子どものフェースシールド注意を (NHK関西NEWSWEB 06月16日 18時01分)
このNHKのニュース記事なんですが、「やっぱりねぇ。そこまでの感染症対策は、いまのところ必要ないよね。たしか文科省のつくった学校再開に向けての文書(「学校の新しい生活様式」の文書)にも、マスク着用はさておき、フェースシールドをするところまでの対策は、確か入ってなかったように思うし…」っていう感じです。
まあ、それでも、おそらく大阪市の松井市長は「100%感染防止ができるって方法が無い限り、飛沫を防ぐためにフェースシールドはやり続ける」みたいなこと言い続けて、小児科医会の言うことを無視しようとするでしょう。(言い出したら聴かないというのか、絶対に自らの誤りを認めないというのか…。ツイッターなんかではよく「現職首長は結果がすべて」とかおっしゃることもあるようですが…)
でも、学校現場レベルでは今後、小児科医会からの提言を尊重し、「ここではもう、無理してフェースシールドする必要はないよね」と思う場面があれば、そこから徐々にフェースシールドをはずしていく。そうやって、市長の「要請」という名の「強要」を、学校現場レベルでの「無効化」していくことが大事になると思います。
また、その学校現場レベルでの「無効化」作業を、市教委(合議体の市教委と、事務局全体及び4ブロックに分かれた事務局含む)は「追認」することが大事だと思います。少なくともそういう現場レベルでの「無効化」作業を市教委は「じゃましない」でいただきたい。それが市教委の「見識」だと私は思います。
ただ、私がそのこと以上に気にしているのは…。
市長が「フェースシールド、学校でやるぞ!」といったときに、大阪市の専門家会議ではどんな意見が出たのでしょうか?
いま、こうやって小児科医会から批判・異論が出ている以上、大阪市の専門家会議に出ている感染症対策の専門家たちは、自らの見識に照らして、「それもそうだな」と小児科医会側の提案を受け入れてそれを支持するのもアリだし、「いや、やはりこの場面にだけは限定して使ってくれ」と言うのもアリです。
どっちにしても、感染症対策に関する医学的な見地から、自らの意見を、松井市長の言うことなんか脇に置いて、大阪市の専門家会議として、小児科医会側に示すべきでしょうね、いますぐ。それができないようなら…。
「あんたら専門家会議って、ただ、松井市長の言うたことを追認する役割するだけの集団か? それやったら、専門家会議の役割り果たしたとは言われへんのとちがうか? ど素人の首長(いや、議員も大臣も、およそ政治家といううものはすべて)は思いつきで(もっというと、そのときの気分と自分に批判が来るかどうかの風向き次第で)、好き勝手なこと言うもんやで。「そんなことを求められては困る」時はそう言わないと、専門家としての見識示したとは言われへんよ」と、この際、ひと言っておきます。
あともう一つだけ追加して言っておきますと…。
「この際、学校現場からも、子どもも迷惑してるし、保護者も困惑しているし、教職員も使い勝手悪くて困ってる。こんなもんいらんわ!」と、フェースガードについて思う子どもや保護者、教職員がいるなら、どんどん大阪市内から声をあげていって、小児科医会と連携してほしいと思います。
なにしろ「現職の首長は結果がすべて」だとおっしゃる方のようでもありますので、間違った提案、間違った施策については、きちんと今の大阪市の「現職の首長」である方に「後始末」まで「すべて、やっていただく」のがスジだと思いますから。
<追記> この内容は先ほどこのNHKのニュースについて、フェイスブックで書いたことにいろいろと追記して、ブログ記事化したものです。