今議会では、一般質問で林業と関連産業の振興、そのことを通した地域経済の振興について取り上げます。
妻の実家が旧朝日村の大網という山合いの集落であった関係から、そういう地域の方々の暮らしと交わり始めて20年余り経ちました。
昔に比べれば暖かくなったとはいうものの、冬は2階の窓まで雪が積もり、高齢者などの外出は大変困難になります。
旧鶴岡で「今日は結構雨が降ったな」という日には、山間部では崖崩れなどの被害が発生しています。
医療機関も遠く、郵便局の業務縮小も始まり、「暮らしにくさ」は加速しています。
しかしそういう地域には、人間が本来あるべき自然の中での暮らし、「そんなの関係ねえ」人のいない、心通う人間同士の交わりがあります。
子どもたちも、素直で優しく、澄んだ瞳をしています。
農業をつぶし、社会保障を縮小、地方交付税を削減してきた自民党の政治が、こういう暮らしを壊してきたことに憤りを禁じ得ません。
中山間地の暮らしを支えてきた林業もこういう政治の下で破滅寸前まで痛めつけられています。
根本的解決には国政の転換がどうしても必要です。
しかし、国の政治が今すぐ変わらないもとで、住民の暮らしを少しでも希望の持てるもののするための施策を研究し、提案していくのが市議会議員の仕事です。
厳しい厳しい現実の上に立って、未来を展望しながら、今、可能な施策を考える。
林業振興についてもそういう立場で、質問を練っています。
9月1日(月)の一般質問まで、今まで暖めてきたものを仕上げるために、林業家や森林組合など、関係者の方々と会って、お話を聞いています。
詳しいことは、質問の後で。