読売新聞が、「無料で遊べる」を謳う携帯ゲームサイト、ソフトバンクの「グリー」が高額な情報料を請求、「子どもが親の携帯を使った」場合など、トラブルが増えていると報道していました。(以下のデータはその記事から。)
「10歳の子が5万円請求」
「小学3年生が利用して情報コンテンツ料4万5150円請求」
「5歳の子どもが10万円の高額アイテムを購入」
「5歳の子供が着せ替えで遊んだら4日分で10万円の請求」
など、目ん玉が飛び出るような事例が紹介されていました。
保護者が受けた衝撃の大きさも想像に難くありませんが、大好きなお父さんお母さんを悲しませてしまった子どもらが、どれほど傷ついたことかと胸が痛みます。
購入の際に、ドコモやauでは暗証番号が求められるが、ソフトバンクでは必要とされていないとのことですが、「モバゲータウン」「大集合ネオ」など少なくとも13サイトが、「無料で遊べる」とうたいながら、有料アイテムを販売しているそうです。
テレビでは「無料で遊び放題」などとCMを流しているので、私もてっきりそういうものだと思っていました。
ウチの子も「ゲームをネットにつないでほしい。友だちはやっている」などと言い出していましたので、これは身近にも起こっている事件かも知れません。
国民生活センターは携帯電話会社などに対し、高額請求の場合は一時的に請求を止めて調べるなどの改善策を求めたと言います。
しかし、総務省は「未成年者が親の同意なく利用した場合は原則的に取り消すことができる」が、「一度でも支払うと、法的に契約を認めたことになり、取り消しが難しい」と「注意を呼びかけている」だけとのこと。
アイテム販売の市場規模は06年の5億円が08年には157億円。
子どもまでもが資本の食い物にされているのに、それを指をくわえて見ているようでは行政の責任を果たしているとは言えません。