東京駅周辺はヒートアイランド現象を軽減すべく、再開発の真っ最中。
まだまだ工事は進行中だそうですが、ようやく改修工事が終った東京駅舎を丸の内側から撮ってみた。
(とても全景はいりきらなかった。)
東京駅は太平洋戦争の末期、空襲でその殆どを焼失。
*上の写真のみ、出典は「マッカーサーの見た焼跡―フェーレイス・カラー写真集 東京・横浜1945年」(文藝春秋、1983年8月)p34-35
戦後再建されたものの、当初の特徴であったドーム型の屋根などは失われたまま。
2007年の東京駅
2014年の東京駅
両翼のドームと、三階層が復活。
シルエットが優しくなりました。
改札口の天井の美しい事。
建設当時の日本は今よりずーっと貧しかったのに、当時の建築物の何とも言えぬ豊かさはどこからくるのか知らん。
美しいだけでなく、関東大震災を経験して当時としては最高水準の耐震技術も駆使しているという贅沢さ。
再開発にあたって、あえて当時の建物を復活させる事を前提にしたお江戸の都市計画がちょっとうらやましい、と感じたのであります。