渋谷にあるインディペンデント系の小さな映画館「アップリンク渋谷」が、2021年5月20日をもって閉館するというニュースを目にしました。
アップリンクは、1995年にイベントスペースとしてはじまり、2004年に渋谷東急本店の奥、今は通称 ”奥渋” とよばれるエリアの一画に日本一小さい映画館としてスタートしました。
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私のブログを振り返ると、初めて訪れたのは2011年とあります。会議室のような小さい空間にばらばらの椅子が並べられ、手作り感満載の温かい雰囲気が、心地よい思い出として記憶に残っています。
ここで上映される映画は、映画人の強い思いが実って公開された作品ばかり。ここでしか上映されていない作品も多く、私もドキュメンタリーや、あまりなじみのない国の映画など、どうしても見たい作品があって、この映画館に何度か足を運びました。
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過去にアップリンクで見た作品の過去記事を引用させていただいて、アップリンクがどういう映画館だったかをお伝えするとともに、惜別のメッセージに代えたいと思います。
グレン・グールド 天才ピアニストの愛と孤独 (Genius Within: The Inner Life of Glenn Gould)
大好きなピアニスト、グレン・グールドの伝記的なドキュメンタリー映画を見に訪れたのが、私のアップリンクとの出会いです。
生い立ちから音楽家としてのさまざまなエピソード、演奏シーンと、グレン・グールドの魅力をたっぷり堪能しました。初めて訪れたアップリンクの印象についても触れています。
ふたりのイームズ 建築家チャールズと画家レイ (EAMES: the architect and the painter)
こちらも大好きなアメリカのミッドセンチュリーモダンの建築家、デザイナーである、チャールズ&レイ・イームズ夫妻のドキュメンタリーです。デザイナーとしての活躍の他に、映画製作などさまざまな活動についても知りました。
アップリンクの受付で購入したイームズの本は、今も大切にしています。
初めて見たパレスチナ映画は、衝撃で見た後もしばらく打ちのめされる、でもすばらしい作品でした。今も心に残っています。
映画を見たあとで、アップリンク1階のエキゾチックなカフェで、タイアップメニューのアラブのお茶とお菓子をいただいたこともうれしい思い出です。
スウェーデン北部の少数民族サーミの血を引く監督の長編デビュー作で、サーミの人たちによって演じられています。サーミの人々と、彼らのたどってきた苦難の歴史について知り、衝撃を受けました。この年のベストにも選んでいます!
こうしてラインナップを見てみると、やはりアップリンクは唯一無二の映画館だったのだなーという思いを強くしています。
ここなつさんからコメントをいただいて、本作のことを思い出しました。男気あふれる (という言い方は今の時代にはポリコレ的にふさわしくないかもしれませんが) マフィアの世界に魅了されました。
本作は Netflix での配信映画でしたが、アップリンクが劇場上映してくれたことで、私も見ることができました。映画ファンの気持ちによりそう、アップリンクならではの心憎い企画でした。
お気に入りの映画館が閉館してしまうなんて、本当に残念なことですよね・・・
さすがアートに造詣の深いセレンさんならではの映画のチョイスです!
実は見よう見ようとウォッチリストに入れてて、どれもまだ拝見出来てないのです。このGWに(私はGWも何も関係ないのですが・笑)今度こそ見ようと思います!!
最初のきっかけは偶然でしたが
個性あふれる上映作品のラインナップや
手作り感あふれるアットホームな雰囲気に魅了されました。
サーミの血は、きっと北欧在住経験のあるまだ~むさんには
感じられるところもあるかと思います。
機会がありましたら☆
こういう唯一無二の映画館が無くなっていくのは、とても残念ですね(>_<)
わが県もシネコン以外は唯一、単館系の映画館がひとつ頑張ってくれてますが、もしそこが無くなったら・・・と思うと。
アップリンクでご覧になった作品、どれも個性的で素敵な作品ですね。
「サーミの血」気になっていましたがまだ未見です。ぜひ観てみたいと思います。
シネコンで見る大型作品もわくわくしますが
それとはまた別に、個性豊かな映画館がなくなるのは寂しいですね。
瞳さんのお近くの映画館も、長く続いてくれるといいですね。
サーミの血、きっと瞳さんも気に入ってくださるのではないかと思います。
機会がありましたら、ご覧になってみてください☆
私もアップリンク渋谷の閉館には心から残念に思っている一人です。
ちょっと駅から遠い所なども持ち味の一部だったと思っています。
ここで「アイリッシュマン」を観た時には、長い作品だったのに椅子が良かったせいもあるのか全然疲れなくて…
希少な作品を上映してくれる映画館がどんどん減っていくのは寂しい限りですよね。
アップリンクの閉館、寂しいですね。
そう、あの行くまでの道々も楽しかったですよね。
あ!私もここで「アイリッシュマン」見たのでした。
うっかりしておりました。
後で記事に追記しておきます。^^;