横浜焼売(シウマイ)物語2024

2年ぶり再開。ハマっ子のソウルフードは崎陽軒のシウマイ。漫画書き柴犬溺愛。落語らぶ。晴れ時々ランニング、更新随時

地球温暖化が取り持つイタリア生まれのブラッドオレンジと愛媛のみかん農家との関係は?!

2012-05-11 | 日常茶話
以前描いた、愛媛宇和島の清五郎農園の通販カレンダー。

3月のところに注目。タロッコ、モロというブラッドオレンジがあるでしょう?
旬は3月から。タロッコは5月初旬まで食べることができるそうです。(こちらの農園での通販扱いは終了。5月後半からは河内晩柑にシフト)

ブラッドオレンジというと、イタリアンレストランで定番のソフトドリンク、ジュースとして知っている人は多いのではないかしら。
でも、本当は果実のまま食べても美味しいこと、そしてそのブラッドオレンジが日本の四国、愛媛県の宇和島でも生産されてること、ご存知でしたか?
かくいう私も、清五郎農園のブラッドオレンジを実際に食べるまではまったく知りませんでした。
実際農園に取材に行って、ブラッドオレンジの若苗を見せてもらったときも
『え?ブラッドオレンジってイタリアのジュースにするオレンジでしょ。え?生でたべられるのかな?』と思ってました。
「来年から市場に出すので是非食べてください。ホントに甘くて旨いですよ。』という農園主の田中さんの力強い言葉にも半信半疑だったのです。

これが宇和島で育つブラッドオレンジ(撮影は11月)。表皮はまだ黄色です。

3月、食べごろになると濃いオレンジ色に。

切り口はこんな感じです。

ひとくち食べてびっくり!甘くてコクがあって香りが豊か。
やだー!!お菓子みたい!
半信半疑だったあの時の自分を叱り飛ばしたいくらいの衝撃でしたよ。

実はブラッドオレンジの名(blood=血)の由来は表皮ではなくこの果肉の色から、なのです。
この赤い色素は、眼精疲労に効くといいわれるアントシアニン
さらに、美白効果が期待されるポリフェノールもたっぷり含まれています。

イタリア原産のブラッドオレンジが輸入解禁されたのが2005年です。
日本人にとってはまだなじみが薄いのは当然といえば当然。
同時に年間を通じて味わうことことができるジュースのほうが目に触れる機会も多いのも事実ですね。

しかし解禁から6年間、宇和島のみかん生産者さんたちは、このブラッドオレンジ普及のために国内生産を目指して努力していたのですよ。
さらに思わぬところから援軍が…!
それが地球温暖化。
おかげで?年間平均気温が16~17℃という愛媛県宇和島の気候がさらに地中海気候に近くなったのです。
ここに本場イタリアにひけを取らない(もしかしたら本場以上の)宇和島産のブラッドオレンジが誕生したのでありました。

さて、こちらは新橋駅の銀座口から歩いて1分のところにある『せとうち旬彩館』

ここは香川県と愛媛県のアンテナショップです。
先日、前出の清五郎農園のオーナーである田中さんが、JAえひめ南の人たちとブラッドオレンジの宣伝販売に上京していると聞いて、妹と駆けつけました。
これはJAえひめ南の販促用パンフレット(一部)です。

おお!このオレンジ色はまさしくブラッドオレンジ!

並んでいるのはタロッコ。果実は今年これで最終。

そして今回のおすすめはジュース。これなら、一年中楽しめますもんね。コクがあるのに後味爽やか。いくらでも飲めそう。
実は左上に移っているジューサーも隠れたおすすめ品。東京都の食品販売なんちゃら~の規制で、ここで実演はできないのだそうです。が、単純な作りながら手軽にジュースが絞れて、片付けも楽々の優れものです。(田中さん、談)さすが、みかんの名産地!

そんなわけで、愛媛産のブラッドオレンジをよろしく~

おまけ;せっかく物産館にいったので、愛媛県の個人的なおすすめ品の一部もご紹介。

左奥から『じゃこ』『じゃこ天』『松山あげ』『ブラッドオレンジ』『あげ巻』

ああ、また行きたいなー.愛媛。

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