関とおるの鶴岡・山形県政通信

安心して住み続けられる山形県をめざして、住民の暮らし、県政の動き、そして私の考えと活動をお知らせします。

二期目の決意~2009年市議会議員選挙で再選~

2009年10月12日 | 活動報告

 昨日、投開票された市議会議員選挙で再選を果たすことができました
 昼夜を分かたず奮闘して下さった党員・支持者、地元、元職場同僚、友人、親戚、沢山の方々のご支援のお陰です。ありがとうございました。

  定数が4つ削減され、選挙区が初のオープン選挙であることに加えて、私の場合、告示2ヶ月前に担当地域が一部変更されるという大変厳しい選挙でしたが、前回選挙時比268票・11.4%増の2259票を獲得することができました。
 日本共産党市議団としても全員が得票を伸ばして1議席増の4議席を獲得しました。
 これは、私たちのこれまでの活動への共感と公約への期待、これまでの市政と市議会のあり方への厳しい批判が示されたものだと思います。


 この4年間の富塚市政は、2006年度に国保増税等10億円の市民負担増、市立保育園民営化や学校図書館司書の臨時職員化、「合併調整」での旧町村の施策の廃止・縮小など負担増とサービス削減を一気に進めました。
 一方で、慶応大先端生命科学研究所には、毎年4億4千万円(基金からの繰り出し含む)の税金投入を続けました。
 それらの根本には、情報公開と市民参加を否定し、市長の意見に賛成の勢力だけで進める、非民主的な政治姿勢の問題がありました。
 議会は、新政(自民系)、黎明公明(自民系・公明)、連合(民主・社民)の日本共産党を除くすべての会派が与党となり、市長の提案を市民の目線でチェックすることもなく、何でも賛成し何でも通す議会でした。
 
 今回の選挙では、党市議団が得票を伸ばす一方、与党の現職議員が4人落選しました。
 また同時におこなわれた市長選挙では、自民・公明・民主相乗り候補が当選したとはいうもののようやく過半数の得票にとどまり、「富塚市政からの転換」を掲げた2名の候補者が約半数の支持を得ました。
 ここに、今の市政に対する市民の厳しい批判が現れています。

 党市議団は、こうした現状を厳しく告発するとともに、議案提案権を活用して市長が目を向けない市民の切実な要求の実現を図っていくとして、
 ①国保税を一人一万円引き下げる、
 ②子どもの医療費無料制度を拡充する、
 ③住宅産業を始めとして、地元業者を支援する制度をつくる、
 ことなどを提起しました。
 他にも、「入所待ち一千人、申し込んでから4,5年待ち」の特別養護老人ホームの増床、
 旧市内では月11000円以上になっている学童保育利用料の軽減と運営への支援強化、
 などの市民要求実現を訴えました。
 
 これらは、「ただ市長の提案に賛成して成立させるだけ」の議会から、議員自身が議案を提案し実現を図る議会への議会のあり方の転換ということも含めて、大きなご支持を頂いたと感じています。

 衆議院選挙で自公政権が退場し、民主党を中心とする政権がスタートする中での選挙になりました。
 鶴岡では民主党も社民党も与党として富塚市政を支えてきたということも合わせて、「市政を変えてほしい」という大きな世論が党市議団を後押ししてくれました。

 市長選挙で選ばれた榎本政規氏は、自民系最大会派のリーダーとして市政を支えてきた政治家であり、「富塚後継」を自認する氏に期待する要素は今のところ乏しいといわなくてはなりません。
 しかし、新しい政治を求める市民世論の発展の中で、新市長には、国の旧来の政治にただ追随するのではなく、世論に少しでも応える姿勢を求めていかなければなりません。

 
 選挙戦から「解放」されてホッとはしましたが、開票日の夜から既に、今後の課題と活動計画の検討で頭が一杯です。
 当選によって頂いた大きな宿題をやり遂げるために、4年間全力を尽くしていく決意です。
 変わらぬご指導・ご鞭撻を宜しくお願い致します。
 より良い市政をつくっていくために、ご一緒に頑張りましょう!