さきたま自然日記(別館)

埼玉中心になんでもありの写真日記です。
花鳥風月、自然を中心に撮ってます。

コシジロウミツバメ(腰白海燕)初見

2018年10月13日 | 野鳥
強い台風24号が通過した翌日(10月1日)、台風一過の青空!!
嵐の後、沼に何か珍しい鳥でも入ってないかと、いつものI沼に向かいます。
現地に到着すると、10人くらいの鳥撮りさんたちが集まってます。
居たのは・・・・・・未見の鳥?????  真っ黒で地味な鳥です!!
日差しが強く、逆光気味なのでうまく色が出ませんが・・・・・コシジロウミツバメです。


よく見ると、左の翼の風切り羽が欠落してるようですね。台風のせい??
波間にプカプカと、まさに嵐から避難して、暫し、翼を休めてるように見えます。


コシジロウミツバメ(腰白海燕)
ウミツバメの仲間で、日本には夏鳥として渡来し、繁殖地としては北海道の大黒島が有名で、
「大黒島海鳥繁殖地」として他種も含め繁殖地が国の天然記念物に指定されています。
少し古い資料ですが、環境省の1973年の調査では、その数約200万羽で、同島の無人化に伴い営巣地は全島に広がっているそうです。
大国島以外にも、北海道の根室半島友知岬、及び霧多布の小島でも生息が確認されてます。
また、岩手県釜石市の三貫島でも、未確認ながらコシジロウミツバメが繁殖期間中に観察されてるとか。


餌を捕る様子も無く、ただプカプカと浮かんでるだけなので、早々に切り上げて、ツルシギとシマアジ探しに移動します。
3羽入ってるはずのシマアジは、コガモの群れの中に紛れ込んでるようですが姿は確認できず。ツルシギは干潟でのんびり餌捕りに専念中でした。
ツルシギを撮り終えて、沼の西側に移動すると、東側にいたコシジロウミスズメが、西側に移動してきてます。
鳥撮りさんたちも、いつの間にか増えて、5~60人くらいいるでしょうか。携帯電話の威力恐るべしですね。
こちらからは順光なのですが、遠い!! 大きくトリミングしたものですが、体色がよく分かると思います。



すぐ近くには、ハジロカイツブリが2羽いました。コシジロウミツバメの周辺を行ったり来たり!!





初めて見たコシジロウミツバメもこの日限りで、翌日には姿を見ることはできませんでした。
風切り羽が欠落していたので心配したのですが、無事旅立ったようです。
ツルシギの写真は、後日載せますね。


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