世田谷区議会議員・田中優子の活動日誌

「区議会議員って何をしているの?」がわかるブログです。議会報告、議員活動、趣味・日常・プライベートもアップ!

企画総務委員会

2007年05月18日 | 議会報告
(今日の読売新聞に、昨日ブログで報告したことが取り上げられていました。それにしても、「民主党は対応検討中」?!ですか?党として公認を出した責任をどう考えているんだろう・・・?世田谷区議会としてこれほど大きな問題なのに、民主党の議員の人たちがHPやブログを更新してもそのことにひと言も触れていないというのも不自然に感じます)

今日は、企画総務常任委員会が開かれ、昨日、本会議で付託された議案についての審議をしました。

8つの議案全部が契約案件だったので、入札価格、落札率、談合問題、落札業者について、様々質疑が行なわれました。特に、区内業者の育成と、区外の業者の参入について(どういうわけか、区内業者は軒並み入札価格が100%に近いのです)、課題が指摘されました。

また、学校改築(松沢小学校)の契約のところでは、公共事業整備方針の考え方等についても問いただだれました。私からは、100年建築と言われている“スケルトン・イン・フィル”の手法をどうとらえているのかを質問しましたが、この手法を取り入れていくという明確な答弁はありませんでした。

これからは、30年~40年で全部取り壊して建て替える、という資材のムダ(建築産廃)を出す手法は見直すべきであると思いますし、人口構成がどんどん変化して建物の使用目的が変わる可能性もあります。“スケルトン・イン・フィル”の導入は必至だと思いますが・・・。


スケルトン・インフィル
建物を構造体と内装・設備に分けて設計する考え方のこと。

スケルトンは骨格のことで、構造体を示し、インフィルは内外装・設備・間取りのこと。スケルトン・インフィルという考え方は、内外装・設備・間取りが干渉することのない耐久性の高い構造体をつくることができれば、構造を気にせず自由にインフィル部分の変更を行うことができるようになり、例えば学校であれば、人口構成の変化に応じて、高齢者施設にもなり得るように、建物として長く使える建築方法。

「せたがや政策会議」では、これまでの議会質問でこの手法を導入すべきと訴えています。

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今日、新しい議会が発足!!

2007年05月17日 | 議会報告
今日は午前中、各派代表者会議(やっと最終回。皆様お疲れ様でした!)があり、臨時議会の内容が確認されました。

その後、12時45分集合で、議場で「新議会」の写真撮影が行なわれ、1時から臨時議会が開催されました。

今日、議長、副議長、常任委員会・特別委員会・議会運営委員会・広報小委員会の正副委員長&構成議員、監査委員等々が正式に決まりました。

委員会等の所属と役職は上の写真のとおりです。私、田中優子は、「議会運営委員会・委員」「議会運営委員会理事会メンバー」、「企画総務委員会・副委員長」、「オウム問題・災害・防犯等対策特別委員会・委員」となりました。

正副議長選挙の結果は以下のとおりです。

 議長  大場やすのぶ議員(自民党)
 副議長 板井ひとし議員 (公明党)

また、今臨時議会に出された議案等の付託もおこなわれました。(審議案件はこちらをクリック)すべて「企画総務委員会」で審議されます。

これでようやく、議会としての機能が整いました。


また、今日は、朝の「各派代表者会議」の最後のところで、自民党幹事長の畠山晋一議員から「森学議員に対する辞職勧告決議を出したい」との申し出があり、各会派にも一緒に提案者となってほしいとの呼びかけがありました。

臨時議会にはマスコミ関係者が傍聴に来ていたようで、控室に戻ったら、この件について読売新聞の記者から電話取材を受けました。会派の幹事長(代表)というのは、こういう時もすべて窓口となるので大変です。

私の会派「せたがや政策会議」としては、この決議案に賛同する立場です。週明けには具体的な動きをとることを確認しました。

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漢字が書けない?!

2007年05月16日 | 政治&社会情勢
5月8日の新聞各社に載った、“漢字が書けない子どもたちに関する記事”を読んだ方、たくさんいらっしゃることと思います。

私も、ワープロを使い始めてから(現在はパソコンですが)漢字が書けなくなっていることに我ながら驚きを禁じえませんが、それにしても、今の子どもたちの実態はひど過ぎますね・・・!!

小5で「支持」が書けない児童が93%もいるとは?!

これもゆとり教育の影響なのでしょうか。あるいは、勉強は塾任せ、という学校の体質の問題なのでしょうか。(記事によると「漢字はほとんど宿題で」ということなのです。きちんと指導していない、あるいは、定着するまでの指導はしていないのが実態のようです)

私達が子どもの頃は、反復練習をもっともっとやっていたように思います。漢字も単純計算も、学校で何回もやらされていたし、「これは覚えなくちゃ」という意識を持っていました。

今の子どもたちは、そういう訓練がないまま、そして、その「覚えなくちゃ」という意識(自覚)がないまま、学校生活が過ぎて行ってしまう。(わが子を見ていても全くその通りだなぁ・・・)

一部の、熱心に進学塾に通っている子どもたちは“超優秀”で、学校の授業なんかつまらない。しかし、その他はおいてきぼり・・・。

このままでいいはずがありません。

学校現場では、「勉強はつらいもの。覚えるのは大変なこと。だから努力が必要。訓練も必要」そういう自覚を持たせる指導をしてほしい。

少子化によって国力が下がることが問題だ!と言っている人がいますが、こんな状態が放置されていたら(たとえ子どもが増えたって)国力は落ちてしまいますよ。少子化対策よりも、教育問題の方が深刻で重要だと思います。

だけど、今の政府がやっていることは、なーんか的外れなんだよなぁ・・・。

せめて世田谷区においては、基礎学力がしっかりつくような教育が進められるように、議会サイドからも意見していきたいと思います。(そのためには、もっと先生たちにゆとりがないと・・・とも思います)

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世田谷パブリックシアター「鐵輪(かなわ)」

2007年05月15日 | 議員活動
今日は、久しぶりに家で仕事。
当選報告を兼ねた活動報告書を送る準備をしたり、たまっていた家事をしたり、やることはいくらでもある!という感じです。

珍しく家に居たので、仕事をしながらスコーンを焼きました。(写真)

なかなか素朴な味で、先日いただいた手作りイチゴジャムや、昨日作ったチョコレートフォンデューをつけて食べたらおいしかった!!です。

そうこうしていたら、途中で、マンション建築に関わる陳情についての問い合わせが区民の方々よりあって、電話で計2時間近く話したでしょうか・・・。私はたいてい留守なので、留守電を聞いて連絡し直すことが多いのですが、今日は電話にも出ることができました。

請願と陳情の取り扱いについては、ウチの会派としては議会改革を進めたい立場(地方自治法にのっとって、議員の役割と責任をしっかり果たすべき、という立場)なので、その説明もしましたが、どこまで理解してもらえたかなぁ・・・と、ちょっと不安です。

基本的には、民間と民間の問題(建築紛争はほとんどがそうですが)は、業者が法律の範囲内で仕事を進めている限り、「確認許可を下ろすな!」ということはできない、と私の会派では判断しています。裁判で訴えられたら、区民の皆様の税金をムダに使ってしまうことになる可能性が高いから・・・です。

しかし、このままでは世田谷区の良質な住宅環境が破壊されてしまうのではないか?!と、非常に危機感を持っています。国の規制緩和は、時として、地方自治体にとっては大変な迷惑!ということがあります。特に、建築基準法の緩和は困ったものです。それは党派を超えて議員はみんなそう感じているのではないかと思いますが。

今日のマンション問題も視野に入れ、今後、議会で何ができるかを調査・研究しなければ、と改めて感じました。

夜は、「世田谷パブリックシアター」の視察に行って来ました。

「鐵輪(かなわ)」〜能楽現在形劇場版@世田谷〜です。

元夫を呪い殺そうとする女を描いた能『鐵輪(かなわ)』と舞囃子『猩々乱(しょうじょうみだれ)』を観て来ましたが、うーん、能はやはり言葉遣いが難しい・・・。プログラムであらすじを読まなければ何を言っているのだかわからない・・・というのが正直な感想です。

ただ、あの能独特の雰囲気と演技、演奏の世界はいいですね。
20日までの公演です。機会がありましたら、ぜひ、お出かけ下さい。

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各派代表者会議(第5回)と選挙の“供託金”

2007年05月14日 | 議員活動
(写真:祖師谷公園でボランティアが作っているポピーの花壇。10m×25mあるそうです)

「各派代表者会議」の5回目。まず、「第1回臨時議会」について日程の確認が行なわれました。

「第1回臨時議会」は5月17日~23日までの7日間の会期で、議長選挙、副議長選挙、議会運営委員の選任、常任委員の選任、特別委員会の設置と委員の選任、議案の付託、監査委員選任の同意、などが決められたり確認されたりします。

次の「報告事項」では、世田谷区役所を挙げての“ノーネクタイ運動”が6月1日~9月末日まで行なわれることが報告されました。

今日は、代表者会議が終わってから、区民の方々から承っている相談内容について、いくつかヒアリング(調査)をし、その後、法務局(九段下)まで行って、区議会議員選挙の時に預けていた“供託金”(30万円)を返却してもらう手続きをしてきました。

証明書を出してから小切手にしてもらうまでに40分ほど待たされて、その後、地下鉄に3駅乗って日銀に行き、小切手を現金に変換してもらったのですが、私の場合このお金は選挙前に発行したレポート作成費用に右から左へと流れていきます。(4月分の政務調査費は使い切ってしまっているので、選挙前最後のレポートは、制作費から郵送代まで、ほとんどが議員歳費からの出費です)

政務調査費の使途については、別の機会にご報告したいと思っています。

ところで、この“供託金”については、3月7日のブログで説明しておりますが・・・

■区議の場合は30万円、区長の場合は100万円です。
■区議会議員選挙→「有効投票の総数を議員定数(52)で割ったもの÷10」に達しないと、この30万円は没収されてしまいます。(投票率にもよりますが、従来の40%程度の投票率だとすると、だいたい450票ぐらいでしょうか)

今回の選挙の有効票の総数は28万1323人(有権者数68万1394人、投票率41.29%)なので、それを52で割ってさらに10で割ると541票です。供託金を没収されるのはそれ以下の得票の人ということになります。

区議選の結果はこちらですが、それによると、71名の立候補者のうち一人だけ541票に達していない人(436票)がいました。

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タイ・フェスティバル

2007年05月13日 | 日常生活&プライベート

(写真右:タイのタクシーのひとつ“サムロー”。売約済みってありましたが、日本で乗るのかしら??)

昨日と今日、代々木公園で「タイ・フェスティバル」が開催されていました。

ここ数年間、チェンマイの友人が、このフェスティバルにシルクの雑貨のお店を出店するのでタイから来ていました。なので、夫が手伝ったり、アテンドしたりしていたのですが、今年はブースが取れなかったのか、来日しませんでした。

今日は朝一番で、マンゴーを買いに出かけました。

タイのマンゴーは、フィリピンのペリカンマンゴーよりずっと甘くておいしいです。昨日、東国原知事が、宮崎産のマンゴーを宣伝していましたが、あれは(おいしいけれど)高いっ!ひとつ7000円以上もするとか。(だけど、すごい人気だそうですね)

世田谷区と友好都市である沖縄県宮古島市のマンゴーも、(おいしいけれど)ひとつ何千円もします。(こちらは、8月の「ふるさと区民まつり」の時に物産で販売します)

その点、タイのマンゴーは、かなり大きくてひとつ400円。お買い得でした。

思うに、世田谷区は、せっかく海外姉妹都市を持っているのだから、ただ小中学生が交換留学をするだけでなく、こうした物産の交流もはかればいいのになー。オーストリアワインとかチーズとか、あとオーストラリア、カナダもあるんだから。そんな話を会派でしたりしています。

私は、タイには5年半駐在していましたが、帰国してからこの5月でちょうど17年が経ちました。議員になってからタイ語を使う機会も全くなくなってしまい(もう8年以上になります)、ほとんど忘れてしまいましたが、不思議なもので、現地の言葉を習得することは、その国の文化を身につけることにもつながっていて、私はどこか、“タイ人の感覚”が備わっているようです。

特に、“マイペンライ”の精神が、結構しみこんでいるかも・・・?!

※“マイペンライ”・・・大丈夫、気にしない、いいんですよ、平気平気、どういたしまして・・・を総合した言葉。「タイ人は何でも“マイペンライ!”とか言っちゃって、全くいい加減なんだから!!」と、最初は頭に来ることもあるのですが、慣れてくると、その大らかさがいい、んですよね。ホント、不思議なものです。

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オウム問題学習会

2007年05月12日 | 議員活動
       

今日は、オウム真理教問題の抗議デモと学習会が、烏山区民センターホールで行なわれました。

写真上は、滋賀県湖南市平松地区オウム対策委員会・実行委員長の釣田正紘さん。「8年を越えるオウム真理教との闘いの報告」をしてくださいました。

その後、産経新聞社会部記者の加藤達也氏による講演「“脱麻原”と言う上祐の設立する新団体とは」。(写真下)



上祐氏が新たに設立した宗教法人「ひかりの輪」も、「取材をしていて感じるが、オウムとは関係ないふりをしているが、旧態依然としていて何も変わっていない」ということでした。

これでは、周辺住民の不安は全く解消されません。

住民協議会の皆さん方の努力には本当に頭が下がる思いがします。区議会としても(オウム対策の特別委員会もあることですし)少しでもバックアップできるよう、引き続き頑張ってまいりたいと思います。

まずは、信者を増やさないことが重要です。特に、新学期のこの時期、大学生の皆さん、勧誘に引っかからないよう注意してくださいね。

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各派代表者会議(第4回)&議員協議会

2007年05月11日 | 議員活動
今日は、午前10時から「各派代表者会(4回目)」と、午後2時から「議員協議会」が開催されました。

「議員協議会」は、議員全員が議場に集まり、これまで「各派代表者会」で話し合われ了承されてきたことが、座長(自民党:小畑敏雄議員)から報告され、全員で再確認する、というものです。

全員が集まるのは一見ムダなことのようですが、「代表者会」には“交渉会派”の代表しか集まっていないので、“非交渉会派”(3人未満の会派や一人会派、無所属)の議員の意見を確認するために必要なものです。

場合によっては、“交渉会派”のメンバーであっても、代表者とは違う意見を持っていて、最終確認の時に、“議場を離席して自分の意思を表す”ということが保障されている、という意味もあります。

本日は、すべての報告(議場の座席、議会の役職、委員会等の割り振り等々について)に対して全員の了解が得られました。

また、昨日、「代表者会」で取り上げられた、ブログに事実誤認の記載がある、という件については、以下のような報告が座長からなされました。

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議員個人のホームページのブログの中で、本議員協議会について取り上げた記事があり、各派代表者会の中では、その内容について、いくつかの指摘がなされました。

議員協議会は任意の会議であり、費用弁償は支給されていないのにもかかわらず、ブログでは、いかにも支給されているような事実誤認の記載があったことや、議員協議会は、選挙後に、議会の体制を整えるため、議会運営等に関わる様々な事項について、各派代表者会で案をまとめ、代表者会に所属していない会派も含めた全ての議員で、それらを決定する手続きをとるものであるのに対し、ブログでは、そうした会議や手続きを儀式的で、無駄であるとしているのは、議会制民主主義への冒瀆(ぼうとく)であるとの指摘がありました。

その上で、こうした事実誤認に対する謝罪を求める意見が出されるとともに、議会制度について、十分な認識もなく、事実確認もされないまま記事にしていることなどに対する指導徹底を求める意見も出されました。

これを受け、当該議員の所属する幹事長が、本人に対し、各派代表者会の意向を伝えたところ、ブログ上での謝罪と、内容の一部修正がなされました。さらに、今後、このようなことが起きないよう徹底した旨の報告がありました。

代表者会では、これらの対応を了とし、本件は収束しましたが、その後、代表者会では、最近、議員個人のホームページやブログがますます普及し、議員の活動や主張などが広く公表される中で、区民に対する影響力も大きいことから、今回のことを契機に、お互いに、掲載記事の事実確認には細心の注意を払うこと、また、議員としての節度や良識を持った対応をするよう確認がなされました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ブログというツールの使い方に関しては、「代表者会」でも各会派幹事長からそれぞれ意見が出されましたが、最終的には、上記の座長の報告の方向でまとまりました。

このことは、今回の当事者のみに言っていることではなく、我々議員全員が肝に銘じなければならないことだと思っています。

ただし、事実誤認は論外ですが、それ以外の内容についてはあくまでも個人の責任であるもの、のはずです。何か問題が生じると、あれもダメ、これはいかがなものか、となってしまう傾向があるようで・・・(どう感じようと自由ですが、万が一、規制する方向に行ってしまったら)言論の自由に対する危険な発想だと思います。冷静に、粛々と、良識を持って・・・やればいいのではないでしょうか。

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各派代表者会議(第3回)

2007年05月10日 | 議員活動
朝10時から3回目の「各派代表者会議」。

まず、「会派名称の変更」があったということが報告されました。

森学議員の一人会派「世田谷公共経営改革クラブ」が「世田谷経営改革クラブ」という名称に変更されたそうです。

続いて、昨日交渉会派の代表者会で決めた委員会等の割り振りに、二人・一人会派等の議員の割り振りを加えた最終案が提示され、了承されました。議場の座席も全員の位置が決まりました。

その後、議会運営に関する意見・要望等が出され、今後、なんらかの形で協議・検討できるようにすることが確認されました。(意見は以下の内容)

①発言時間について(従来の発言時間は大会派の一人当たりの時間が少なくて公平性の観点から問題がある)
②“議員控室”の名称を“議員執務室”と変更する。
③委員会等の傍聴者にも資料を配布する。
④請願・陳情の取り扱いについて
⑤傍聴者が多い場合は開催場所を大委員会室等とする。

最後に、「その他」のところで、自民党から資料が配布され、民主党新人議員のブログの内容に事実誤認があり、それが全議員に対しての区民の誤解を招きかねないということで、謝罪を求める意見が出されました。

私もそのブログを見て、事実と違うことが述べられていたので、これはこのままにしておくのはまずいのではないか、と思っていたところでした。

民主連(民主党・無所属連合)の代表者は、団会議に持ち帰り対応を協議したい、ということで、それをお願いして今日の各派代表者会議は締めくくられました。

ブログの問題と言えば、ついこの間も、経歴詐称の証拠となる(それを自ら告白した)ブログが削除され、世間では「証拠隠滅ではないか?」と言われている事件もあります。

“ひとたび印刷してしまったらもう修正がきかない”という紙の文書と違い、ブログはあまりにも簡単に載せたり消したり修正したりできるから、簡単にやってしまいがちなのですが、選挙管理委員会の解釈では「大量の文書頒布と同様」なわけですし、議員となったからには“公人”ですから、それ相応の責任が生じます。

私自身の自戒も込めて、“公人”としての責任を認識し、議会の品位を損なわないように注意を払いながら、これらのツールを使わなければならない、と、思います。

それはともかくとして、新人議員の皆さんのフレッシュな感覚や気持ちは大切にしていただきたいですし、議会改革は共に進めていきたいと思っています。

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各派代表者会議(第2回)

2007年05月09日 | 議員活動
今日は朝10時から、「各派代表者会議」の第2回目が開催され、①第1回臨時議会について(会期、議案など)、②5月&6月行事予定について、③協議事項(議席の割り振り、常任委員会と議会運営委員会、特別委員会の設置、議会役職・・・正副議長、監査委員、農業委員、常任委員会&特別委員会の正副委員長と所属議員、付属機関等の委員の割り振り)などを話し合いました。

議場の座席は、今回、「せたがや政策会議」は一番前。傍聴席から見ると右端の一番前に3人が並ぶことになります。議席番号は1、2、3番です。

議会役職についての話し合いは、度々の休憩をはさみ(この場合の休憩というのは、トイレ休憩のことではなく、会派に持ち帰って相談してくる時間、という意味ですが)、会派同士の交渉の末、午後1時半までかかって何とか役職と所属委員会の割り振りが終わりました。

非交渉会派(二人や一人のところ)の要望を決めた後で、明日、また代表者会議(第3回)に諮って承認されることになります。

ウチの会派の所属と役職は以下の通りです。

常任委員会 「企画総務(副委員長)」
        「福祉保健」
        「都市整備」
特別委員会 「分権・庁舎問題(後期副委員長)」
        「オウム問題・災害・防災対策等」
        「清掃・リサイクル(副委員長)」
付属機関等 「都市計画審議会」
        「世田谷文化財団評議員会」
        「社会福祉事業団評議員会」
         「スポーツ振興財団評議員会」

代表者会議が終わってからは、新しい控室の片付け。5時半までかかって、やっとなんとかなりました。

これまでより狭くなりましたが、結構、コンパクトで使いやすいかも。エレベーターやコピー機から一番遠いのがちょっと難点ですが・・・、ここで4年間過ごすことになります(多分・・・)。

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議員控室の引越し

2007年05月08日 | 議員活動
     
 
今日は、議員控室の引越しでした。役所に行ったら、すでに議会事務局の方々が荷物の移動をしてくれていました。

ウチの会派は、第2庁舎5階にある控室の中でも、エレベーターから一番遠い部屋(名づけて北方領土?!)になってしまいました、と、昨日のブログで報告しましたが、その部屋のドアの前は、写真のような状況・・・。

これから各会派とも、片付けが大変だろうなぁ・・・。一番大変なのは、山のように出ている廃棄の書類の処分をしなければならない事務局職員の方々です。ホント、お世話になります。

会派としては、明日の代表者会議で決まる「常任委員会&特別委員会、付属機関等の所属について」話をしました。

今回は、自民党12名、公明党11名、民主党11名と、人数が拮抗しているため、正副委員長ポストや所属メンバーの割り振りがすんなり決まるかどうかわかりません。でも、それって緊張感があっていいと思います。

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各派代表者会議(第1回)

2007年05月07日 | 議会報告
ゴールデンウィークが明けて、今日から新しい議会での色々な取り決めをするための会議が始まりました。

まず、第1回目の各派代表会議では、議会の会派構成が決定し、議員控室の割り振りが決められました。

議会の会派状況は上の表の通り。

 自民党      12名
 公明党      11名
 民主党無所属連合 11名
 共産党       5名
 生活者ネット    4名
 世田谷政策会議 3名
(ここまでが交渉会派。以下、非交渉会派と無所属)
 社民党       2名
 無党派市民    1名
  レインボー     1名
 公共経営改革   1名
 無所属         1名 

その後、議員控室の割り振りについて話し合いました。

ウチの会派「せたがや政策会議」は3人になってしまったので、これまでの控室からもっと狭いところに移動です。“北方領土”と呼ばれている(?!)、エレベータから一番遠い、奥の奥、の部屋になります。

午後1時から議員全員協議会が開催され、議会構成と議員控室のことが確認されました。

本来であれば、議会の構成によって議員控室も柔軟に変えることができればいいのですが、部屋の仕切りを変えるにはかなりのお金がかかります。できるだけ、現行のまま、お金をかけないで割り振る、と、各会派一致しているので、公明党控室は、また今回も、一人頭の㎡数がとても少なくて気の毒な状況です。社民党の部屋は窓がないし・・・。

控室と言っても、執務室と呼んだ方がいいのでは?と、共産党から意見が出ましたが、そう言われてみるとそうですね。特に私は事務所を持っていないので、区民の方にお会いするのも控室のことが多いです。

明日は、新人議員研修。明後日からまた“各派代表者会議”が続き、委員会の割り振りや正副委員長ポストのことが話し合われる予定です。

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選挙の公費負担について(その2)

2007年05月06日 | 議員活動
(写真:先日、取れたてのソラマメを知人が送ってくれました。さっと塩茹でして食べたらとってもおいしかったです!)

公職選挙法で公費負担があるのは、以下の3種類です。
①選挙用ポスター作成費(後日請求する)
②公選ハガキ郵送料(区議は一人2,000枚。請求しなくても公費で出させるもの)
③選挙カーに関するもの(レンタル料、運転手代、ガソリン代。後日請求する)

今日は、選挙カーに関する経費について報告したいと思います。

「選挙カーのレンタル料金」1日の限度額は、15.300円(7日間で10万7.100円)。

私の場合は、ハイブリッド車のトヨタプリウスを借りましたが、1日7.530円(7日間で5万2.710円)です。

「運転手代」1日の限度額12.500円(7日間で8万7.500円)。この金額で、プロのタクシーの運転手さんをお願いしました。

この他に、ガソリン代も請求できますが、ガソリンスタンドを決めて契約書を交わして・・・と、公費負担の請求はとても面倒なので、私の場合、ガソリン代は自己負担として公費の請求はしていません。ちなみに、7日間でかかったガソリン代は7.000円弱です。(さすがプリウス、燃費がいい)

選挙カーについては、以前にも書きましたが、私の中で大変大きな課題として残っています。

インターネット上に、「(選挙カーには)1週間で1人の議員当たり70万円近くも使われている」という書き込みがありましたが、(私の場合14万210円ですけれど)仮に限度額いっぱい使ったとしても、19万4.600円+ガソリン代ですから、70万にはならないし・・・。

どうしてそんな情報が?と思ったのですが、もうひとつ、選挙カーの代わりに、運転手つきのハイヤーを借りても公費負担の請求ができる、というのがあります。ハイヤーだと1日の限度額が6万4.500円(7日間で45万1.500円)なので、ぐっと高くなります。

・・・が、それでも70万円まではいかないですし、そもそも、選挙カーの代わりにハイヤーを使う人って、いるのだろうか?調べていないので正確なことはわかりませんが、今回の選挙ですれ違った人たちの中にはいなかったように思います。

とはいえ、有権者の方々の不満はもっともなところから発生しているのだと思います。政治(政治家)に対する不信感。

私も、国会議員を見ていると、あまりにもひどい!!と思うことばかりですから、その気持ちがよくわかります。だからこそ、一番身近な地方議会から、透明性を持って改革していかなければ!と思うのです。


選挙カーに話を戻しますが、他の議員のブログなどでも同じことが書いてありました。

「うるさい!と怒鳴られたり、選挙カーを走らせて名前を連呼しているヤツには投票しない!と言われたりする一方で、ずっと待っていたのにどうして来なかったの?この辺は回らなかったの?マイクの声を聴いて、玄関から飛び出して車を追いかけたんだけど間に合わなかった~!、2階の窓から子どもと一緒に手を振ったんだけど見えなかった?・・・と楽しみにして下さっている方もたくさんいる・・・どうしたらいいのだ?!難しい、悩ましい」という状況なのですよね。

ああ、本当に、みんな同じことを感じているんだ・・・と思いました。

インターネット上の書き込みには、こんな意見もありました。

「私の 94歳でなくなった祖母は明治生まれでしたが 平塚らいてうさんや市川房江さんを尊敬し 女性の参政権を勝ち取るまでを 見てきた女性です。選挙に行きましょうと 皆に訴え 支援する候補者には 自ら選挙カーにのり 健全な政治をめざす候補者にずっとエールを送っていました。確かに 体調が悪かったりすると うるさいなあと思う日もありましたが 区議の選挙運動期間は一週間ですし とても主婦には身近な存在ですから どんな方が立候補されているか どんな考えを持っているかを実際に顔をみて知る一つの方法だと思います。時間を短縮するなり改善の方法はいくつかあるはずではないでしょうか」

なんだかじぃ~んと来てしまいました。

いずれにしても、選挙カーの取り扱いについては、今からよく考えようと思います。

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選挙の公費負担について(その1)

2007年05月05日 | 議員活動
(写真:市民活動団体が祖師谷公園に飾った“100匹の鯉のぼり”を見に行きました。雄大ですばらしかったです!!鯉のぼりは地域の子どもたちが作成したものだそうです)

選挙の公費負担について、あちこちで様々議論されています。チラシも選挙カーも必要ない!という声も耳にします。

確かにその通り、と思うところ大です。

インターネットが認められれば、一番お金がかからずに、多くの方々に一斉にお知らせができるのに。もし、インターネットから情報を得ることがスタンダードになれば、選挙カーで区内を走りまわって知ってもらう、お金をかけてビラを撒く必要もなくなるのに・・・と思います。

国会でインターネットの解禁を拒んでいるのは自民党かと思ったら、公明党なのだそうですね。世田谷区議会では、公明党の議員の方々は、インターネットツールをかなり積極的に使っている人が多いのに、国会はどうなっちゃっているんでしょう?(詳細は、このサイトの4月29日のところを読んでみてください)

とはいえ、インターネットが解禁になっただけではやはりダメなんだと思います。それがスタンダードな情報源とならなければ。特に高齢の方々は、まだまだパソコンから情報を得るのは苦手、という方が多いですし、意外と、若くても、メールも携帯のみで、インターネットはほとんど使わない、という人が結構いるんですよね。

あくまでも、インターネットは補助的ツールでしかない、というのが実態だと思います。

いかに私費も公費も使わず、お金のかからない選挙できちんと有権者の皆様に情報が提供されて、選ぶ資料が揃うか?というのが今後の課題でしょう。

とはいえ、公費負担が定められているのは、「お金持ちだけが立候補できる(選挙運動ができ当選できる)ことを防ぐため」、「多くの人に立候補の機会が与えられるようにするため」にあるのだと思います。

ですから、ただ単に、短絡的に、選挙にお金(税金=公費負担)がかかることを全面的に否定する、ということは、選挙という民主主義の根幹を否定することにつながりかねない発想ではないか、それは危険なのではないか・・・と危惧されます。(これは、私が候補者だからそう言っているのではなくて、いち有権者の立場でも同じように考えます)

民主主義(を保つため)のコスト、というものは必ず必要だから、です。

ただし、“費用対効果”を考えることも重要である、と思いますが。

今回の選挙では、選挙カーについての課題が残った、ということを書きましたが、それも含め、選挙と公費負担に関すること、お金にまつわること、選挙について考えたことを、何回かに分けて、区政報告・日常生活の報告の合間に書いてみようと思います。

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2007年05月04日 | 議員活動
(写真:当選祝いにいただいたゆりの花。花びらが黄色の変わった種類です。部屋中がすっごくいい香りです)

ゴールデンウィーク、いかがお過ごしですか?

私は、選挙後はずっと、時間があれば片付けに追われていますが、今日はタイから一時帰国している友人と“スパ・ラクーア”に行って来ました。開店直後に行った切りだったので4年ぶり・・・。温泉は気持ちがいいですねぇ・・・。やっと少し疲れがとれた気がします。

さて、この「田中優子活動日誌ブログ」ですが、昨年1月から開始して1年4ヶ月が過ぎました。

それまで(2005年末まで)は、「田中優子ホームページ」上で、活動日誌を毎日更新で頑張っていたのですが、ホームページの方はアクセス数が途中で途切れてわからなくなってしまっているので、今はこのブログのアクセス数が参考になっています。

私が使用している“グーブログ”には、現在77万1300件ぐらいのブログがあるのです(毎日増え続けています)が、4月22日と23日に、私のブログが初めて“ランキング入り”しました。

“ランキング入り”のお知らせは上位1000件までとなっています。

投票日の22日が900位ぐらい(もう情報が消えてしまって詳細がわかりません)、23日が306位、でした。

「やはり選挙の時は関心を持ってみてもらえたのかな?」と思いましたが、公職選挙法で禁止されているという解釈から「22日までの一週間はブログの更新をしていなかった。だから、22日とか23日には更新されているだろう」と、ただ単純に一週間見ていなかった人が一斉にアクセスした、というだけのことかもしれない・・・ですね。

興味関心を持って見てもらえたとしたら、投票日よりも前でなければ意味が無い、ですよね、選挙的には・・・。なーんだ、そういうことか・・・とちょっとがっかりしちゃいましたが・・・。

それでも、今のところ、区政報告や活動状況をお伝えするのはこのブログが一番便利な手段ですので、できるだけ続けていこうと思っています。

いつも見て下さっている皆様、ぜひ、お知り合いにも宣伝していただけたらと思います。(よろしくお願いいたしまーす!!)

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