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一人の自由人権主義者が狙われた訳『MLK/FBI』⭐️5

2021-01-24 07:48:54 | 映画から見える世の中の動き
一人の活動家が国家に狙われ、最後には何者かに射殺される悲劇、ドキュメンタリー映画は、刺激的でもの悲しい。当時の人種差別主義者はまさに偏見とみえる。キング博士の言葉「I have a dream」は自分の運命を予期していたかのように聞こえる。「正義と悪」は米国の基本法のような魂だが、その国が正当化しようとする活動家を監視し、敵視していたことはあまりにも残念だ。だが、悲しいことに歴史はこういった犠牲の中から多くの自由人権活動が見出されていることだ。
現代でもそうだが、権力を持った人々にとっては自分たちが管理する変化は許容範囲にはないのだ。また、政局の中心にメスが入ることは許されることなく、法を上手く潜って正当化させ取り除こうとしたことだ。
『私たちには今日も明日も困難が待ち受けている。それでも私には夢がある。
Even though we face the difficulties of today and tomorrow, I still have a dream』
『MLK/FBI』(Martine Luther King, Jr./FBI)
1963年8月28日、水曜日、ワシントンでの有名な演説だが、マーティン・ルーサー・キングジュニア博士は、アメリカの英雄として記憶されている。橋を架ける人、賢明な政治戦術家、そして道徳的指導者として。しかし、歴史を変える政治的キャリアでは、彼はしばしば国家の敵のように米国の諜報機関や法執行機関によって扱われた。このドキュメンタリー映画では、FBI長官J.エドガー・フーバー(1924~1972)の人種差別主義者が、50年代から60年代を通してキングの活動を監視し、歴代の大統領への忠告を忘れなかった。FBI長官はJ・フーバー氏はキング博士(妻と4人の子供)を超危険な人物として扱った事だ。以前より、民衆の「自由への叫び」を阻止すべく、その影には白人で弁護士のスタンレイ・レビソンがキング博士を支援をし、一時ケネディー大統領は支持していたが、スタンレイは過去に共産主義の仲間でFBIが注視する要因を作った。スタンレイ氏の共産主義・ロシアとの動きからキング博士はFBIから盗聴、盗撮される事になり、全ての行動を監視されていた。1964年にはキング博士がノーベル賞候補になるとフーバー長官はキング博士を嘘つきだと批判し嘲笑した。遂に1968年4月4日、39歳のキング博士はホテルのバルコニーで何者かに射殺された。2027年には封印された司法テープが公開されるという。 墓碑に掘られた言葉は『Free at last, Free at last, Thank God almighty  I’m Free at last』