関とおるの鶴岡・山形県政通信

安心して住み続けられる山形県をめざして、住民の暮らし、県政の動き、そして私の考えと活動をお知らせします。

国保大会も「政権交代」?

2009年10月21日 | 医療・介護・福祉など社会保障

   20日(火)第56回国民健康保険東北大会に参加しました。
 この催しは、「財政状況が年々悪化し、その運営は年々厳しさを増している」国保制度について、「東北地方国保関係者の総意を結集し、国民健康保険制度の改善・改革に向けて強力に運動を展開する」ことを趣旨としています。

 大会では、スローガンとして「医療保険制度一本化の早期実現」「国保財政基盤強化策の継続と拡充強化」「医師確保対策の強力な推進」「特定健診・特定保健指導に対する助成措置の拡充強化」が確認され、その趣旨の「議題」審議、「大会宣言(案)」「決議(案)」の議決、決意表明などがおこなわれました。
  
 来賓挨拶は、昨年までは自民党の「重鎮」の挨拶がおこなわれていた(昨年度は厚労族の「ドン」とされた津島雄二衆院議員)のですが、今年は、民主党参議院議員の方がおこなったのが特徴的でした。
 ところが、「小泉改革で医療現場が壊された」こと、後期高齢者医療制度廃止と医療保険制度統合の必要性から、社会保障充実が内需拡大につながることなどなど、衆院選時の演説のような話をエンエンとされたものですから、参加者の中から、「マニュフェストの説明じゃないぞ」「もうやめろ」などとヤジが続出してしまいました。

 ヤジる方もヤジる方ですが、来賓挨拶としてはオソマツと思わざるを得ませんでした。
 政権交代による政治の前向きの変化については歓迎し、促進するつもりですが、「民主党の人材不足は深刻」ですか??

 夜に山形県の参加者の「情報交換会」という名前の懇親会がありましたが、県後期高齢者医療広域連合の常務さんが「主催者挨拶」の中で、「私の考えでは、後期高齢者医療制度の廃止などはしないほうが良い」などという「私見」を当たり前のような顔で縷々(るる)述べるものですから、今度は私の方がウンザリ。
 国民感情もわからず、反対意見の存在も認められないような人(医療とは関係ない役所からの天下りと聞きました)が制度の担当をしているという状況を見せつけられました。
まあ、私はそこでヤジったりはしませんでしたがネ。

 国保がおかれている状況は極めて深刻であり、私も市国保運営協議会で一貫して取り上げてきましたが、今回の大会にもそのことは反映していると言えます。

 しかし、国保大会という行事そのものは、「議事」などと言っても非常に形式的なもので(例えば、「医療保険制度一本化の早期実現」などは私は賛成できませんが、だからといって意見を言えるようにはなっていません)、東北7県(新潟県も入っている)からそれぞれ百人もの参加者がわざわざ集まってやる必要性があるのかなあと改めて思いました。


 まず鶴岡市としては、参加しないとか、参加者を減らすとか、適正化していくことが必要ではないかと思っているところです。

 昨年の記事
 http://blog.goo.ne.jp/admin.php?fid=editentry&eid=1e4a8297ed6134b8833f3051bcf0af2c