ぎて、大阪市内12地区の子どもや保護者、地域住民の人たちの暮らしがその後どうなったのか、春まで青少年会館で勤務していた人たちがその後どうなっているのか。いま、かつての青少年会館で自主サークル活動などがどんな形で展開し、そこで活動している人たちがどんな悩みや課題を抱えているのか、などなど。こういった現状を確認するための研究プロジェクトを、今月から本格的に開始することにしました。現在、先月からいろんな人たちへの協力要請や日程調整など、本格的なプロジェクト始動のための準備作業などを、細々と続けております。
また、この間、やはりこの春の青少年会館条例廃止に納得ができなかったため、大阪市の青少年施策に関する行政関係者との接点をできるだけ持たないようにしてきました。ですが、今の様子を見ていると、こども青少年局が発足したとはいうものの、これからの大阪市の青少年施策をどうするかということについて、いまだ展望が見えてこない部分もあるようです。こういうことから、「今後、子どもや若者の人権を尊重するような施策を打ち出してほしいので、それに沿った取り組みに関して」という限定つきですが、大阪市の青少年施策に関する行政関係者との接触も、今月から再開していくことにしました。
そして、これは「市民の会」レベルでの取り組みになりますが、今後の大阪市の青少年施策のあり方を考える上で検討の素材にしてほしいということで、「創造都市戦略」の内容の具体化ということに関連して、地域社会レベルでの市民・NPOの取り組みを主軸に、子どもの体験活動や芸術・文化活動などをより充実させていくという観点に沿った政策提案文書をすでに作っています。これも、大阪市側に示して、対話の素材にしていく予定です。
こういう形で、徐々にではありますが、大阪市の今後の青少年施策を考える上で必要な市民団体レベルでの活動、あるいはグループでの研究活動や個人的な活動などについて、できる範囲で再開していこうと思います。今後とも、どうぞよろしくお願いします。