4月に入って探し求めていたのですが、なかなか会えなかった春の使者「ツマキチョウ(褄黄蝶)」
会える時はこんなものなんですね。突然、予測もなしに出会うことができました。しかも2日続けて!
まずは4月22日、ひっそり静まり返ったサクラソウ公園でツグミと遊んだ後の帰り際、駐車場の傍の菜の花に白い蝶がふわり!ふわり!
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この時は鳥撮り用のカメラしか持っていなかったため、少し離れたところから撮ってみましたが、さすがに飛ぶ姿を撮るのは無謀でした。
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しばらく待機してると、やっと・・・・・・雌ですが、今季初めての出会いです。
春の妖精「スプリングエフェメラル」と呼ばれるモンシロチョウより一回り小さい、春限定の可憐な蝶です。
モンシロチョウと違って、翅を小刻みにはばたいて一定の高さを、直線的に飛びますが、慣れないと見分けつきにくいかもしれません。
ツマキチョウの食草はハタザオの仲間・イヌガラシ・ナズナ、ダイコンなどですが、卵は1週間ほどで孵化し、花や実を食べて成長し、蛹になるのですが・・・
この蛹が羽化するのは、少なくとも翌年の春(ときには2~3年蛹のまま過ごす個体も?)。
食草が枯れてしまうのに、いったいどんなところで1年の間、蛹で過ごしてるのか? 気になるところです。
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そして、翌4月23日、今度は北本自然観察公園へ「花筏」の花を撮りに行った時、菜の花が咲く場所で2頭のツマキチョウ。
2頭が絡み合いながら、私の身体の周辺をを飛び回りますが、こちらもなかなか止まってくれません。まさに我慢比べ!!
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そしてしばらくすると、菜の花ではなくタンポポの花に・・・・・こちらは綺麗な雄です。 タンポポが大好きみたいです。
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春の時期にしか見られない蝶ですが、桜の花が咲く春の陽気の下、この蝶を探しながらののんびり散歩も楽しいものです。
今回2日連続でツマキチョウの雌と雄に出会えたのは初めてでしたが、毎年一度は会いたい蝶の一つです。