横浜焼売(シウマイ)物語2024

2年ぶり再開。ハマっ子のソウルフードは崎陽軒のシウマイ。漫画書き柴犬溺愛。落語らぶ。晴れ時々ランニング、更新随時

7分間の新幹線劇場を、すべて一冊にまとめることはできないけれど

2012-10-22 | BOOKS & DISCS

新幹線お掃除の天使たち 「世界一の現場力」はどう生まれたか?
遠藤 功
あさ出版


人の命や心が粗末にされています。
「個人」「個人」とさけんでいるうちに、
みんながたったひとりで生まれて生きているかのように錯覚しちゃったのかもしれない。

悪い言葉は気持を悪くします。
愚痴は気持を暗くします。
自分も聞く相手も。
相手を罵ってスッキリした、なんて本当はうそ。
だってその次はもっとひどい言葉で罵りたくなるはず。
どうしてかというと、そういう悪い言葉は自分が真っ先に聞くからなのだと、教わりました。

この本は、いいことばかりかいてある、という人がいるかもしれません。
それは誰かを批判したり、責めたりする文章がおそらく一行もないからです。
もちろん自画自賛や特定の誰かへの謝辞もありません。
それは事実だからです。
衿を正して、きちんと座って読みたくなります。
ここでとりあげられている人たちが、
これまでに決して順風満帆ではなく、
いろいろな思いをかみしめコツコツとささやかな幸せを大事にしたいと生きてきた
ごく普通の人たちなのだと想像できるからです。

amazonで注文して届いて、開けてちょっとだけ読もうとおもって‥そのまま夢中。
一気に読み終えていました。
ちょっとほろりとして、少し姿勢がよくなった気がしました。


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