今日、清運寺の番犬ボタンの狂犬病の予防注射に行ってきました。
毎年この時期は憂うつです。
というのも、ボタンは神経質で怖がりで、特に獣医さんは大嫌いで、一度見た獣医さんの顔は決して忘れません。
注射とわかると歯をむき出して大変な騒ぎになるので、いかにしてボタンに気づかれずに予防注射を受けるかが毎年の課題となっています。
いつもは朝日公園にボタンと人間二人で歩いて注射を受けに行っています。
なぜ二人なのかというと、ひとりが手続きをして、獣医さんに事情を話し、もう一人はボタンが獣医さんに気づかないように、少し離れたところで待機して待ちます。
そして、毎年、獣医さんに白衣を脱いでもらったり、ひとりがおとりになって気をそらしているすきに後ろから注射してもらうとか、ボタンを抱っこして獣医さんにすれ違いざまに注射してもらうとか作戦を立てて、注射に臨むのです。
獣医さんによっては、人間の足の間に犬をはさんで動けないようにしてとか、首輪をもって押さえてとか、抱っこできるとかいろんな注文をされることもあります。
今年は、日程が合わず、北公民館まで車で遠征です。
そこにいた獣医さんは、とても怖がりで獣医さんのいるところまで連れていけないというと、「車で来たの?じゃ車に乗せて」という指示。
指示通り、人間二人が乗ってきたのと同じように、運転席と助手席に座り、運転席側からボタンを車に乗り込ませます。
その瞬間、プチっと素早く獣医さんがボタンのおしりに注射をしてくれました。
ボタンは注射されたことも気づいていません。
獣医さんの早業に感激です。
どこの獣医さんかと、市役所の係の方に尋ねると、昭和町の方だとか、しかも、車を診療室に改造した診療車で乗り付けていました。
動物病院の診療車というのをはじめてみました。
昔、かかっていた獣医さんは往診してくれるときには、往診鞄をバイクに乗せてきたものでしたが、世の中はずいぶん進歩しているんですね。
ともかく、一年に一度の大イベントが終了しました。やれやれです。