先月から始まった『女性のための政治スクール第12期』ですが、私は今月(11日)からの参加です。
■第1部「自治体の危機管理」佐々淳行氏(元内閣安全保障室長)
■第2部「日本経済の行方と労使関係の今後」鷲尾悦也氏((財)全労協会理事長)
実は、今期の政治スクールは選挙直前の1年でスケジュール的にも厳しいし、申し込むのどうしようかなぁ ・・・と悩んだのですが、他の自治体議員と1ヶ月に一度ぐらい会いたいよね、ということで申し込みました
しかし・・・!今日の第1部、佐々淳行さんの話が聞けたことで「申し込んでよかった!!」と、大満足。
というのは、私は、有事法制、国民保護法など、疑問だらけの法律の制定を見るにつけ、この国は一体どうなってしまうのだろう?(共産党や社民党が言っているように、戦争ができるように、戦争をするために動いているのだろうか?)と、それはもうめちゃくちゃ危惧し暗澹たる気持ちでいた、というのが正直なところでした。
・・・が、今日の講義で何がわかったか、というと、法の使い方をこちら(国民)が決めればいいのだ、こちらが解釈すればいいのだ、ということに気づいたこと、です。有事に対する備え(危機管理)は必要でしょう。(でも備え以上のことをしてはいけない)
特に、トリアージ(治療する人の優先順位をつけること)の必要性について、具体例を挙げての話があり、参考になりました。
「1995年1月17日、アメリカと日本(神戸)で、わずか1時間ぐらいの差で、同じ規模の大地震が起こった。けれど、死者の数は、アメリカが64人、日本は6434人。この差は、トリアージを取り入れたかどうか、ということも大きく影響している」というのです。
トリアージでは、医者が4種類のタッグを負傷者にかけていくのですが、黒=死亡、赤=最優先で手術・治療をする人、黄色=赤の次に治療する人、緑=軽傷、病院には行ってはいけない人、自分で治せる人、という具合です。
でも、この識別がないと病院では先着順に治療をせざるを得なくなり、比較的軽傷な人が一番先に病院に殺到し、優先的に助けるべく重症な人を死なせてしまう、ということになってしまうのです。
しかし、黒のタッグをつけた人がまだ生きていた、とか、見た目では重症の程度が正しく判断できなかった、ということもあるので、このトリアージ制度の導入は医者がまずやりたがらない、など、難しい問題もあるようです。
このほかにも、役に立つけれど“大ショック!!”・・・な話がありました。(“報告その2”に続く)
■第1部「自治体の危機管理」佐々淳行氏(元内閣安全保障室長)
■第2部「日本経済の行方と労使関係の今後」鷲尾悦也氏((財)全労協会理事長)
実は、今期の政治スクールは選挙直前の1年でスケジュール的にも厳しいし、申し込むのどうしようかなぁ ・・・と悩んだのですが、他の自治体議員と1ヶ月に一度ぐらい会いたいよね、ということで申し込みました
しかし・・・!今日の第1部、佐々淳行さんの話が聞けたことで「申し込んでよかった!!」と、大満足。
というのは、私は、有事法制、国民保護法など、疑問だらけの法律の制定を見るにつけ、この国は一体どうなってしまうのだろう?(共産党や社民党が言っているように、戦争ができるように、戦争をするために動いているのだろうか?)と、それはもうめちゃくちゃ危惧し暗澹たる気持ちでいた、というのが正直なところでした。
・・・が、今日の講義で何がわかったか、というと、法の使い方をこちら(国民)が決めればいいのだ、こちらが解釈すればいいのだ、ということに気づいたこと、です。有事に対する備え(危機管理)は必要でしょう。(でも備え以上のことをしてはいけない)
特に、トリアージ(治療する人の優先順位をつけること)の必要性について、具体例を挙げての話があり、参考になりました。
「1995年1月17日、アメリカと日本(神戸)で、わずか1時間ぐらいの差で、同じ規模の大地震が起こった。けれど、死者の数は、アメリカが64人、日本は6434人。この差は、トリアージを取り入れたかどうか、ということも大きく影響している」というのです。
トリアージでは、医者が4種類のタッグを負傷者にかけていくのですが、黒=死亡、赤=最優先で手術・治療をする人、黄色=赤の次に治療する人、緑=軽傷、病院には行ってはいけない人、自分で治せる人、という具合です。
でも、この識別がないと病院では先着順に治療をせざるを得なくなり、比較的軽傷な人が一番先に病院に殺到し、優先的に助けるべく重症な人を死なせてしまう、ということになってしまうのです。
しかし、黒のタッグをつけた人がまだ生きていた、とか、見た目では重症の程度が正しく判断できなかった、ということもあるので、このトリアージ制度の導入は医者がまずやりたがらない、など、難しい問題もあるようです。
このほかにも、役に立つけれど“大ショック!!”・・・な話がありました。(“報告その2”に続く)