さきたま自然日記(別館)

埼玉中心になんでもありの写真日記です。
花鳥風月、自然を中心に撮ってます。

レンジャク三昧

2015年03月20日 | 野鳥
こちらの公園では、連日レンジャクで賑わってます。

この公園は毎年レンジャクがやってくることでも有名なのですが、ここ数年は数も少なく寂しい思いをしていたんです。

今回は、久しぶりに、群れでやって来たようです。2~30羽くらいいるのでしょうか?

Mさんから連絡を頂き、おっとり刀で出かけてみてビックリ!!

100名以上の鳥撮りさんたちで、歩道はまるで繁華街の様態。

確か6年ほど前にも、こんな状況が起こり、貴重な野草などは踏み荒らされて問題になった事があったのですが、今回は幸いな事に、広い遊歩道の傍なので、そんなトラブルもなさそうです。

正確な数は分かりませんが、ヒレンジャクを中心に、2~30羽くらいいるのでしょうか。 肝心のレンジャクたちは、これだけ大勢の人が居ても、一向に気にしてない様子です。

ヒレンジャクに混じって、キレンジャクも数羽います。

この日は、様子見も兼ねていたので、手持ちのミラーレスのみで、ちょっと不安だったのですが、これだけ人が多いと手持ちの方が、気軽で、なんとかフットワークでカバーできそうです。

まずは、ヒレンジャクとキレンジャクを比較してみましょうか。

年によっては、また地域によっては、ヒレンジャクが多かったり、キレンジャクが多かったりしますが、今年は、全国的にヒレンジャクが多いみたいですね。

ヒレンジャク(緋連雀)

ウスリーで繁殖し、日本には冬鳥として渡来し、渡来数は年によって差がありますが、主に西日本に多いようです。



キレンジャク(黄連雀)

ユーラシア・北アメリカ北西部で繁殖し、日本では冬鳥として渡来し、主に本州中部以北に多いようです。



どちらも、ちょっと南国風のハデハデな野鳥ですが、みんなの人気者です。

私が、この鳥を初めて見たのは、中学生の頃でしょうか、自宅の目の前の電線に4~50羽くらいの群れが居て、チリチリチリ・・・と、うるさいくらいの鳴き声が印象的でした。



ハンノキにとまったヒレンジャク。写真的には、こんな構図が好きなんですが・・・・・・バックが青空だと良かったのですが、残念ながら、この日は曇り空!!



もちろん近くにとまってくれると・・・・・・真横から見る姿も綺麗です。何かを警戒してるようですね。



ここは林の中なので、上の写真のように、空抜けだったり、バックが林だったりで、露出補正に苦労します。



次はヒレンジャク3羽が揃って整列です。



さらに1羽が混じって4羽!!!すべてヒレンジャクです。(キレンジャクが混じってくれると良かったのですが・・・・)



さて、ヒレンジャクの面白ポーズです。何かが気になるのか、盛んに下を見ながら、首をかしげています。



そして、こちらは、かくれんぼ????樹の幹から覗き込む姿も、絵になりますね。



今度はカップル??残念ながら、雌雄判別できる喉の部分が見えないので、同性同士かも知れませんね。



そして、カメラマンたちのモテモテのキレンジャクです。この群れの中では数が少ないので、見つけるのが大変!!

尾の先端の黄色が、かろうじて見えます。



今回は、久しぶりのレンジャクなので、2日間通って、たくさん写真を撮ってきましたよ。

順次整理が出来次第、3回に分けて載せていきたいと思います。
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早春を告げるサンシュユ(山茱萸)も満開

2015年03月17日 | 
公園には、マンサクと同様、早春を告げるサンシュユ(山茱萸)の花が咲いています。

サンシュユ(山茱萸)は、ミズキ目ミズキ科の落葉小高木で、もともと中国や朝鮮半島原産の木です。

江戸時代享保年間に朝鮮経由で漢種の種子が日本に持ち込まれ、薬用植物として栽培されるようになったそうです。

和名の由来は、「山茱萸」の音読みが、そのまま使われたからだそうですよ。

早春、葉がつく前に木一面に黄色の花をつけることから、「ハルコガネバナ」とも呼ばれたり、秋のグミのような赤い実を珊瑚に例えて、「アキサンゴ」とも呼ばれています。

この日はマクロレンズしかなかったため、こんな写真になってしましましたが、樹全体が黄金色に輝いてます。



1つの花序には、小さな黄色の花が20~30個付き、花びらは4枚、雄しべは4本、雌しべは1本です。





「茱萸」はグミのことで、秋にはグミのような実がなります。

この実の内部にある種子を取り除き乾燥させた果肉(正確には偽果)は生薬に利用され、「サンシュユ」の名で日本薬局方に収録されており、強精薬、止血、解熱作用があるそうです。



上手い具合に、一つの枝が垂れ下がっていました。






今回のおまけです。

公園の一角にある椿の樹、まだこの日は蚊帳かったのか、この1輪だけが咲いてました。

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ネコヤナギ(猫柳)

2015年03月15日 | 
この季節になると、公園のネコヤナギを撮りに行きたくなります。

毎年同じような写真なのですが、マンサクと同じように、この花の奇妙な形を撮らないと春が来たような気持ちになれません。(笑)

ことしも、小さなネコヤナギの樹には猫のしっぽがいっぱい!!



ネコヤナギの事は以前にも書いてるのですが、おさらいのため・・・・・

ネコヤナギ(猫柳)は、ヤナギ科ヤナギ属の落葉低木で山間部の渓流から町中の小川まで、広く川辺に自生する、ヤナギの1種です。

他のヤナギ類の開花よりも一足早く花を咲かせることから、春の訪れを告げる植物の一つですね。

銀白色の毛で目立つ絹状の花穂が特徴的で、ネコの尾に似てることからこの名が命名されました。

別名、「狗尾柳」(えのころやなぎ)とも呼ばれ、こちらは、花を小犬の尾にたとえたそうですから、蕾で猫、花が咲いて犬に変身するんですね。

雌雄異株で、雄株と雌株がそれぞれ雄花と雌花を咲かすそうです。

花穂は雌花より雄花の方が大きくなりますが、これは雌花かも知れません??



3月~4月になると花が咲き始めます。咲くと云っても、花びらはなく、雄花は先端にオレンジ色の葯(やく)のついた長い糸のような雄しべがたくさんあらわれ、葯が開くと黄色い花粉が出てきます。

雌花は先端が黄色っぽい短い糸のような雌しべが付きます。





このネコヤナギは、1月30日の誕生花で、花言葉は「努力が報われる」。

樹皮にはサイシンという物質が含まれ、これはアスピリンの母体となった物質なのだとか・・・・・・・・



俳句の春の季語の一つとして見知られており・・・・・・・

白秋も好んで、このネコヤナギを使った句を詠んでいます。

     「猫柳ものをおもへば猫の毛をなづるここちによき風も吹く」

     「猫柳薄紫に光るなり雪つもる朝の河岸のけしきに」

どちらの俳句も、ネコヤナギの特徴をよく捉えられてますね。



次の写真は、ネコヤナギではなく、コブシの蕾(??)

似てるかな?と思って撮ったのですが、色も形もちょっと違います。



実は、このネコヤナギを撮ったのは、3月6日なんです。

今日(15日)に再び行ってみると、まさに満開状態でした。

この時の様子は後日アップしますね。
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早春を告げる花、マンサク(万作)

2015年03月12日 | 
このところ、カメラを持ち出すことも少なくて、ブログネタが少々さびしくなってきました。

そんな訳で、久しぶりに、カメラを持って、見沼自然公園に出かけてみることにしました。

しばらくぶりの公園は、すっかり春景色!!

地面近くでは、オオイヌノフグリやホトケノザ・ヒメオドリコソウなどが花を開いてます。

池では、わずかに残ってるオナガガモ・コガモとお馴染みのオオバン・カルガモがいるだけで、だいぶ寂しくなっています。

あれほどいたアトリの姿もなく、シメが数羽かたまって居るだけで、元気なのはカワラヒワぐらいでしょうか。

そんな中、公園の一角では、早春を告げる花、マンサク(万作)が満開です。

だいぶ前から咲いていたと思うのですが、早春の花は、花粉を媒介する虫が少ないので、総体的に、開花期間が長いようですね。

満開に咲いた様子を、遠目で見ると樹全体が黄色く色づいたように見えます。



マンサクの語源は明らかでないですが、早春に咲くことから、「まず咲く」「まんずさく」が東北地方で訛ったものともいわれています。

また、黄金色の花を枝いっぱいに咲かせた姿を豊年満作と縁起をかつぎ、マンサクとなったと言う説もあります。



この公園には6~7本のシナマンサクとアカバナマンサク(?)が花を咲かせていますが、ちょっと日陰の樹では、葉っぱが付いたままの樹もあります。

花は軽くよじれた糸のような花びらをもち、一カ所に数個まとまって咲きますが、何度見ても、不思議な花ですね。



シナマンサクとアカバナマンサク(?)が並んで咲いています。

手前のボンヤリした赤い色がアカバナマンサク(?)です。



池の畔では、真っ赤な梅の花が咲いていました。

面白い所に咲いてる花だけを撮ってみました。





梅の幹に寄り添うように咲いてた花。



空中に向かって背伸びしてるような花。



最後は、河津桜ですが、まだこんな状態です。

蕾もだいぶ膨らんできてますが、このところの寒さで、少し開花が遅れるかもしれませんね。

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梅の花も見頃(茶筅梅)

2015年03月08日 | 
大宮第2公園の梅の花も見頃になりました。



ここの梅林には、枝垂れ梅などを含めて、たくさんの種類の梅の木があるのですが・・・・・・・・・

まず、紹介したいのは、昨年もブログに載せた、ちょっと珍しい種類の梅の花。

「茶筅梅」

花びらが退化して、雄しべと雌しべだけの花(?)です。この姿が茶筅に似てるからこの名前が付いたとされていますが、面白い咲き方をしています。

花の位置が高いので、鳥撮り用のミラーレスで撮ってみました。



2匹目のどじょうを狙って、今度は開花した梅の花をバックに、ジョウビタキを撮るつもりで出かけたのですが、「せともの市」が開催されてることもあって、梅林は人盛り!!

これではさすがに人懐っこいジョウビタキも敬遠してしまいますね。

取り敢えず、その場にいたメジロだけ撮って、花撮りに専念します。



時刻はすでに午前10時を過ぎて、陽は高く昇り、写真にはあまり良くない条件なのですが、そどれでも、暖かい日差しが梅の花を陽気にさせるのか、優しい彩りを見せてくれます。





枝垂れ梅は、まだ蕾も多く、満開までにはもう少し時間がかかりそうですね。

今年の枝垂れ梅は、枝が刈りこまれてる樹が多く、綺麗な枝垂れには見えません。



形の良さそうな花を何種類か撮ってみました。





逆光の梅も撮ってみましたが、日差しが強すぎましたね。



日陰の梅1輪。   花びらに、紅をさしたようで綺麗です。



まだしばらくは楽しめそうな公園の梅林でした。
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