関とおるの鶴岡・山形県政通信

安心して住み続けられる山形県をめざして、住民の暮らし、県政の動き、そして私の考えと活動をお知らせします。

父子家庭支援

2009年02月02日 | 子育て・教育

 ちょっと古い話になりますが、12月のある日、「私のブログを見た」という酒田市の男の方からメールで相談がありました。

 「父子家庭で高校生と小学生を育てているが、失業して収入が無くなった。先月から家賃も払えず、今日まで貯金でなんとか生活してきたが、明日からどうしたらいいのかというところまできてしまった。知人に『生活保護を申請するべきだ』といわれたが、前に児童手当の件で福祉課に相談しても良い返答はなかった。何とか私たち親子の力になっていただけないか」

 早速電話してみると、「貯金無し。身内も無し。求職活動はしているが、『子どもがいて残業は難しい』と言うと、採用されない。子どもを学童保育に入れようとも考えたが、精神的に不安定で入れなかった」ということで、「困難の悪循環」に陥っている様子です。

 これは、直接面談するしかありませんが、その後役所に対処を求めることを想定して、酒田市の斉藤周(ひろし)市議に紹介・依頼しました。

 すぐに訪問してくれるということでしたので、これは大丈夫だと思って待っていたところ、「二人で役所に行って、生活保護を適用させた」という連絡があり、ホット胸をなで下ろしました。
 
 酒田市でも 「父子家庭には、『月2千円の手当支給制度のみ』」とのことで、父子家庭への施策の貧困に改めて驚きました。

 そう言えば私も以前、親しい父子家庭のお父さんに苦労を打ち明けられたことがあります。
 取り上げなければならない課題だということを改めて感じました。

※なお、最初の記事には年齢・家族構成等を具体的に記載していましたが、「条件が該当する無関係の方が『その人に違いない』と断定された」とのご指摘を頂きましたので記載を変えました。ご迷惑をおかけしました方には、心からお詫び申し上げます。また、今後の記事には十分配慮して参りたいと考えております。