築地でお寿司を楽しんだ後、歩いてすぐのところにある浜離宮恩賜公園を散策しました。
汐留のビル群やウォーターフロントを借景にして、四季折々の花々や樹齢300年の黒松、鴨場、御茶屋、潮入りの池などを見て回れる、江戸時代の回遊式庭園です。甲府藩の下屋敷、徳川将軍家の別邸を経て、明治維新後は皇室の離宮となり、戦後から東京都の公園として一般公開されています。
ここを訪れるのは20年ぶりですが、前回は浅草から水上バスに乗って、ここに渡ってきたのでした。東京とは思えないトリップ感に、わくわくしたことを思い出します。今も水上バス発着場のほか、その昔、15代将軍徳川慶喜が鳥羽・伏見の戦いの果てにお忍びで降り立ったという船着き場があり、歴史の一幕に思いを馳せました。
潮入りの池は、都内唯一の海水の池。東京湾から海水を引き入れ、潮の干満による眺めの変化を楽しめるようになっています。ソメイヨシノは終わってしまいましたが、池の周りに、さまざまな種類の桜が植えられていて、遅咲きの桜を愛でることができました。
一葉(イチヨウ)。淡いピンクが愛らしく、八重の花がバラのような華やかさでした。
淡いグリーンが目を引く鬱金(ウコン)桜。この隣に、よく似た御衣黄(ギョイコウ)という緑の桜もありました。
名まえわからず。調べてみると、笹部桜(ササベザクラ)かと思われますが...。すっきりとした白い花弁がさわやかでした。
そして、一番の注目を集めていたのがこちらの桜。名まえがわからないので、ポンポン桜と呼んでいました。かわいい、かわいいと大人気でした。^^
お花畑には菜の花が。そろそろ花が終わりかけでしたが、きれいでした。ビルの背景とのギャップがまた楽しい。こちらの隣にボタン園があり、これから花を咲かせるところでした。
枝をのびのびと伸ばす大きな木を見ると、おおらかな気持ちになってきます。