世田谷区議会議員・田中優子の活動日誌

「区議会議員って何をしているの?」がわかるブログです。議会報告、議員活動、趣味・日常・プライベートもアップ!

選挙の公費負担について(その1)

2007年05月05日 | 議員活動
(写真:市民活動団体が祖師谷公園に飾った“100匹の鯉のぼり”を見に行きました。雄大ですばらしかったです!!鯉のぼりは地域の子どもたちが作成したものだそうです)

選挙の公費負担について、あちこちで様々議論されています。チラシも選挙カーも必要ない!という声も耳にします。

確かにその通り、と思うところ大です。

インターネットが認められれば、一番お金がかからずに、多くの方々に一斉にお知らせができるのに。もし、インターネットから情報を得ることがスタンダードになれば、選挙カーで区内を走りまわって知ってもらう、お金をかけてビラを撒く必要もなくなるのに・・・と思います。

国会でインターネットの解禁を拒んでいるのは自民党かと思ったら、公明党なのだそうですね。世田谷区議会では、公明党の議員の方々は、インターネットツールをかなり積極的に使っている人が多いのに、国会はどうなっちゃっているんでしょう?(詳細は、このサイトの4月29日のところを読んでみてください)

とはいえ、インターネットが解禁になっただけではやはりダメなんだと思います。それがスタンダードな情報源とならなければ。特に高齢の方々は、まだまだパソコンから情報を得るのは苦手、という方が多いですし、意外と、若くても、メールも携帯のみで、インターネットはほとんど使わない、という人が結構いるんですよね。

あくまでも、インターネットは補助的ツールでしかない、というのが実態だと思います。

いかに私費も公費も使わず、お金のかからない選挙できちんと有権者の皆様に情報が提供されて、選ぶ資料が揃うか?というのが今後の課題でしょう。

とはいえ、公費負担が定められているのは、「お金持ちだけが立候補できる(選挙運動ができ当選できる)ことを防ぐため」、「多くの人に立候補の機会が与えられるようにするため」にあるのだと思います。

ですから、ただ単に、短絡的に、選挙にお金(税金=公費負担)がかかることを全面的に否定する、ということは、選挙という民主主義の根幹を否定することにつながりかねない発想ではないか、それは危険なのではないか・・・と危惧されます。(これは、私が候補者だからそう言っているのではなくて、いち有権者の立場でも同じように考えます)

民主主義(を保つため)のコスト、というものは必ず必要だから、です。

ただし、“費用対効果”を考えることも重要である、と思いますが。

今回の選挙では、選挙カーについての課題が残った、ということを書きましたが、それも含め、選挙と公費負担に関すること、お金にまつわること、選挙について考えたことを、何回かに分けて、区政報告・日常生活の報告の合間に書いてみようと思います。

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