今月9日から「看護週間」、12日は「看護の日」です。
この日は、看護の心を育てようと1991年に制定されました。
国民の間に看護の心を広げることで、家庭・地域・職場・学校などなど、社会全体を思いやりに溢れたものにしていくという、すばらしい目的をもったものだと思います。
「看護師の日」ではない訳です。
ところで今月始め、日本医療労働組合連合会がおこなった看護職員の実態調査の結果が発表されています。
看護師の健康状態は20年前と比べ一段と悪化、
「切迫流産」を経験している人が3人に1人、
「慢性疲労」73.5%・・20年前の調査より7.2ポイント増加。
「何らかの薬を常用している」約6割
などなど、「安心して働く」にはほど遠い実態が明らかにされています。
看護の日は、看護の専門職である看護師が安心して働くことができて、その能力を十分に発揮できる(=病んだ人が十分な看護を受けることにつながる)社会を求める日となることは当然です。
全国各地で、日本医療労働組合連合会や看護協会を始めとした看護関係者などによって、この日を記念する取り組みがおこなわれました。
私も、医療職場に20年身を置いたものとして、看護師の家族として、この日に叫ばれる願いを一歩いっぽ前進させるために、これからも頑張っていきます。