横浜焼売(シウマイ)物語2024

2年ぶり再開。ハマっ子のソウルフードは崎陽軒のシウマイ。漫画書き柴犬溺愛。落語らぶ。晴れ時々ランニング、更新随時

MY HOMEギジェ・グラフィティ#7、今日で6月はおしまいだけど、再録シリーズは来月も続くのでヨロシクね。

2011-06-30 | 絵仕事


大学も自宅から通える距離だったので、寮に入っているとか下宿している人とかは、無条件に『すごい!』と思ってました。

私の通っていた大学も地方からの学生が多く、当時、学校周辺には賄い付きの当学学生専用下宿というのがいくつかありました。

その下宿の一つに住んでいた先輩から聞いたホントかウソか分からない話をひとつ。

そこはアルバイトや奨学金でやりくりをしている貧乏学生ばかりの男子専用賄い付きの下宿。管理人夫婦と老犬が一緒に住んでいる。下宿なので一応門限があって玄関は決まった時間に閉まるが、アルバイトで遅い学生のために特別に裏口を開けていてくれたので、アルバイトが唯一の収入である学生にはなかなか住み易かったらしい。下宿代も安いが食事もそこそこ。カレーやシチューには肉片が入っているのが宝くじに当たる確率くらいの高倍率。
ところがある夜の食卓にのったカレーには肉がゴロゴロとはいっており、下宿のみんなは久しぶりの肉の味を堪能した。そこへ、アルバイトで帰りが遅く、いつも裏口から帰ってくる学生が、食堂に入ってきた。

『ねえ、○○(老犬の名前)、小屋にいないみたいだけど?』


偶然、その日の午後、老犬が老衰で亡くなったのは事実。
しかし突然増えた肉との因果関係は証明されていない、そうです。



メモ;3コマ目のネームを一部変更。