雨上がりの午後、世田谷区の砧公園に桜を見に行ってきました。
桜の季節にここを訪れるのは久しぶりです。満開の桜を迎えて、園内はたくさんのお花見の人でにぎわっていましたが、それ以上に公園が広大なので、あまり混雑を感じることなくゆったりと散策できました。
前回ここで桜を見たのは、かれこれ20年以上前。グリーンの芝生にピンクの桜が映えて、それはそれは美しかったと心に残っています。その頃に比べて、木がだいぶ大きくなったような気がします。さえぎるものなく、のびのびと枝を伸ばし、豊かに広がった木陰が人々に憩いの場所を提供しています。
ここはその昔、ゴルフ場だったということもあり、ゆるやかな起伏があって、歩き進むごとに変化に富んだ風景が広がるのが楽しい。あいにくの曇り空でしたが、美しい花の下、なごやかな笑い声が聞こえる平和なひと時でした。
園内には桜のほかに、こんなすてきな花も咲いていました。
紅白咲き分けのハナモモで、ゲンペイモモ(源平桃)という名まえがついていました。ひとつの幹から、赤い花、白い花、ピンクの花、紅白絞りの入った花とあって、とてもにぎやか。愛らしい姿に気持ちが華やぎました。