関とおるの鶴岡・山形県政通信

安心して住み続けられる山形県をめざして、住民の暮らし、県政の動き、そして私の考えと活動をお知らせします。

「政治家でも金」・・残念。

2010年05月11日 | 政治全般
 10日、柔道の田村亮子さんが参院選に民主党から出馬するというニュースが流れました。
 同席していた小沢一郎幹事長は「満面に笑み」でしたが、何とも見苦しい映像でした。

 報道を見ると、「スポーツ振興のために」という思いからのようですが、政治とはどういうものであるか、議員の役割が何であるか、わかっていなければ、その思いを実らせることは困難でしょう。

 田村さんが「(柔道と政治と)とりあえず両方がんばる」と述べたことも、大きな批判の的となっているようです。
 政治評論家の森田実氏は「二兎を追う者は一兎をも得ず。スポーツで成功した人は一芸に秀でていて、国会議員に専念すればタレント議員やパフォーマンス議員よりも成長する可能性はある。しかし、政治家というのは最も専門的な仕事なので、専念できない人は立候補すべきではない。柔道もそんなに甘いものではないだろう。人間の生き方として間違っている」と「一刀両断」したとのこと。 

 やたらと「有名人」を擁立しようとする諸政党とかつがれてしまう「有名人」に聞いてもらいたいご意見です。
 ちなみに、日本共産党は、田舎の市議会議員でも「専業」です。
 まあ、私などは能力の問題もありますが・・。

 柔道家としての田村さんの意志の強さ、責任感、集中力などなど、「すごい!」と思って見てきました。
 こういう人を超一流と言うのだと思ってきました。
 それだけに、今回のことではビックリ、ガックリ。

 「これまでの政治を変えてほしい」という国民の大きな期待を担って誕生した民主党政権が、期待を大いに裏切っているということ、そのポイントの一つが隣に立っている小沢一郎の所行にあるという今の状況をまったくわかっていないようでは、政治家稼業は向いてないんじゃないですかねえ~。
 「田村でも金、谷でも金、ママでも金」に「政治家では金(カネ)」になっちゃいます。

 選挙後は、「畳と赤じゅうたんは違いました」なんてコメントですかね。

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