さきたま自然日記(別館)

埼玉中心になんでもありの写真日記です。
花鳥風月、自然を中心に撮ってます。

ウコン桜(鬱金)

2021年04月20日 | 
今回は、前回に載せた八重桜と一緒に咲いてるウコン桜。
緑の花の御衣黄と黄色い花(黄緑色?)のウコン、素人にはなかなか見分けがつきませんが、幸い、ここでは樹に名札が・・・・・
花もすでに終盤、花の色も咲き始めのころと比べて、だいぶ変化してました。


ウコン(鬱金)は、オオシマザクラを基に生まれた日本原産の栽培品種のサトザクラの仲間。
名前はウコンの根を染料に用いた鬱金色に由来し、咲き始めは、ウコン色(薄緑色)ですが、すぐに白っぽくなり、最後は中心部からピンク色に染まっていきます。
黄色い花(黄緑色?)を咲かせる唯一のサクラだそうで、清酒「黄桜」はこの花のことだとか!! 初めて知りました!


花の中心部分がだいぶピンク色に染まってきてます。一つの花で、日々の変化を楽しめるのも日本的でいいですね。



公園には、桜の木のほかに、ハナミズキ(花水木)も・・・・・




コメント (19)

春の使者ツマキチョウ(褄黄蝶)

2021年04月18日 | 花と昆虫
4月4日、春の様子を見に双眼鏡片手にA公園の一角をぶらり散歩です。
冬鳥が少しでも残ってるかと、少しは期待したものの、わずかにツグミがの残ってるだけ!
モンシロチョウやベニシジミが暖かい春の光を浴びながら飛び交う中、タンポポに居る雌のツマキチョウを見つけました。


「春の使者」とか「春の妖精」と言われるだけあって、春先(4~5月)の特定の時期にだけ現れるシロチョウの仲間です。
年1回の発生なので、この時期を外すと、来春まで見れないのが、他の蝶とは違うところでしょうか。
暖かくて日当たりのよい日にはよく活動し、天気の悪い日は活動を停止するので、探すときは天気の良い日が最適が良さそう!!
このツマキチョウ、モンシロチョウに比べて少し小さく、飛び方も直線的だと言われますが、実際に飛ぶ姿で認識するのは難しいかもしれませんね。
特に先端の黄色がない雌は、実際に出会っていても見落とすことが多いと思います。 この日は、残念ながら雄を見つけることはできませんでした。


前翅の先端が尖っていて、雄はその部分が橙黄色に染まっているため、和名の「褄黄蝶」が付けられてます。
後翅の裏は綺麗で複雑な草ずり模様(雲状模様)をしてるので、花に止まった時は、分かりやすいですね。 上の写真を大きくトリミングしてみました。



足元にはムラサキサギゴケの群生です。



こんな小さな花が咲いてる一角も・・・・・・ツボスミレ?? 白くて可愛い花です。(間違ってたら指摘くださいね。)



シロツメグサも咲き始めて、周辺は春モード全開!!


バッタも羽化し始めて、虫の世界でも動きが活発になってきたようです。




コメント (25)

公園の八重桜

2021年04月16日 | 
近くの公園の八重桜が今年も見事な花を付けました。 散歩ついでの花見です。
この日はすでに花も盛りを過ぎて、公園の道端には散った花弁が絨毯のように広がっていました。


種類は不明ですが、鈴なり状態の花!!



この公園には、ぼんぼり状の花を含めて、2~3種類のヤエザクラが、ソメイヨシノに続いて咲きます。




小さな藤棚には藤の花。




*今回はコメント欄を閉じてます。
コメント

マヒワが地面に!!

2021年04月14日 | 見学
冬鳥たちも大方が旅立って、チラホラと夏鳥の便りも聞かれるようになりました。
A田圃では、菜の花に止まるセッカとホオアカが見れるというので、久しぶりに出かけてみますが、惨敗!!
この日は風が強く、セッカの姿は何度も確認できるものの、すぐに草むらの中へ・・・・・こんな日もあるんですね。

しばらく花写真が続いたので、今回は下書きして、残ったままになっていた3月のマヒワ(真鶸)を載せます。

今年は、どういうわけか、マヒワとはあまり縁がなく、マヒワの群れに遭遇することが少ない年でした。
そんな中、3月初旬、まだレンジャクで賑わっていた頃、のんびり公園内を散策してると久しぶりに数羽のマヒワに出会いました。
開けた広場だったためか、近寄らせてくれず、遠くからひっそりと!!


マヒワは代表的な冬鳥ですが、北海道や東北北部地方では繁殖もするため留鳥や漂鳥扱い。  冬に見られる黄色い鳥の代表選手ですね。
和名の「真鶸」の「鶸」は、昔から親しまれてきた鶸色(ひわいろ)を表わし、黄みの強い明るい萌黄色で、まさにこのマヒワの色だったのかもしれません。
この色は、鎌倉時代の武士が礼服に用いた狩衣を表した『布衣記(ほいき)』狩衣事(かりいぎぬごと)の項に見られたとのこと。
鶯色より鮮やかな色で、緑みが強くなると鶸萌黄、さらに緑がかると萌黄色、茶みが加わると鶸茶とよばれ、その後も人々から親しまれてきたようです。



1羽の雌がやっと近くの枝に!


この日もヒレンジャクは健在。



そろそろ鳥撮りに精を出さないと、鳥写真のネタ切れ!!
新型コロナが再び勢いを増してきて、密を避けての鳥撮りにも苦労しそうですが・・・・・
コメント (28)

ノウルシ(野漆)の群生

2021年04月12日 | 
・・・・・・続き!
前回紹介したサクラソウの自生地「田島が原」周辺は、ノウルシ(野漆)の群生でも有名です。
茎葉に傷をつけるとウルシ(漆)に似た白乳液が出ることから「野漆」と呼ばれますが、有毒植物だそうですよ。
湿原や河川敷の減少などに伴い、全国的にこんな群生地が減ってきてるようで、準絶滅危惧種(NT)以上に指定されてる府県も多いようです。
前回載せたサクラソウ同様、今や貴重な植物の一つです。
幸い、ここ秋ヶ瀬周辺の河川敷では、このノウルシの小さな群生地があちこちで見ることができます。


一面にノウルシいっぱい!!



「トウダイクサ(燈台草)」によく似てます。(同じ仲間ですね。)



足元には、シロバナタンポポやニホンタンポポが咲いてます。

 

田島が原の一角に咲いてる黄色い花はヒキノカサでしょうか?


駐車場近くの片隅で、面白い模様のハナニラを見つけました。



コメント (16)